住人とのふれあい
ランク100超えてからようやくヨダ爺引いたので投稿です。
何事もなく北門付近に着きました。
んじゃギルド行きましょうね
珍しいのか、レーベがキョロキョロしてるのが可愛い。
ケットシー?俺と手を繋いで歩いてるよ。
道行く人がこっち見てるけど、モフらせてやらんからな!
「あの!ぼうけんしゃさん!」
「ん?」
おろ、幼女に声かけられちった。
「どうしたんだい?」
しゃがんで目線を合わせて話しかける。
「あの、わんちゃんたちをさわらせてください!」
ぎゅっと目をつむってお願いしてきた。
「行け!レーベ!」
モフらせてやらん?はて、何のことでしょう?
ぴょんと飛びついてじゃれるレーベ。人懐っこくて良い子ですわ。
満面の笑みの幼女とわんこの親和性ね。
若いお姉さんや人の良さそうなおばさんなんかは微笑んで行くんだが、厳つい大男なんて口元を手で抑えて顔背けてるぜ。
あのおっさん絶対イイ人やろ。パーティーメンバーに揶揄われてるけど。
ほんわかしてると、幼女の友達が集まってきた。
レーベもみんなに挨拶してるし、瞬く間に人気者となった。
その後もケットシーももふられたり、仲良く追いかけっこしたりで、幸せな時間を過ごしていた。
子供の笑顔ってのはいいもんだ。
「えへへ!おねえちゃんありがと!」
「おう!どういたしまして!」
「これあげるー!」
そう言って小さなミサンガをくれた。
「ありがとな。折角だしレーベに付けてあげてくれるか?」
「うん!」
右前脚に結ばれたミサンガが誇らしいのか、レーベも胸を張ってドヤ顔してる。尻尾振りすぎですよ。
「おねえちゃんまたね!」
「またな!」
「バイバーイ!」
幼女たちみんなが別れを告げて、にこやかに走り去っていった。
俺は手を振り返して見送った。転ばないか心配だ。
「んでゲッコウ。逃げやがったな?」
『な、何のことだ?』
「ケットシーも撫でられに行ったってのに。次は撫でられてもらうからな!」
『むう…仕方ない…』
また会えるといいな。
あ、ギルドに行かないと。




