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大陸記~王国騒乱~  作者: 龍太
一章 王都の戦い
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第四幕   狂宴 ①

「背後はわからないか。精神系術式を使ってもか?」

「無論だとも。いい実験台になったが?」

「年齢、名前、得意術式、最高術式。初恋の話まで聞けてしまったわ。精神防壁もあったけど暗殺者の常套術式だから自然に解除は楽だったわね。やっぱり暗殺者は坩堝からのに限るわよ」


 評価はどこにでも居る暗殺者という所だろう。質の悪い所ならばあの程度かと納得する。

 それでも実力はリーゼと同等なのだ。ただの兵士や少しの手練ならば殺せるだろう。


「王国でまた暗殺者集団が作られたんだろうな」

「うむ。暗殺者の質はやはり他国に劣る所であるな」

「それだけ取り締まりが厳しいって事なのでしょうけどね。それで? 貴方のお楽しみに私たちも自然に付き合う必要があるのかしら」


 判明した事はない。ないが、それならそれで事を進めなければならないだろう。

 リーゼが復帰してから最初にこなした任務、それが傭兵団を調べる事では、弱い。


「別に楽しくは思わないが、やった方が後々に楽だろう。疑わしきは罰する、その方が考えないで済む」


 王都で怪しげな動きをしていただけで捕縛というのは行き過ぎてはいるだろう。

 しかし、傭兵だ。僅かながら不穏な動きがあり。団長が怪しげな呟きを漏らした。

 詳しい事は捕らえて調べればいい。

 勿論、本来ならば綿密な調査の後に行わなければ裏に居る何者かが逃亡する可能性があるのだが。

 直感だ。

 それが無駄だと告げている。それで動くのはバカらしい。しかし動く理由もある。


「考えるが良い。考えをやめた愚か者は死ぬだけだ。おお、そういえば丁度良く貴様を殺す術式があるのだが――む」


 ムーディルが術式を展開しようとするタイミングに合わせ、リーゼが短剣に術力を込めて展開を阻害する。すでに術式を使おうとするのを二度も補足できているから行なえたものの、下手をすれば術式が展開されて死ぬ事はおそらくないにしろ、軽くはない怪我を負っただろう。


