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つまりチュートリアルです

 おおぅ、訓練所デカイな。サッカーコート2面分はあるんじゃないか?前衛職と後衛職とで二手に分かれてるし、上手く分けられてんな。

 んー、教官みたいな人が見当たらないな。勝手にやるのか?いや、ここは王道として教官に師事するでしょ!


 おぉ!それっぽい人いた!突撃だ!


「すみません!」

「ん?おぉ!よく来たな!訓練所で教官をしてるコウテツだ!」


 よっし!当たり!このまま行くぜ!


「初心者なのですが、何をすればいいかわからなくて…それで指示を仰ごうかと思いまして」

「そうか、分かった!ならまずは説明からだな!」

「よろしくお願いします!」


 連れられるままに的の前まで来ました。


「よし。とりあえずこの剣を持って斬りつけてみろ!」

「おりゃ!はっ!せいや!」


 袈裟、逆袈裟、突き。こんな感じかなっとやってみる。


「そしたら次に、訓練用の剣術スキルを付けてやる。そしたら同じようにやってみろ!」


 ログに【『剣術スキル(訓練用)』を取得しました】と出たし斬ってみるか。


「せい!はっ!でやぁあ!」 !??


 なんだこれ!1度斬ってからの繋ぎがスムーズになった!


「どう動かせばいいか分かるだろ?これがスキルだ。無くても振れんこともないが、ある方が確実に良くなるってことだ!」

「なるほど…」

「それじゃ次は魔法やってみるか!」

「おぉ!!」


 ファンタジーキタ━(゜∀゜)━!

【『火魔法(訓練用)』を取得しました】


「魔法は威力が強くなるほど『溜め』の時間がかかる。初めに『ファイアーボール』を。次に『ファイアーアロー』を撃ってみろ!」

「よぉし!『ファイアーボール』!!」


 手のひらサイズの火球が飛び出して的を焦がした。


「『ファイアーアロー』!!」


 指二本分の太さの矢が飛んでいき、的を貫通した


 ファイアーボールだとすぐに発動したんだけど、ファイアーアローだと1秒くらい発動までに間があったな。これが『溜め』かな?


「速度を上げて貫通する分ファイアーアローの方が『魔力』を消費する。魔力は『溜め』の時に身体を巡っているものだな。

 ファイアーアローが発動できるほどの魔力を、ファイアーボールを発動させる前に注ぎ込むと、手のひらサイズからバレーボールサイズへと変化する!

 ここで気を付けて欲しいのだが、魔力を注ぎ込み過ぎると魔法は発動せずに爆発する。コントロールが大丈夫ってことだ!」


 こりゃ魔法も実験が面白そうだな…


「おし!訓練はこんなところかな!それじゃスキルを5つ選択してみろ!無理して5つ埋めなくても後から選択できるからな!」


『スキル選択を始めます。終わりましたら「完了」を押してください』


 んー、いろんなスキルあるな。まぁどれも初級からだよな〜


 初めから決めてた『初級格闘術』『初級薬師』は確定だな。面白かったし魔法選ぼう!『初級水魔法』これだ!便利そうだな。


 更に、下の方にあった『念話』というスキルも取得する。

 このスキルは『念話』を持つ者同士で声に出さずに会話できるってものみたい。一見ゴミスキルっぽいけど、何故か取らないといけないっていう気持ちにひっぱられたんだよ。

 以上でいいかな。いろんなところを見てから必要なものを選んでいこう。


「完了っと。」

「終わったか!スキルの枠はレベルが5の倍数の時に追加されるからな!

 俺から伝えることは以上だ!他に聞きたいことはあるか?」

「職業はどうやったら変わりますか?」

「この世界での行動次第だな!お前が格闘術で生きていくなら職業は『武闘家』になり、魔法を使っていくなら『水魔法使い』になる。

 まぁ5レベルまでは『冒険者』で固定されているから、就きたい職業に関係する行動を取ればいい。職によってステータスの上がり方が違うしな。

 他に何か聞きたいことはあるか?」


「大丈夫です」

「また何かあれば来い!いつでも歓迎するぞ!」

「ありがとうございました!」



 こんな感じでチュートリアルが終わった。さてと、ミコトにメールしないとな〜。

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