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血色の黄昏


 イヴが投げた槍。

 本当の狙いは不意打ちではなく、敵の反応速度を見るためだった。

 あの一撃で、アイングランツの反応のスピードが掴めた。


 あれなら――捻じ込める。


 そう、判断した。

 意識外からの攻撃。

 気づいた”その瞬間だけ”は誰もが素で反応してしまう。

 演技の入り込む余地は、ない。


「調子に乗るナ! 我の動きを封じた程度デ――」

「【バーサク】」

「ぐぉぉぁあアッ!?」


 飛び出さんばかりに目を剥くアイングランツ。


 グラッ


 身体中の傷口から血を撒き散らし、巨体が倒れ込む。

 ククッ、と嗤う。


 俺のは、動きを止めるだけじゃない。


 ズンッ!


 アイングランツが、かろうじて踏みとどまる。


「殺゛、ズ……ッ!」


 血の涙に溢れた金眼で射殺さんばかりに睨むアイングランツ。

 全身が膨張し、禍々しいツノがメリメリと変形し始めた。

 が、


「ぐぁ、あア!?」


 麻痺状態で力任せに動くのは自殺行為。

 下手に地力があると動けてしまう――シビトのように。

 ゆえに、地獄を見る。


 周りのオーガ兵たちは困惑していた。

 何が起こっているのか理解が追いついていない様子である。

 しかもオーガ兵は、同時にゴーレムの絶え間ない襲撃を受けている。

 一方のアイングランツも錯乱と呼べる状態にあった。

 最も理解が追いついていないのは、この側近級かもしれない。


「馬鹿゛、ナ゛……ッ! ごの、ふざげだヂカラっ……ソは……なん、ダッ!? 想、定外ダ……ッ! げフゥ!? ぐっ……忌々しい、女神めえ゛……こんなシロモノ゛を……隠じて、いだ……ど、ハ!」


 もがき、自ら死に近づくアイングランツ。

 反応速度と違って体力は馬鹿みたいにあるようだ。

 しかし【スロウ】を除く俺のスキル消費MPはたった10。

 この局面でMPが尽きることなど、皆無に等しい。

 まだまだ、撃てる。

 無間地獄。

 一度ハマってしまえば、この連鎖から逃れることはできない。


 ――詰みだ、アイングランツ。


 やがて、


「ぐぉぉおおおおぉぉぉおおおおおオ――――ッ! お、ぐ、ェ……、――」


 アイングランツは力尽き……血の海に、沈んだ。


 力尽きたように見せかけ、擬態することもなく。

 数を頼み、仲間に救援を叫ぶこともなく。

 最期に謎の呪術に対する自己分析の情報を、部下へ託すこともなく。


 ひたすら混乱と理解不能の大渦たいかに飲まれ、息絶えた。


 確実に死んだかは、便利なあのシステムが教えてくれた。


 【レベルが上がりました】

 【LV2112→LV2500】


 経験値が入る――つまり確かに”死んだ”ということ。

 レベルアップが期待できる相手に対しては生死判断の材料となる。

 逆にこれでレベルアップしてなければ、死んだふりを疑える。

 もちろんこれは、レベルアップ前提の話になるが。


「あれを頼む、スレイ」


 スレイが少し特徴のあるいななきを二度発する。

 これはイヴへ向けたものだった。


 ”側近級を殺した”


 事前に決めておいた合図。

 合図を発したのち、俺は懐から拡声石を取り出した。

 次なる”合図”を送るために。


 カチッ


 マスクに嵌め直し、告げる。



「――とどめだ、アイングランツ――」



 とどめも何も、すでにアイングランツは死んでいる。

 が、この側近級が”瀕死”と告げられて……


 もう一匹は、どう受け止める?


 即時撤退を選ぶか。

 動揺するか。

 スルーか。

 もしくは、


「馬鹿ナ! アイングランツ様が敗北するだト!? ありえン! ぐっ……何より、アイングランツ様はオーガ兵を生み出すことのできる戦略級存在! やらせるわけには、いかン!」


 ほどなくもう一匹の側近級が、駆け迫ってきた。

 もう一匹が選んだのは――救出。

 運悪く俺とその側近級の距離の間にいた兵士たちが、


「ぐ、あっ!?」


 バタバタ、倒れていく。

 範囲に入った瞬間、邪王素に耐えきれず気絶したのだ。

 ……側近級が移動すると、効果範囲がわかりやすい。

 邪王素の範囲はアイングランツよりやや短いくらい、か。

 アイングランツの敗北が、想定外中の想定外なら……。


 真偽不明にせよ、気になって確認はしにくる。


 拡声石を、外す。

 スレイの馬首を巡らせ、俺はもう一匹の側近級の方角を向いた。

 もう一匹の側近級が、襲い掛かるゴーレムを蹴散らし、迫る。

 距離が、縮まってきた。

 さて、これで――


 十河からは、引き剥がせたか。


 まだ持ちこたえていたなら、だが。

 ただ、もう一匹の側近級は決め手に欠けていた感があった。

 防御を崩せていない――遠目からだが、そんな風に見えた。


「ぐ、ヌゥ! 最上級のS級はもうこの戦場にはおらぬはズ! 我が帝の見込みでは、ここは、このツヴァイクシードがS級を抑え込めれば難なく勝てるはずだっタ! 収穫は……完全と、なるはずだっダ!」


 ああ、いねぇよ。


 


