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冬の夜空に

作者:

テーマ:死別

寒い冬の夜 空に手を挙げ 星を掴むように 握りしめる

別れの言葉 一言でさえ 言うこともできず いってしまった君を想いながら


一歩ずつ歩くスピードは落ちてゆき、ついには歩みを止めてしまう

君が居なくても歩けるけど、迷子になった子供のように怖くて歩みを止めてしまった


それからなにもやる気が起きなくて

君が好きだった星でさえ 今は見る気にならなかった


寒い冬の夜 空に手を挙げ 星が見えないように目を覆った

愛の言葉 一言でさえ 伝えることもできず いってしまった君を想いながら


初めはぎこちなかった関係も、いつの間にか君との距離は縮まって

一番近い存在になれた

そのはずだったのに


暑い夏の夜 空に近づいた 君は笑いながら泣いていた

君の言葉 信じたくなくて 逃げ出してしまった僕



短い時間をどう生きるかなんて決まっている

離れずいても恐怖と寂しさが付きまとって

むしろ一緒にいないほうがいいのではと考えてしまう

君はどうだったんだろう

怖くて聞けなかった君の気持ちを今はとても聞きたいよ


君の声がだんだん思い出せなくなる

遠くどこかに消えてしまったみたいだ

それでもまだ僕の名を呼ぶ声だけは覚えている



寒い冬の夜 空に手を挙げ星をじっと見つめる

届く言葉 探しながらつぶやく

寒いですね、そちらはどう?僕は少し元気になったよ

新しい出会いがあってね 実は結婚することになったんだ

君がずっと大好きだったよ

ありがとう

じゃあ、またね


初投稿でこのテーマはないと思いつつも、そのまま投稿してみました。


冬の夜空って空気が澄んでて他の季節より星が綺麗に見える気がします。

冬の帰り道に空を見上げながら思っていたことをそのまま文章にしてみました。


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