「ふむ。術式の基礎部分の阻害を行う形式の陣か。そのような珍品どこで得た。基礎の阻害術式なぞ使用者も滅多におらぬだろう」

「そうね、自然に考えれば相手の使う前動作を知らないと使えないもの。それなら防御を行う術式陣が刻まれた物の方が汎用性は高いわよ?」


 そうは言ってもその陣が刻まれた物ですら軽がると用意できるような物ではない。

 一介の部隊長が申請して貰えてしまうのなら国庫はとっくの昔に破綻している。


「手持ちの武器しかないんでな。傭兵団員の数は五十六。対してこっちは俺とお前らを含めて二十八人だが、問題ないな?」


 これから行うのは事前交渉。

 まずは、ここに居る三人。ムーディル、ダラング、そして眠そうにしているヒロムテルン。

 他の者はおそらく言われずとも付いてくるだろう。


「ああ、僕が呼ばれたのはその話だったのか。とは言え、僕をどのように使うんだい?」


 狙撃手ヒロムテルンと術学者の二人。空間系術式の範囲内に連れ込むための方法を考えなければならない。

 実力が頭一つ抜けているであろう三人。戦場に出せなければ相当難しい戦闘になるだろう。


「狙撃と遊撃。お前の戦闘方法は初見で理解した。そして、ムーディルの精神系術式があればある程度は理性を保つ事は可能なんだろう?」


 精神系術式による強制的に理性を保つ。後はその状態のまま戦闘を行えばいい。

 遠距離から行われる想像の外にある狙撃というのはそれだけで強みだ。


「ええ。可能だよ。それが叶うならばいいのだけど。……どうかな? ディル、ダラング」

「面倒だ。この間は対価が得られたが、今回はないのだろう」

「私は……別に構わないわ。丁度新しい術式の実験もしたいしね。ただ安全を確保したいからニアスあたりが居てくれると気を遣わなくて済むわね」


 とりあえず今回はムーディルにさえ支払う物を支払えば済むという事だ。

 解体狂い、ムーディル。

 前回は山脈に住む稀少種族、人狼族の情報を渡したが。しかしそれと同じぐらいに価値のある情報は難しい。ないわけではないが、際物の情報をくれてやるには惜しい。


「……敵の装備をお前にくれてやる。傭兵団の団長ともなれば特注で神具の一つぐらい持っているだろ。どうだ」

「ふむ。他は何かあるのかね?」


 これ以上を出すとなればダラングが自分もと声をあげかねない。

 つまり、価値を増やさずやる気を上げなければならない。


「暇を持て余すなら二人は空間系術式の解明を行ってくれても構わないぞ」

「あら、いいの? ある程度やったらそれに集中するわよ?」

「未知の術式がある場合、それの解明を行う事を優先してもよいのならば乗ろう」


 案外軽く交渉に片が付いた事に肩透かしを感じる。おそらくは、二人は最初から乗り気だったのだろう。ならばもう少し旨みをという事で言ったに過ぎない。

 言うだけならば無料だ。ならば更に得を取る方を選ぶぐらいの事はする。

 金を取られないだけ良心的だと見るべきか。


「んじゃ後は、ハルゲンニアスか。そっちにも当たっておく。今夜に仕掛けるから準備だけはしておいてくれ」


 範囲は歓楽街。それから敵が洩れたのなら後々に暗殺すればいいだろう。


「……最低四人、最高八人の小隊で動かすのが一番だな。アイルカウにはリベイラを付けて、ハルゲンニアスとダラング。ムーディルとヒロムテルン。戦力の均等化をするのは好きじゃないが……。いや俺の所が弱いな。イニーを入れるにしても俺じゃ御すのが難しい。けどなぁ」


 頭の中で計算を組み上げていく。全員の顔が浮かび、それらが情報として頭の中に次々と浮かび上がる。

 通路を歩きながら、情報は最善を導き出し。


「取ったぁ!」


 声と同時に横から銀が振り落とされる。

 それを剣だと認識した時にはもう遅い。知覚は冷静に避けきれないと告げる。

 避けるのには間に合わない。最小限に抑えるにしても肩を半ばまで切断される事になるだろう。

 油断してはいけない砦内で痛恨の失敗。忘れて居た事への自業自得。先を見すぎるがあまりに足元を見ていなかった。致命的な失敗だ。

 この失敗はそのまま、夜での死に繋がる可能性が存在する。

 とそこまで考えるのに一秒も使わず覚悟して敵へと向かおうとし。

 血の雨が降った。


「……リーゼ・アランダム。考え事は結構。己の実力を弁えているのならば」


 落ち着いた重い声と威圧感。血の雨は襲ってきた女の首から。断ち切られた首からあきれ返る程の血が噴出す。

 先に居るのは無表情の男。その手に持つ柄から伸ばされた鉄の線が女の首を両断した獲物なのだろう。


「貴方は」

「上司だ。副将軍も狙えるのならば貴君の首を狙っている」


 リーゼの上司と言うならばおそらくシルベスト・リーグネート将軍。

 配下、ここで言うならばおそらく、ウィニス・キャルモス副将軍。

 彼女が動いていないと言うのならば。ならば、将軍が止めている事か。


「……感謝します」

「構わん。アレと貴様では実力差がありすぎる」


 実力差がなければいいのだろうかと疑問に思う。だが将軍が言うならば、ここではそうなのだろう。


「今宵はウィニスも連れていけ。経験を詰ませろ。命令に従うよう厳命しておく」


 戦力が増えるのはありがたい。副将軍の実力を疑う余地もない。

 だが、あの副将軍が従うかと問われれば首を傾げざるをえない。

 とは言え、上司からの命令なのだ、従わずに済む必要を探すよりも素直に従った方が今後もやりやすい。

 

