十河綾香
十河か。
……どうする?
本人のいないところで、
『ああ……また後でな』
などと、言いはしたが。
会うべきか?
「…………」
十河は側近級を背後から斬り殺した後、
『後ほど、改めてお礼を言わせてください』
と言っていた。
俺はその申し出に応えるだけ。
不自然さはない。
逆に――ここで会うのを拒否する方が、不自然か。
今後2−Cの勇者は俺の障害となるかもしれない。
そこを考慮すると、ここで他の勇者の情報も引き出しておきたい。
現状、勇者当人が持つ生の情報は貴重と言える。
しかも今は敵対ムードじゃない。
むしろ危機を救った恩人という立場。
つまり――絶好の機会でもある。
ただ……。
十河来訪を伝えた兵士に、俺は尋ねた。
「噂の最高等級の勇者殿たちが、まさか全員揃ってワタシに会いに来てくださったのですか?」
「あ――いえ、S級勇者殿はアヤカ・ソゴウ殿だけのようでして。というより、他はB級?以下の勇者殿しかいないと聞いていますが……」
なるほど。
S級は十河のみか。
追い詰められたツヴァイクシードが口にした情報……。
『最上級のS級はもうこの戦場にはおらぬはズ! 我が帝の見込みでは、ここは、このツヴァイクシードがS級を抑え込めれば難なく勝てるはずだっタ!』
”自分が唯一のS級である十河綾香をここで抑え込めば勝てる”
そうツヴァイクシードは吠えていた。
つまりあの情報は、正確だったわけだ。
となると……高雄聖はいない。
十河だけなら演技で欺ける気はする。
鹿島も――まあ、いても大丈夫だろう。
しかし……。
他はB級以下?
高雄樹は姉と基本セットだからいないのも頷ける。
が、小山田や安もいないのか。
数秒ほど判断に使い、俺は言った。
「わかりました。では、今からお会いしましょう。案内をお願いします。現聖騎士団長殿も、それでよろしいですか?」
「いいわよ。私も当然、ついていきますけど」
「ええ、もちろんかまいません」
俺はイヴに対し指で引き寄せる動作をする。
「む、我も行くのか? わかった」
魔軍帯でイヴと遭遇した高雄姉妹はここにいない。
イヴ・スピードだとバレる心配はないだろう。
俺はイヴに接近し、マスクの口を耳もとへ近づけた。
「基本的には、喋るな」
俺の囁きに一瞬きょとんとしたイヴだったが、すぐ頷く。
「承知」
俺なりの意図があると察してくれたようだ。
高雄姉妹はいないが――鹿島がいる可能性はある。
鹿島もイヴと魔群帯で接触している。
声は変えてあるが……。
万が一にも喋り方のちょっとしたニュアンスでバレれるのは避けたい。
イヴも一応、今は正体を隠している身だしな……。
他に懸念があるとすれば、戦場浅葱だが――
「…………」
十河たちの姿が見えた時、その懸念はひとまず払しょくされた。
戦場浅葱の姿はない。
鹿島の姿も見当たらなかった。
他の面子は……。
桐原とよくつるんでた連中と、各自つるんでた男女といった感じか。
と、何人かのクラスメイトの面持ちにかすかな恐怖が走った。
この蠅王のマスクと衣装が不気味に映るのだろう。
伝承で蠅王をよく知る異世界の人間より連中はこの姿に馴染みがない。
それを考慮すれば、まあ当然の反応か。
「あ――」
俺に気づいた十河が、何か言おうとした。
が、呼びかけようとして詰まった感じだった。
名を呼ぼうとしたのだろう。
俺は立ったまま、恭しく一礼する。
「ワタシはベルゼギアと申します。アシント改め、現在は蠅王ノ戦団の団長を務めております。この世界を救ってくださるという異界の勇者殿にお会いできて、実に光栄です」
「い、いえそんな! むしろ今回は、私が救っていただいた形で……」
恐縮する十河。
十河は、松葉杖のようなものを使っていた。
見た感じ外傷はなさそうだが……。
ねんざでもしたのだろうか?
