一章終了時でのキャラ紹介
一章のネタバレになる部分があります
リーゼ・アランダム 墓碑職人
年齢 : 二十三歳 大陸暦0333年産まれ(拾われた時からの逆算)
種族 : 人族
術式適正 ・土
何より先に指揮官、としての自分を優先する男。その次に人が来る。
元は指揮に関して才能のある普通の子供だった。内乱中に親しい部下を切り捨てる選択をしてから、また恋人となったユーファを作戦に使ってから子供故の視野の狭さ、元来の真面目さが災いして英雄としての道を歩む。隊長を辞したのは最後に残った普通の人間としての感情から、部下が死ぬ際に残した遺志を継ぐ事を決める。
作中では天才っぽく、真面目っぽく書いてるが(真面目なのは事実だが)隊長を辞めたことからわかるように自分勝手な部分が多い。責任を果たすためと言いつつ責任から逃げている。
それでも現実的な判断を下そうとするのが狂っていると評された原因か。
リーゼさんが果たそうとしているのは ・内乱の阻止 ・帝国の妥当 ・王国民が幸せになる の三つ。
実質不可能な目標を実現しようとしている。
通称の墓碑職人というのは
墓碑 = 死者を背負う者 職人 = 無慈悲 という意味で付けられた。
戦闘に関しては、肉体的には一般兵と同等。術式を使うが抜群に上手い。ただ多様性がないのが欠点。
ある程度の実力者と戦うとすぐに見抜かれる。防戦に関しては準一流と言った所か。
術式は低位以下の術式なら使いこなせる。
成長性があるとしたら武器とかそのぐらい。隠された力などは無い。
幸運は少ないが悪運は強い。ベルグとの戦いがいい例。アインスベとの戦いは毒を使っていたし、後ろにはリベイラも居たため打算で勝った。
一章の時点で特務についてある程度は理解したため、次回からはそこを踏まえての運用を行なう、はず。
別に友人を殺す事に躊躇いがないわけではない。
書く上でかなり面倒なキャラ。展開を先読みされる上に勝手に情報を集めたりばらまくのでやり難いったらありゃしない。なお通常状態のアインスベと戦うと相手のダイス目が10ターンぐらい全部ファンブルでギリギリ勝てるかかなぁってレベル。
【容姿】
髪は金髪。大体首までの長さ。邪魔にならない程度にある。
瞳の色は青色。顔はどこにでもいるような顔立ち。特別に端麗というわけでも、不細工でもない。
身長は百七十センチあるかないか。
右利き。
ハルゲンニアス・ワーク 狂犬
年齢 : 二十七歳 大陸暦0328年産まれ
種族 : 人族
術式適正 ・火 ・水 ・雷 ・物質生成
面倒くさがりで堕落主義。国に復讐する事を願っている。煙草を吸っているが、薬はやっていない。口ではなんだかんだと言いつつ麻薬は好きじゃない。産まれながら何事もほどほどでいいと思っている部分があるため、真面目に物事に取り組まない。敵に情報を渡しながらその後を完全に放置する上、証拠の隠滅にも気を配らない。
殺すなら殺して欲しいが、自殺は絶対に出来ないという縛り。殺されそうになった時には全力で相手を殺すというちぐはぐな行動を取る。
そこら辺は過去に色々あったから。ニアスに関しては二章で語られると思う。
意外に律儀なところとかがある。書類仕事とかはあまり出来るほうじゃないが、やれと言われれば時間はかかるが少しはやる。口ではなんだかんだと言いつつ、ルカやイニー、他の面子を気にかけてるところからきっと世話焼きな部類ではあるんだろう。
戦闘は近接戦では軍隊式の格闘術や戦法などをアレンジした戦い方をする。ある程度は遊んでから、または自分で縛りをして殺す癖がある。
炎術以外の術式を滅多に使わないのは隠しているため。特務部隊ではいつ自分が殺される立場になるかわからないので、奥の手や切り札は隠しておくのが正解。
戦闘センスは天才的なものがある。ただ本人が面倒くさがりなので今以上に伸びるには何かが必要だろう。まぁ、天才とは言っても二十座レベルには届かない。一流だが超一流になることは出来ない。
それでも器用なので何でもこなせるのは強み。
武器は三格神具の剣。特筆する事もない。
一章で隊長についてはある程度の理解をしたので、徐々に判断していく。
二章では意外な一面が見られたら面白い。
【容姿】
赤と金色の斑色をした派手な髪。髪は短い。瞳の色は青色。
顔つきは、若作りしてるおっさんという感じ。ただ普通に格好いいけど。
基本的にへらへらしてる。パイプを常に銜えている。