「了解しました。それと、貴方にもお頼みしたい事があります。後で部屋に伺っても宜しいでしょうか」

「構わない。遊ぶのはいいが余り、遊びすぎるな」


 綺麗な軍靴の音を鳴らして歩く背を見送り通路の先に誰かが潜んで居ないかを調べながら慎重に歩く。

 そして、もう一度作戦を纏める。

 事前の手も小さいながら打っている。これがどのように作用するかも予測は付くが。実際の所はその場になってみないとわからない部分も多い。

 幾らどのように思惑を読み取ろうと、どのような局面を予測しようと。

 動いているのは生き物だ。完全な作戦というのが机上の空論である以上は万事に備えるしか出来ないが、王都内での勝利は揺るぎようがない。


「問題は、どこまで殺すか、なんだよなぁ」


 一般団員は殺しても問題はないだろうが、最低でも団長だけは捕らえる必要がある。

 裏に何かが居るとしても、そこはリーゼの裁量を超える話になるが。


「此処に居たかニアス。今日の作戦、お前も参加するな?」


 屋上で空を見上げながら呆けた顔をしているニアスを見つける。

 断る事はないだろう。いや、最悪ウィニスという存在が居るのだから断られても構わない。しかし、断らないと言う確信があった。

 性格から言って、憎しみから言って。この状況を見逃すような男ではないとリーゼはわかっている。


「ああ。あいよ。いつだ?」

「今夜。空間系術式の申請を出した。暗部からも二十人借りててな、内容は傭兵団の殲滅と捕縛。お前にはダラングと暗部三人を率いて西から回ってもらうつもりだ」


 歓楽街の西からニアスらの隊を向かわせ、中央、やや開けた通りにリーゼが陣取る。

 ヒロムテルンとムーディル、そして暗部二人には遊撃。ルカとリベイラは暗部二人を率いて南から。

 向こうの五十六人の内訳は隊長格が四人。団長に十五人が付き、他の隊長に九人が付く。


「あん? つー事は東が空くわけだな。そこへの対処はどうすんだ?」

「始まってしばらくした時点でムーディルとヒラムテルンらに向かわせる。数じゃ負けてるが、質で負けるつもりはないだろ?」


 声にしばらく考えるニアスだが、頷きを返した。

 簡単な罠だ。ウィニス副将軍を配置すれば大抵の出来事には対処可能だろう。

 一抹の不安はある。相手の戦力が予想外だった場合を考えてしまえば、不安だらけだ。


「巧遅は拙速に勝るが、今回は一日でも遅れると面倒だな」


 屋上から離れ、通路を歩きながら呟く。

 物事は進む時ならば一日、いや半日もあれば大きく進んでしまう。

 リーゼが打つ手は僅かでもそれを早めるか、進めるか。


「……将軍は読んでるのかね」


 リーゼの内心と計画を。だとすれば国王にも見破られているだろう。

 あの陛下ならば、一度拝謁した時の理解したあの方ならば俺の行動を余興だと笑うだろうか。そう自問し、笑うだろうなと自答する。

 そもそも立っている舞台があまりにも違いすぎる。

 嫌になるな、と思い。考えながら砦の外に出れば。


「あ、リーゼ様! おはようございます!」


 初日に遣い潰された雑巾のようになっていた彼から声をかけられた。心に傷を負わずに立っている事に少しばかり驚く。


「あ、ああおはよう。えーと、ビラトンク、だったか。傷は平気か?」


 何となく嫌な予感がしたので一歩ずれる。門番をやっている彼も嫌な予感があるのか少しずれて例え木製の閂が壊れようとも平気な位置へと移動した。

 学習能力があるように見えるが、ここの門番なんてやってる時点でないのだろう。


「は、はい! 俺の名前なんかを覚えて貰えるなんて光栄です! あ、俺は身体が丈夫なのが取り得でして! それに、へへ。田舎の村に婚約者が居るんですよ。アイツを抱いて童貞卒業するまで――」


 締められた扉が開いて閂が二つに割れた。何故か男の方へ放たれるように突っ込む破片をリーゼでも瞠目する程の反射神経で避けた

 恐らく警戒はしていたのだろう。運が悪いが。


「流石に、二度も、同じ目に! 合うかぁ!」

「上! 上!」


 そして当然のように落ちてきた破片、というよりは半分に頭を殴打され倒れる門番。


「おい誰か医療兵呼べー! これ不味いぞかなり!」

「お前どれだけ運悪ぃんだぁぁぁ! 死ぬなビラトンク、確かに惚気話がうっさくて死ねって言ったけどマジで死にかけるなぁ!」


 ぴくぴくと虫のような痙攣を繰り返す姿を思わず傍観しているリーゼに、前回と同じ元凶が不機嫌そうな顔で声をかける。


「貴様、将軍に何を言った? 私が貴様に抱く感情を知っていての暴挙か?」

「俺を愛しているなんて告白……申し訳ありません特務の連中に頭をやられたようです。此度の暴挙は私からの提案ではなく将軍からの命令でして。一介の部隊長として断るわけにもいきません」


 理解の色が瞳に現れ、同時に殺意へ切り替わる。

 言葉の端から見て取れることだが、ウィニスは将軍に心酔している。それは珍しい事ではない。

 将軍も信頼できる者を置くのだから忠誠心が高い者を置いておきたいからだ。

 実力的にも申し分なく、すぐさまリーゼを殺しにかからない時点で自制心があるのだと言う事がわかる。

 