「えっと、改めて自己紹介をさせてください。十河綾――じゃなくて、アヤカ・ソゴウです。今日は危ないところを救ってくださって、ありがとうございました」
礼儀正しい、というか。
十河らしい、というか。
「礼など……それに、あなたも相当の活躍をしたのではありませんか? ええっと、あの銀の大きさの変わる武器――あれは、魔導具でしょうか? 大変興味深い力ですね」
「あ、いえ……あれは勇者の固有スキルというもので――」
俺が興味津々な態度を示したせいか。
十河はわかっている自分の固有スキル情報を、懇切丁寧に開陳した。
俺は関心深そうな頷きを何度もし、感嘆の声を漏らす。
「なるほど……凄まじいものなのですね、その固有スキルとは」
よし。
これで、現状の十河の固有スキルは把握できた。
「他の勇者殿も、上位勇者となればさぞ凄まじい固有スキルなのでしょうね。ふぅむ、実に興味深い……」
知的好奇心溢れる学者肌を装い、唸る。
「アヤカ殿は、他の勇者殿の固有スキルもご存じなのですか?」
そんな”命の恩人”を見たクラス委員は、
「あの、私が知る限りの範囲なら教えられますけど――」
目論見に、乗ってくる。
十河は自分を除いた上級勇者の固有スキルについて話した。
S級2人――桐原拓斗、高雄聖。
A級3人――小山田翔吾、安智弘、高雄樹。
ただ、高雄姉妹の固有スキル情報はかなり少なかった。
「…………」
小山田と安のスキルの話をする際、十河の顔が曇っていた。
すると、十河はその二人がここにいない経緯について自分から話し出した。
「――そんな具合で、小山田君と安君とははぐれてしまって……今は、行方が知れないんです。各軍の捜索隊の方たちが、捜してくれてはいるんですけど……」
つまり二人とも行方知れずで、どころか生死も不明か。
俺は適当にならぬよう注意しつつ、
「二人が生きていることを、ワタシも祈ります」
サラッと言ってから、一つ頷いた。
「しかし――なるほど。勇者の力とは、こちらの世界の術式や呪文とは法則の違う力なのでしょうね。ワタシの用いる呪術とも違う……とても興味深い話でした。ありがとうございました、アヤカ殿」
「い、いえ! 再三になりますけど、こちらこそ危ないところを救っていただいてっ……あの、ベルゼギアさんのおかげで――」
背後を振り返る十河。
「ここにいるみんなが、生き残れたんだと思います」
十河の後ろには2−Cの連中が並んでいる。
見る感じ、女子の比率が少ない。
……桐原と高雄姉妹は東の戦場だったな。
となると――戦場浅葱、鹿島や他の女子の大半が西の戦場か?
南軍参加の勇者全員がこの場に揃っているなら、だが。
にしても……
「ありがとうございました! おかげで、命拾いしましたっ」
「呪術って、すごいんですねっ」
「あなたが来てくれなければ、あたしたち死んでましたっ」
「あ、あの美人誰なんだろうな? もしかして、あれがセラス・アシュレイン?」
どいつもこいつも――随分、顔つきが綺麗なもんに変わっていやがる。
俺の廃棄時に姿が見えなかった比較的気の弱いグループの話ではない。
周防カヤ子や南野萌絵を筆頭に、確かにそいつらも顔つきは変わっている。
が、気にかかったのはその普段おとなしかったグループの方ではない。
廃棄時に邪悪な笑みで俺を見下していた連中の方だ。
俺が廃棄される時……。
女神に煽られ勝ち誇っていたあの顔つきは、どこへ行った?