小城の中では縞々の囚人服を着用。外では赤とオレンジの派手な服を着ている。
身長は170センチの後半。
左利き。
アイルカウ
年齢 : 六十八歳(人族換算で12~14程度) 大陸暦0288年産まれ
種族 : 鬼族
術式適正 ・風 ・光 ・身体強化
明るく前向きな子供。無邪気で他人の言葉はあまり疑わない。自傷癖がない以外はただの明るい子供。
ただ、過去に色々とあったので一回転して普通の子供のように見える。
環境から殺意に敏感。殺しにかかる一撃はちゃんと避けるが、逆に言うと殺されない一撃は喰らってしまう。
それなりに人生経験があるのは伊達ではないため、達観している風な事を言うが鬼族で七十歳近くとも成長を考えるとまだまだ子供の範囲。
ルカと呼ばれないことを嫌がるのは過去に色々あったから。
死線を越えている回数がおそらく特務ではダントツに多い。ただ自分で何かを判断する事が苦手。
そこらは逆に子供らしいかもしれない。全体像を見れば歪な部分があっても従順な子供。
近接戦闘では八軍でも五指に入る。というか地上で戦えばウィニスよりも強い。イニーとは戦闘方法が違うが同等程度の実力。
力押しかと思えば、武術的を習った片鱗を感じさせる動きもする。ただ絡め手に弱い。ニアスのような飄々とした相手は苦手。
大抵の相手は腕力と武術で対処できるため術式は格闘戦の補助代わり。と言うより戦闘用の術式をあまり覚えていない。遠距離から一方的に攻撃されるとやや苦しい。
近接戦では、この年齢でこの実力というのは才能もあるが、経験から。
武器は三格神具相当『虚砕き』というとんでもなく使い難い武器を持つ。
作はイニーの武器を作った人物と一緒。
二章ではルカが色々と動く。
おそらく一章と印象が変わる。
なお、一番動かしやすい。
【容姿】
髪の色は赤。首元までの長さ。そんなに長すぎない。瞳の色は赤。
皮膚の色はほんのり赤色。色々な部分に包帯を巻いている。巻いてない部分は傷跡だらけ。
背は低い。大体140センチくらい。
普段から笑顔。むしろ、笑顔以外の表情になる割合は低い。
患者が着る服を着ている。外に出る時は、適当に男物、女物でもある物を着る。
両利き。
イニー・ツヴァイ
年齢 : 不明
種族 : 人族
術式適正 ・土 ・物質生成 ・身体変化
陰鬱とした雰囲気を持つ少年。ルカとは正反対。もしも殺人嗜好が無ければ……まぁ、暗いただの少年だったと思う。
おそらく作中で最も薄い性格だと思われる。そりゃ殺すしかしてないので。特務の領域に死体があったら大体イニーのせい。
イニーにも過去に色々とあったんだけど、うーん。正直、何も紹介すべきところがない。
経験が薄いわけでもないし、訓練もしているのだが。それでも積み重ねてきたものを感じさせないのが特徴と言うべきか。
他のメンバーを殺さないのは、殺さないで居た方がこの先の多数を殺せるから。そういう妙に合理的な判断を行なえる。長く一緒に居ても誰かに情が湧くような奴じゃない。多分、特務が殺しにかかったら嬉々として他のメンバーも殺す。
何でもかんでも文字通り切り捨てる。殺意だけで生きている部分がある。
特務は重罪人が主な構成メンバーだが、イニーは他のと比べて罪の重さが段違い。
王国の最高刑に処された経緯があるため年齢は一応不明のまま。外部から何をしても性格は変わらない。自己完結ここに極まってる。
戦闘は短剣を主に使っている。ルカと同程度の実力を持つ。戦闘は完全に独学。戦って強かった相手の戦法を取り込んでいく。色々な相手の戦闘を見せればそのままイニーの糧になる。
しかも殺し方に関しては特務でも随一。苦しめても良し、あっさりでも良し。
けれど生きている相手を殺すのが好きなため、そういう部分を見てから殺す。
自己回復と戦闘用術式しか覚えてない。完全特化型。世界で一人になったら獣でも殺して食う原始的な生活を行なうと思う。
回避力がどんなもんかと言うと、ROで言う修正前のAgi型だと思ってもらえればいいかもしれない。
武装は『骨喰い』あれは一見して強いけれど実際に同じ部分だけを切るのは無茶があると思う。
二章でも戦闘シーンぐらいしか出せないかな。
どう考えても信条を曲げないので、使い難さといったら無い。出番が少ないのは、こいつを出すと普通に話してても気が向いて殺しにかかるのが怖い。そうなると大抵の奴は死ぬ。
【容姿】
