亡霊
こんな駄文に付き合ってもらい恐縮です。
僕は大変心が折れやすい為、激しい批判などは御控えください。
こんな作品にこんな作者ですが、よろしければお付き合いください。
ここはとある町中
外はまだ明るく、多くの人や車が騒がしく動いている。
その町の中心、一際高い時計台。
そこに一人の少女が、M82A1スナイパーライフルをバイポットを使い、
あぐらをかくようにして構えスコープを覗いている。
「標的を確認・・・一致、距離は約950・・・これから狙撃を行う」
そう呟いた少女は、灰色の髪、灰色の眼をしており、歳は13から14歳くらい。
小柄な為大型ライフルのM82A1が更に大きく見える。
少女がセーフティを外すと隣から別の少女の声が聞こえた。
「こちらも標的を確認、大丈夫かハッシュ?風が出てきたみたいだが・・・」
声の主は、金髪、青眼の少女で、歳は10代後半ぐらいで身長は比較的高い。
手に持っていた双眼鏡から一旦目を離し、自らがハッシュと呼んだ少女を見る。
「大丈夫だよレイラ。問題ない・・・」
ハッシュと呼ばれた少女は、スコープから目を離さずそう答える。
「了解」
レイラと呼ばれた少女がそう答え再び双眼鏡を覗くと、とある公園に中年の男がベンチの横に立っており、その手には金属製のアタッシュケースを持っているのが見える。
妙に落ち着かない様子でチラチラと自分の腕時計を見ている。
ハッシュはスコープの十字線の真ん中にその男を捉え、引き金に指をかける。
それから一度大きく深呼吸をし、呼吸を止め、男の胴体に照準をあわせる
そして引き金を引いた。
ドガンという音が響き渡るとともに、大きな空薬莢が排莢され、
ハッシュの体が反動によって大きく揺れる。
そして1秒後、男の上半身と下半身が別れた。