「…………」
要するに、だ。
こいつらは川に浮かぶ草舟。
とにかく――流されやすい。
自ら流れを作ることもなく。
自ら流れに逆らうこともなく。
感情と感覚の赴くままその場の流れに身を任せてしまう。
しかもおそらくは――無意識的に。
流されることをまずいとも悪いとも思っていない。
クソ女神に煽られればその流れに乗り。
命の危機に瀕する戦場へ放り込まれそれを乗り越えたなら――――
こういう顔を、する。
ただただ、流されていく。
なら、
「…………」
問題ない。
流されやすい。
それはつまり――
より強い流れを作ってやれば、そっちの流れに乗るってことでもある。
こちらで流れを作ってやればどうとでも動かせる連中……。
問題は――そうではない連中の方だ。
流れにのまれず自ら流れを作る者たち。
筆頭はあのクソ女神だろう。
他は桐原拓斗や戦場浅葱が挙がるだろうか。
高雄聖も、動き方によっては自ら流れを作れる人間に思える。
そして……。
マスク越しに、十河綾香を見据える。
お人好しのクラス委員。
権謀術数を用いて流れを作るタイプとは思えない。
愚直に信念を貫いた行動が、結果として流れを作るタイプだろう。
こういうタイプには、流されにくい人間もついてくる傾向が強い。
そう考えると……。
十河と真逆の人間性に思えるが、桐原も案外そっちタイプかもしれない。
あいつの場合、狙って流れを作ろうとしてるのかが微妙にわかりにくいが……。
ともかく――クソ女神は、当然として。
桐原拓斗。
戦場浅葱。
高雄聖。
この辺りを潰すなり無力化しておけば、後は、どうとでも――
「ベルゼギアさん――私、決めたんです」
十河が杖を使い、俺の近くまで来た。
その瞳には、一点の曇りもなかった。
「誰よりも、強くなってやろうって」
「…………」
「誰よりも強くなればみんなを守れる。今回の戦いで、それがよくわかりました」
十河は、続けた。
「私、もう誰も死なせたくないんです……クラスのみんなが私に好意的なわけじゃない。それは、わかってます。私にきつい言葉を浴びせる人もいます。でも、それでも――」
自らへ言い聞かせるみたいに、十河は言った。
「私は全力で、クラスメイトのみんなを守ります」
「……立派な心がけです」
足もとに視線を落とす十河。
「だから私、強くなる」
「…………」
「もっと、どこまでも」
その声には、強い決意が込められていた。
「言葉だけじゃ守れないものもある……力がないと、守れないものがたくさんある。今回の戦いで私、それを嫌というほど学んだ気がするんです」
十河が唇を噛む。
「それに、あの時だって――三森君が廃棄された時だって、私に力があれば違ったはず。たとえば、そう……もし女神様より私が強かったら……」
その言葉は俺へ向けたものというより、どこか独り言めいていた。
「力さえ、あれば」
「……先ほど、あなたに好意的ではない異界の勇者もいると言いましたね?」
尋ねると、十河は我に返ったようにハッと顔を上げた。
俺は、問いを続ける。
「たとえば……もし守ることを拒否されても、あなたはその者たちを守るのですか?」
「はい」
十河は、躊躇なく答えた。
彼女は陣営の外を見やった。
どこか、遠くを。
「ベインウルフさんという人がいます……今、その人は所在不明で捜索中です。彼は……私たちを守るために、その身を危険へ投じました」
身体を支える杖に視線をやる十河。
「この身体が言うことを聞けば、私も捜索に加わりたいんですけど……」
十河は数拍ほど黙り込んでから、再び、視線を城の方へやった。
「その人――ベインさんは、命の危険を冒してまで私たちを守ってくれたんです。まだ出会って日も浅いのに、あの人は自分を拒絶した子さえも守ろうとした。ずっと、気遣っていたんです。そう……家族でも友人でもない、今日初めて会ったばかりの南壁の兵士の人たちさえも、リスクを冒してまで逃がそうとした。ベインさんだけじゃない。アギトさんだって、他の人たちだって……だから――力を持つ人が誰かを守るって、そういうことなんだろうなって」
十河は、少しだけ微笑んだ。
