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【詩集】Shangri-La

愛び

作者: 野鶴善明


 竹の葉がさざめく

 季節の花が咲いた裏庭

 夕陽があなたの頰を染める

 風の声になんとなく

 耳を傾けるふたり


 ふと触れ合った指先

 うつむいたあなた

 交わす言葉にうなずきあう

 結ばれたなら

 ほかにはなにもいらない


 うつくし

 ここであなたを待っていた

 ずっとあなたを待っていた



 清らな瀬の音

 とまらない川の流れ

 ふたりの鼓動を

 たかぶらせてはしずめ

 鎮めてはたかぶらせ


 月の光の匂いは

 あなたの香りに似ている

 長い黒髪に光が跳ねて

 心のしずくになる

 せつない吐息


 うつくし

 ここであなたを呼んでいた

 ずっとあなたを呼んでいた


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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しい言葉 そして柔らかい言葉 世界が輝いているようにも見える 神秘的にも感じる言葉の羅列が尊い [気になる点] なし [一言] 詩というものを解せぬ無教養モノですが とても柔らかくて美し…
2023/06/27 05:52 退会済み
管理
[良い点] ものすごく感動しました! すっごく素敵な詩をありがとうございます!! とても気に入ってしまいました。
2020/11/07 06:44 退会済み
管理
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