設定紹介⑨ その他~余章~
■大まかな状況
■放浪者シュウ
王国が和平という名の降伏を受け入れてから九ヶ月あまりが経過していた。
魔王は和平後に古城を新しい住居として構えており、リタの身体もそこに厳重に保管された状態にある。
シュウは王国中央の森林深くの隠れ家を中心に王国各地を転々とし、魔王を倒しリタの身体を取り戻すための策を巡らせていた。
そして下準備がある程度整った今、それまで分かれて行動していたレンと辺境都市で落ち合うことになっていた。
■場所・地名
■シュウたちの隠れ家
辺境都市と王都の中間、馬車で1週間位の場所にある。その地下には2つの龍脈が流れていて交差しており、その影響で地上には深い密林が形成されている。
開拓が困難で、現状はかろうじて近くに林道が通るだけの何もない場所だが、シュウはそこから1Kmほど離れた森の中に小屋を作り上げ、修行を兼ねてその近くを悠里に開拓させた。
最初の段階では300m四方の大きさの予定だった森中の空き地は、悠里の頑張りで現在4方1Kmほどと大きく広がっている。
特に偽装を施してはいないが、前線や各地の拠点から遠く、林道とも離れており、上空から見なければその存在に気付く事は出来ない。
シュウはそこで打倒魔王のため、何か大きなことをしようとしているようだが……。
■古城
【和平後】
現在古城は魔王によって結界を破壊され解放状態にあり、魔王はそこを自分の新しい住居として使用。ほとんど城を出ることもなく、瞑想にふけっているという。
魔王自身は古城のオーバーテクノロジーには興味がなく、バルドロールがたまに調査をしているだけの模様。
魂の抜かれたリタの身体は、城の一角に保存されている。
■辺境都市『アルカナール』
【和平後】
和平成立後は魔物による商団襲撃が頻発するようになり、その影響で商人の間には反魔王の機運が高く、反乱組織の温床となっている。
故にシュウも行動がしやすく、頻繁に周辺に現れて魔物を討伐する彼は、王国内で反魔王勢力のシンボルとなりつつある。
彼は現在、レンの伝手でライオール商会の辺境都市支部によく出入りをし、彼らのバックアップと引き換えに鑑定を手伝ったりと、持ちつ持たれつの関係になっている。
■辺境近くの洞窟
魔物たちの隠れ家となっており、行き来する商人がその犠牲となっている。
シュウは『ここに勇者の遺産が眠っている』という情報を反魔王組織に提供するが……。
■アルベリオール
かつては王都に次ぐ規模の大都市だったが、バルドクルツの『死の瘴気』によって廃墟と化した。
レンの実弟も犠牲になったとされているが……。
■聖地
アルベリオールの近くにあり教会発祥の聖地とされているが、土地に特殊な力があるわけではない。
教会の本拠地があり、伝手やお金次第で王都よりも手厚い魔法治療が受けられる。
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