「桐原君や小山田君、安君なんかは……私に守られるなんて、嫌かもしれない」
そうか、
「だけど、それでも――」
十河綾香は、
「私が守りたいと思った人たちを、傷つけようとする誰かがいたら……その時は私、その”誰か”の前に――全力で、立ちはだかるつもりです」
このクラス委員は。
「もう誰も、死なせない」
十河は後ろのクラスメイトたちの方を、振り返った。
「私――強くなります、誰よりも」
「…………」
と、クラスメイトのところへ一人の兵士が駆け寄ってきた。
彼がクラスメイトたちに何か伝えると、一人の女子が前へ出た。
「綾香ちゃん!」
呼びかけたのは、南野萌絵。
「ベインさん、見つかったって!」
「……え?」
南野の目が潤んでいる。
「生きてるって!」
「ほんと、に……?」
勇者たちがワッと沸く。
ベイン――ベインウルフ。
さっき、十河の話に出てきた男か。
「すみません、ベルゼギアさんっ……私――」
必要な情報は粗方得た。
「どうやら朗報のようですね。ええ、どうかすぐに行ってあげてください」
「はい、本当に今日は救ってくださってありがとうございましたっ。また、いずれっ」
「――ええ。もし、また会う機会があれば」
…………………………………………。
十河綾香。
清廉なだけに、どこへ転ぶかわからない。
あるいは、誰もが思い描く”勇者”像に一番近い勇者なのかもしれない。
同時に――不確定要素の塊でもある。
ある意味、最も読めない。
本人の説明によれば杖が必要な今の状態も、極弦とかいう鬼槍流の技の負荷が原因とのこと。
なら、いずれ回復する。
俺は、クラスメイトに手を借りながら離れていく十河の背中の眺めた。
もしか、すると……。
今後、異界の勇者の中で誰より厄介な障害になりうるのは――
「…………」
身を、翻す。
「行きましょう、アスターヴァ」
イヴがついてくる。
歩きながら、俺は今後について考えを広げていく。
「――――」
ここからは大魔帝がどれだけもつかが鍵となるかもしれない。
これから勇者が大魔帝討伐に費やす期間。
言い換えればこの期間は、女神を守る手駒の減る期間ということ。
前情報通り、大魔帝が女神の天敵だとすれば……。
あのクソ女神のことだ。
身の危険は冒さずアライオンに残る可能性も、十分にある。
大魔帝が東に姿を現したそうだ。
その情報は俺にも入ってきている。
ツヴァイクシードが死ぬ前に言っていた。
アイングランツは戦略級の存在だ、と。
あの側近級が意外と大魔帝にとって重要な駒だったなら……。
ここ南の戦況を知った大魔帝が退却することもありうる、か?
アイングランツの死を知った大魔帝が最北の地にでも退却してくれれば、御の字。
逆に、東へ行った桐原たちがそこで大魔帝を倒してしまうと厄介だ。
その戦いで桐原あたりが戦闘不能になってくれれば、それはそれで朗報だが……。
「…………」
もし大魔帝が北の大地に引き篭ればS級勇者は最北地へ赴くしかない。
その間、女神を潰すのに障害となる2−C連中は一時的に消える。
少なくとも、S級は北へ向かうはず。
ならばその厄介な邪魔が入らないうちに禁呪を使えるようにし――
叶うなら、S級が北の大魔帝とやり合っているうちにクソ女神を叩き潰す。
俺としてはそれまで大魔帝がもってくれれば僥倖。
大魔帝が殺されるのが、先か。
俺が禁呪を手に入れて女神をぶっ潰すのが、先か。
ここからは一旦、そういう勝負になるのかもしれない。
そう。
S級連中不在の間に復讐を完遂すれば、十河綾香という懸念も消える。
そしてそのためには、ある程度今後のS級勇者の動向を知る必要がある。
動向を定期的に知るには一応使えそうな手は考えてあるが……。
ただ、今後もし十河綾香が俺の障害として立ちはだかった場合――
正体を明かしてみたなら、それはどうなる?
何がなんでも全力でクラスメイトを守る。
そう十河は宣言した。
だがそのクラスメイトの敵として現れたのが――
クラスメイトなら?
十河綾香に突きつけられる矛盾。
目の前に立ちはだかる者も、守ると誓ったクラスメイトならば。
死んだと思っていた三森灯河、だったなら。
その時、十河綾香はどうするのか?