髪の色は、鈍い金。滅茶苦茶長い。腰まである。
瞳の色は淀んだ青色。
陽の光に当たらないため、不健康な白い肌。大体150cm前後。
大体無表情。殺す時だけは微笑みを浮かべる。
拘束されてない拘束服を着ている。外に出る時は大抵殺すことなので動きやすい服装。
両利き。
ダラング・ハーベー
年齢 : 七十二歳(人族換算で22~24歳程度) 大陸暦0284年産まれ
種族 : 猫族
術式適正 ・火 ・風 ・光 ・空間
特務が誇るクールビューティー。研究をしていたら捕まった。研究内容はご想像に御任せ。
自然に~や不自然に~言うのが口癖。他人にあまり干渉せず、だから他人に干渉されることを嫌う。
学者としては天才肌。何でもすぐに吸収して実践をせずにはいられない。
研究と実践を最優先で行なう。それ以外にはあまり興味を持たない。人体実験も行なうため研究材料にならないよう気をつければ極めて安全な人材。
あまり何かに反応しないし、危機意識などはなく興味の赴くままに生きている部分がある。
危険に一番鈍感な人物かもしれない。
過去に色々あったからのこの性格ではなく、この性格だから色々やらかした。
元が学者なため戦闘は得意といえるほどではない。誰かの援護があった方が戦いやすい。
近くに寄られても術式での対処を優先するのは戦闘経験の少なさからと言うのもあるが、近接戦闘が苦手なため。近接にまで追い込まれて術式を封じられると、リーゼでも圧勝できる。
ただ本人は学者のつもりなので戦闘はある程度で十分だと考えている。
暴発しそうな術式を空間系術式でストックし、それを開放するので手数の多さはかなりのもの。
適正のない術式でも一応上位までは扱える。扱えるだけで使いこなすまでは出来ない。
二章では出番が少ない。
出番が来るとしたら、三章か四章あたりかな。単体ではあまり出したくはない。
【容姿】
髪の色は栗毛色。耳も栗毛。尻尾は出していない。理由は邪魔だから。
瞳の色は茶色。髪は長い。普段から縛ってある。暇なので、たまにツインテールとかにしてる。
余り表情を動かさない。実験してる時くらいは楽しそうにしてるけど。
普段から外でも歩けるような服を着てる。服装に関しては一番普通だと思う。
胸は小さい。あっても邪魔だとか凄い思ってる。
身長は百六十センチあるかないか。
右利き。
ムーディル・ラクラントス
年齢 : 百十八歳(人族換算で35~40歳程度) 大陸暦0238年産まれ
種族 : 有翼族
術式適正 ・水 ・氷 ・闇 ・時間
特務随一の変人、かもしれない。何かを解体するのが好き。人でも物でも。
過去に色々とあってこんな性格になってしまった。
解体する術式を目指す、といっているが実際の所はどんな術式なのか不明。ムーディルの脳内には漠然とした完成形が頭にあり、それを目指して研究している。
術式の可能性を追求する者としては一番正しいのかもしれない。
彼が得意とする『墓標の天幕』は嘆きを意味する単語があてられている。術式の名前は基本的に好きにつけるものなので、何を思い描いて術式を組んだのか想像するのも楽しい。
元は術学者。それが色々とあって術士になった。戦闘経験は意外に豊富。近接戦闘は苦手だがそれを補うように術式を組み上げる。ヒロムテルンと対等に渡り合えたのは経験を生かしてるため。
喧嘩早いが、殺す気はあまりない方。殺すならば解体して殺すという哲学を持つ。
戦闘は得意だが信条のために余り戦う場面は見られない。誰かの援護を行なっての戦いが得意。
直接的な破壊力はない術式が多い。どちらかと言えば絡め手を得意としている。
一応、近接では棒による戦闘が行なえなくもないが、その実力はお察し。ただ兵士と一対一でなら術式なしでもある程度は生き延びることが出来る。
とは言え基本は学者よりの思考なので戦場に出るのは好きではない。
人でなくても解体は行なえるのだし。
二章では出番が少ない。三章でそこそこ出る。
【容姿】
禿頭。瞳の色は薄い緑色。
おっさん。まぁ、40前後かな。渋い。
常に難しそうな顔をしている。解体を迫る時は、凄い顔。
羽を出すための穴が開いたマントを着てる。
その下はローブ。紳士っぽい。変態という名の紳士だけど。
身長は170センチ後半辺り。
左利き。
ヒロムテルン・ドランクネル
年齢 : 八十一歳(人族換算で二十台半ば程度) 大陸暦0275年産まれ
