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亡霊4

ドーナツ屋から出発して10分ほど、ハッシュとレイラが乗ったワゴンがある店の前で止まる。


店の名前はBurn。

看板にはコーヒー専門店と書いてあり、ほのかに香ばしい匂いが周りに漂っている。

店の前はほとんど人通りがなく、これで商売が成立するのかと疑問に思ってしまう程だ。


ハッシュが助手席から降りてドアを開けるとカランコロンと心地よいベルの音が鳴った。

「おや、いらっしゃいハッシュちゃん」


店に入ったハッシュを笑顔で迎え入れたのは、一人のおばあさんだった。

頭は白髪でどこか優しい雰囲気を持つ、この店のオーナーであるマーレンである。


「こんにちはマーレンさん」


ハッシュは一言そういうとマーレンの目の前のカウンター席に腰かけた。

その後もう一度ドアのベルが鳴り、レイラが入ってきた。


「マーレンさんアレありがとうな、あとで倉庫に運んでおくよ」

そういうとレイラは後ろの白いワゴンを親指で指差した。


「いえいえ、いいんですよ。どうせ私みたいな老いぼれには使いこなせないですから、

そういや今日はアレを返しに来ただけですか?」


「いや、今日は弾薬を買いにきた。ここに書いてあるものが欲しいんだが」


レイラがそう答えると、カウンター席に座っていたハッシュが

メモ用紙をマーレンに渡す。

マーレンはメモ用紙に目を通すと、ハッシュに返した。

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