化け物
ラピスちゃん視点だよ〜
「あ、来たな…さぁ、やろうぜ。」
「うんいいよ。」
体格は良いが脳が無さそうな男。ニタニタと気持ち悪い笑顔を浮かべている。
…何か企んでるな。
「来ないのか?じゃあ俺から行かせてもらうぜ!!」
男は軽く助走をつけてこちらに殴りかかってくる。
私はヒラリとかわす。こんなの簡単だ。
「ほぉ、やるじゃねぇか。」
口角をさらに上げ、喜ぶ男。
気持ち悪い。ただひたすらに気持ち悪い。
私はこういう奴が嫌いだ。
自分が強いと思い込んで弱い奴をいじめる。自分より強い奴には媚び売って…好かれるように仕込む。
消えてしまえばいいのに。こんな必要のないクズなんて…消えてしまえ。
「くそッ!何であたらねぇ!おいお前ら!」
「「ういっす!」」
その笑い声も怒った声も焦った声も全部全部全部…耳障りだ。
何人来ようと無駄なことだ。私の力を解放するまでもない。
こんなの魔法で一発だ。
「煩い。黙って?」
手を前に突き出して無暗唱で魔法を放つ。
死なれても困るのでそこまで強い魔法は使わない。
…別に死んでも良いけど。
男は目を見開き叫ぶ。
「クソッ…!この化け物!!お前なんか死んじまえ!!!」
「…化け物、ね…」
魔法を放った衝撃でフードが外れ、猫耳があらわになる。
化け物…何千、何万と言われた言葉だ。もう慣れた…はずなのに…
ズキリと胸に痛みが走る。
…何回も言われたのに。慣れたはずなのに。
「あんた達の方が生きてる価値、無いと思うけど?」
心を殺して感情を無にする。
草っ原に転がる男達を冷たく見下ろして、その場を去った。
言い放たれた言葉が耳について離れなかった。
バトル描写下手くそやな!(開き直っている)
練習しますわ!頑張ります٩( 'ω' )و