 そんな風に考えたところでリーゼは気づいた。そもそも普通の軍でも殺意は隠す。

 思わず八軍の流儀に染まるところだったと内心で冷や汗を拭う。


「命令の上では、致し方あるまい。貴様が断らなかったという事を加味してもな。精々上手く使え、墓碑職人。最も貴様の事だ、私の命を囮するぐらいはするだろう」

「有効ならばそれもしましょう」

「……ちっ。布陣は後で聞く」


 副将軍を囮にしなければならない策は破綻している。

 もしも戦時中ならば女という点を考えて囮として使い捨てるぐらいの事はするだろう。

 類稀なる美貌を持つ彼女だ。下手な傭兵団は最初に捕らえようと動く。その後で捕らえられるか死ぬかはわからないが、最悪でも時間稼ぎになるだろう。

 リーゼとしても余り使いたい手ではないが。


 砦の中へと入っていくウィニスを見送り、以後の行動を考える。

 夜まで下手に外に出るわけにもいかない。かと言って砦内に居ても心休まらない。

 暇潰しに鍛錬をするのは悪くないが、肉体の疲労を術式で取る、なんて事をしても精神的な疲労はあるため自殺志願一歩手前になる。

 となると何もしない、という手が最善だろうか。


「暇そうだなリーゼ。それにしてもここは毎度アレが壊されているようだが、必要なのか?」


 いつも通り、と言うべきか。外で自分の部下たちの訓練を行っているらしいアインスベがリーゼの元にやってくる。

 ここからでは見えないが二軍砦の方向からは掛け声が響いてきているため訓練の最中なのだろう。


「壊すのに一動作いるからそのためじゃないか」


 見栄え程度の気もする。けれどよくよく考えてみると術式を使っていても閂を内から壊せる奴なんて数える程しか居ない。


「ふむ。……そうだ、リーゼ。暇をしているのならば訓練に付き合わぬか? トレクナル率いる三十人と私が率いる三十人で模擬戦をしようと思うのだが」


 軍によって、上官によって戦い方は変わる。アインスベが直接鍛えた部隊ならば動きに重点を置いた部隊になるだろう。トレクナル副将軍が鍛えた部隊ならば攻守の切り替えがはっきりとした部隊となり。リーゼが鍛えれば手足のように動く部隊となる。

 王国の指揮官は他国に比べて多い。将軍が討た場合の総崩れを警戒するためであり、細かな動きが求めるためだ。それは混乱も生まれやすいという事にも繋がるが、それを差し引いても指揮官を求めるのがこの国だ。


「へぇ。なら暇潰しに見学でもするか」

「いや。お主には私の代わりに指揮を執って欲しい。トレクナルが貴様と戦ってみたいというのでな。互いに指揮官は手を出さないという条件だが、どうだろうか」

「……お前らの部下を指揮しても、なぁ。染み付いた癖があるんなら遣りにくくないか?」

「問題はない。どちらも新兵の訓練ついでだ。お主の采配を一度受けて損はないだろう?」


 確かに一理ある。様々な指揮官に率いられる可能性がある以上、一人の指揮官に慣れさせてはいけない。

 親衛隊長であるアインスベがこうして訓練をするのもその一環なのだろう。単純に暇だからと言う可能性はあるが。


「わかった。事前準備は?」

「半時間程度だ。敵小隊の後方にある旗を奪うか、十五人が戦闘不能なったら決着。死者が出る程の一撃は禁止。武器は緩衝材のついている木剣と槍。術式は威力を抑えた下位まで使用可能。場所は二軍砦前で障害物などはない。傭兵上がりも居るが、余り数は多くないな」

「成程。本当に新兵向けだな。目的は指揮に慣れさせる事だろうが、基礎訓練は終わってるな?」


 五人一組で訓練を行い、連帯感を持たせるのが第一段階。十人一組で術式を交えた基礎訓練を行うのが二段階。最後に三十人一組で行う指揮訓練を行うのが三段階。

 四段階からは指揮官の適正を見る。五段階で獣や盗賊団との実戦を行う事でようやく半人前だ。その後も訓練と実戦を続けて一人前。

 歴戦と呼ばれるようになるには大きな戦いの一つを潜り抜けてからか。


「うむ。万全だ」


 いい暇つぶしだと判断し、リーゼはやる気なさそうに頷いた。

交渉 …… 同じ部隊だからと言って油断できない。下手に決裂すると殺しにかかる。しかも言うことを聞くとは限らない。絶対部下にしたくない人たちである。


婚約者 …… やっぱりフラグである。世界が殺そうとしてくる。


医療兵 …… リベイラでない限り、意識が戻るかどうかを確認するしか手段がない。人は時として無力なのだ……。


八軍の流儀 …… 生きてれば勝ち。

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