種族 : 狐族
術式適正 ・火 ・水 ・氷 ・風 ・闇 ・光
主に屋上で寝ているのんびりさん。眼帯を付けている間は人当たりがいい好青年。
眼帯を取ると変人になる。過去に色々とあるまでは普通だった。
特務の中では唯一、行なうべきことがある男。目的のために特務に在籍している。
心に忠誠を誓っている姫が居る。そのために生きている部分もある。
術眼血族と呼ばれる特殊な術式を宿す一族の一人で、瞳の色が緑色。術眼血族である部族の一人で千里眼の血族と呼ばれている。
なお千里眼の血族は下位三族と呼ばれている。緑、赤、青が下位三族。黒、銀、金が上位三族。
色がそうだったら血族なのではなく、特殊な術式を組み込まれているのが血族。
数少ない血族の生き残り。主人公をやれるような境遇。というかヒロムテルンを主人公にした方が面白かったりするかもしれない。
のんびりとした性格だが、決して頭がいいとは言えない。普段の振る舞いからはそう見えないけど結構馬鹿。まぁムーディルと喧嘩したのでわかるか。
戦闘は自分の出来る事をしっかりと理解して最大限をたたき出すタイプ。
天才ではなく秀才。千里眼という術式に術力の大半を持っていかれてるため、術式の扱いを余程上手くやらないと術式弾を作る事が出来ない。そのため術式を上手く操れるようになった。
必要に駆られて行い、必死で努力した。
血族の戦闘スタイルは全方位が見れるという事を活かしての近接戦闘。それを更に改良したのが現在のヒロムテルンのスタイル。
努力と実戦が実を結んでいる。リーゼと違うのは術力量がリーゼよりもある事。
境遇というか、産まれながらの才能の無さという点ではリーゼと似ているので同情的に好意を持っている。
好戦的な戦闘スタイルだが、行なうのは生存を第一とした戦闘。目的を達成するまでは死なないと決めているため。
四章あたりには多く出る。
【容姿】
多少緑の混じった銀髪。結構長い。狐の耳と尻尾あり。瞳の色は緑。
眼を布とか包帯で隠している。優男の美男。
微笑みがデフォ。服装は普通。地味な感じ。でも何を着ても着こなす。
背は高い。百八十センチは確実にある。
右利き。
リベイラ・ヒストネク
年齢 : 二十二歳 大陸暦0334年産まれ
種族 : 人族
術式適正 ・雷以外の自然系 ・身体強化、変化 ・精神誘導 ・物質生成
数少ない医術士。生きていればそれでいい、という思考の持ち主。
危害はない。基本的には医務室に居るが、特務では唯一自由に砦の外へ行くことの出来る女。
誰かの怪我や病を治すことに人生を賭けており、そのためならどんな研究でも行なう。
人の死が嫌い。内乱時に思う所がありそんな思考になった。
父親は医術士。新薬の発見や、新しい医療用術式などを発見している。存命中。
過去にちょっとしたことをやらかして捕まるが、ニアスが直接引き抜いた。結果的には良かった。
リベイラさんが居るから特務はまだ五体満足でいられる。居るから、八軍の存命者は多い。
けれど重傷を負っていなくなったらリベイラさんの部屋に首だけで居る。
戦闘は、嫌い。行なうときは首だけで生かして無力化する。
ただ術式適正を見てわかる通り、ほぼ全ての術式を扱える才能がある。自衛とある程度の強さが必要なため扱える術式は全て上位まで習得済み。
ただし術士としては判断力が遅く、前衛としては格闘能力に劣る。
それでも一般の兵とは比べ物にならないぐらいに強い。強いが、やはり生かすことに集中する。
逆に言えば大抵の相手を生かすぐらいには強い。
多分、スペックだけで言えばリベイラさんが一番な気がする。目的を持って強くなるために訓練すれば不老を得て順当に二十座と呼ばれるだけの才能はある。
宝の持ち腐れか、親の影響か。戦闘に興味がないためそこまで強くなることは今のところはない。
役割上、各章でそこそこ出てくる。
ただメインを張れるかどうかは今後の成長次第。
【容姿】
金髪。髪は短い。少しはねてる。瞳の色は青色。
下着と白衣着用。結構美人。そして巨乳。
部屋にいる場合は、白衣の下は下着だけ。
部屋の外に出る時は普通の格好。白衣は着てるけど。
身長は百六十センチぐらい。
両利き。
特務はこんなもんかな。
他の奴も希望があれば書きたいけど、別にない気もするのでいいかなとは思います。
ベルグ、アインスベ、トレクナルの三人あたりのも必要かなぁ。うーん。
まぁそんな感じで。