「…………」
正体を明かせば――おそらく、隙は作れる。
今は状況的に難しいが、傷つけず無力化するやり方はある。
少なくとも……。
あの状況で俺の廃棄に反対するような人間を、目的達成のために傷つけるのなら――
それは、俺が心底嫌っていた”あいつら”と同レベルでしかない。
と、
「どうしたの?」
マキアが尋ねてきた。
「……まだ年端もいかぬ子どもにも見えましたが、中身は立派な戦士でした。少々ワタシも、感銘を受けまして」
「ふぅん、異界の勇者に感動してたわけね」
「ええ」
と、兵士の一人がマキアを呼びにきた。
マキアは、
「あなたは適当な時に幕舎の方へ戻っておいて。私はちょっと用事ができたから」
「ワタシの監視はよいのですか?」
「害のある相手でもなさそうだし、いいかと思いますけど?」
そう肩を竦め、マキアはこの場からいなくなった。
この辺りはひと気がない。
俺は、イヴに言った。
「もう、喋っていいぞ」
「うむ」
「黙って突っ立たせてただけで悪かったな」
「我はかまわぬが、我がいてもいなくても大した影響はなさそうだったな」
「いや、おまえの存在も役に立ってくれたみたいだったぞ」
「?」
何人かの……特に、男子は後半イヴばかり見ていた。
短時間異性の意識を引きつけるなら美女が適役。
印象値が分散するから多少は俺の印象値も薄れる。
軽くそう説明すると、うぅむ、とイヴは唸った。
「人間からああいう目を向けられると、妙な感覚だ」
「フン、魅力溢れる容姿にも使い道はあるってことだ」
さて。
今後を見据えての収穫もあったが――
寄り道は、ここまで。
ここからは進路を戻す。
不確定要素はそこら中にあるが、俺のやることは決まっている。
後はもう、
「…………」
俺のすべきことに、力を注ぐのみ。
後はもう――この旅の完遂へ向けて、突き進むだけだ。
これにて、第五章完結となります。第五章も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
今章でトーカと女神サイド勇者組がついに再会となりましたね(女神サイドの勇者たちは”蠅王”の正体を知らない状態ですが)。ちなみに十河綾香ですが、灯河と十河……両方とも”トーカ”と読めたりもするんですね。さてさて、五章最終話は今後のトーカたちと女神サイドとの関係は果たしてどうなっていくのか?といった感じの締めとなりました。
この章は終盤の展開の関係で構成が他の章と少々違っていましたが、それはそれで書くのがなかなかに大変な章でもありました。とはいえ、終盤は持っていきたかった展開にどうにか着地できたのでがんばったかいがあった……ように思います。
他の東西勇者組はどうなったのか? 小山田や安は死んでしまったのか? 大魔帝や女神はこれからどう動くのか? などなど、次の六章で明らかになると思いますが、何より六章はトーカの復讐の旅も本筋へ戻っていくかと思います。
六章は10~14日ほどお時間をいただき、これまで通り間章を挟んでスタートしたいと考えております。正式な六章開始日はやはり今まで通り間章更新時にお伝えできましたら、と。別作業の方はひとまず山場を越えた感触ですので、当面は六章執筆に時間をさけるはず……がんばります……。
そして五章連載中にご感想、レビュー、ブックマーク、評価ポイントをくださった方々に改めてお礼申し上げます。「終わりの、始まり」更新時には100件を超える感想をいただきびっくりしたと同時に、楽しんでいただけたのが伝わってきてとてもありがたく思いました。レビューも気づけば48件にもなっていまして、前回更新後からまた3件新しくレビューをいただきました。また、評価ポイントをそっと置いていってくださった方々もありがとうございました。なんらかの形で好意的なフィードバックをいただけるのは、大変ありがたいことでございます。
ありがたいと言えば書籍版、コミック共に好調とのことで……時々ご購入の報告をくださる方もいますが、ご購入くださった皆さまに改めて、この場を借りてお礼申し上げます。
それでは、また六章でお会いいたしましょう。ありがとうございました。