「…………」


 ひとまず、同じ手を仕掛けてみるか。

 刹那――



 もう一匹の側近級の胴が、上下に、両断された。



「し、マッ――、……ッ!」



 停止した時間の中で浮遊するみたいに、側近級の上半身が、宙に踊る。

 禍々しい紫毛の巨体を横薙ぎに両断したのは、



 銀光煌めく、巨のつるぎ



 側近級の背後。

 十河綾香が、剣を振り切った状態で跳躍している。

 神速の動きで、彼女はさらにその巨剣を縦に振り降ろした。

 彼女が、口を開く。


「一騎打ちの最中に、そのような隙を見せるなど――」


 二動作にして成った十字の斬撃が、側近級を、四つのパーツに閃断せんだんした。


「言語、道断」


「ぐ、ぉォ――、……ッ!?」


 縦に頭部を二分された側近級が、両の側頭部を左右の手でおさえた。

 頭部が二つに別れゆくのを反射的に止めようとしたのだろう。

 が、その努力は虚しく霧散する。

 断末魔の叫びに溺れる暇すら、与えられなかった。

 仮に再生能力を持っていようともそれ以上の速度で解体してみせる。

 十河の剣速には、そんな気迫すらうかがえた。


 鬼速きそくの乱刃が、魔の肉と共に、空気を無数に寸断していく。


 ツヴァイクシードと名乗った側近級は、紫毛のこびりついた肉塊へと変貌していった。


 その死体が無残に散らばり、地面に散乱する。


 ――しかし、速い。


 あれが成長したS級勇者か。

 いや、それとも……。

 肩で息をしながら、十河は、肉の塊と化した側近級を見下ろしている。

 上下する肩口がそれを覆う装備ごと大きく裂けていた。

 が、血はすでに止まっている。

 ステータス補正のおかげだろう。


 ……雰囲気が少し変わった、というのもある。

 ただそれ以上に、どこか無理をおしている感がうかがえた。

 自分の身体に無茶を強いている、というか。


「はぁっ……はぁ……ッ!」


 荒く息を吐く十河の視線が――俺を、捉えた。

 俺は……。

 わき腹をおさえながら、やや前のめりになって、スレイを歩かせる。

 十河が、近づいてくる。





 先に、こっちから声をかけた。

 声は変声石で変えている。

 俺だと――三森灯河だと、声でバレる心配はない。

 十河の銀の巨剣は、今は身の丈に合ったサイズに戻っていた。


「……助かり、ました」


 十河の荒い呼吸はまだ鎮まっていない。

 戦闘の構えも、解いていない。

 スレイのせいか。


「ご安心を……この黒馬は、我々の味方です。手なずけてありますから、ご心配なく……」


 丁寧な言葉で、かつ疲労感たっぷりに、俺は言った。

 蠅王ノ戦団の団長としてはこの口調でいい。

 そう……アシントのムアジのような。

 十河が、やや構えを緩めて尋ねた。


「大丈夫、ですか?」

「この私であっても、あの側近級の邪王素の影響下では……ギリギリの戦いでした。まさか邪王素の力が、これほどのものとは……ぐっ……!?」


 苦しそうな演技をする。

 落馬を危惧してか、十河が駆け寄る素振りを見せた。

 が、俺は手を出して制する。


「もし、我が呪術が決まらなければ……勝てなかったでしょう。邪王素の影響下で長期戦になれば……確実に、私の負けでした……」

「あの、あなたたちが現れてから……私と戦っていた側近級は、明らかにあなたの存在が気になっていて、集中力が落ちていました……そのおかげで、私も持ちこたえられたんだと思います。ありがとうございました。その、あなたは……あの黒竜騎士団を倒したアシントの――」

「そんなことより、よいのですか?」


 俺は十河の言葉を遮り、馬上で少し身を起こした。

 顔を、まだ戦っている十河の味方側の方角へ向ける。


「あの側近級のすぐ背後で、あのような動きができるということは……あなたは、私と違って邪王素の影響を受けなかった。つまり……異界の勇者なのですね? しかも、かなりお強い……そのあなたの力を必要としている者たちが、まだいるのでは?」


 十河がハッとする。

 首を巡らせ、彼女はまだオーガ兵と戦っている仲間を見た。

 十河は額の汗を拭い、俺に背を向ける。


「――後ほど、改めてお礼を言わせてください。今……私はまず、みんな(クラスメイト)を助けないと」


 十河が戦場をうろついている軍馬を発見し、それを目がけて駆け出す。

 と、数匹のオーガ兵が気づいて十河に襲いかかった。



 瞬殺。



 オーガ兵が複数で仕掛けても、まるで敵わない。

 十河はすぐに軍馬を捕まえ、またがった。

 馬上で武器を銀槍に変化させ、他の戦闘の波へ迷いなく突進していく。

 ……上手く乗りこなすもんだ。

 確実に今の俺より乗馬技術は上だな。

 さすがはあの十河綾香、か。


「にしても……」


 相変わらず自分以外のヤツを心配してんだな、あのクラス委員は。


 三森灯河の廃棄遺跡送り。

 あの場で唯一、止めようとしてくれたクラスメイト。

 あのクソ女神に盾突いたクラス委員。

 雰囲気は、少し変わっていた。

 が、根本的な部分は変わっていないようだ。

 他者を思いやる気持ち……その部分は、変わっていないらしい。

 暴風雨のごとくオーガ兵を蹴散らす十河を遠目に見ながら、


「ああ……また後でな」


 俺は、届くはずもない声で言った。



     ▽



 さて……趨勢は決しつつある。

 ゴーレムの働きもさることながら、二体の側近級の死が大きく影響したようだ。

 大魔帝軍全体の士気が目に見えて低い。

 側近級が揃って殺されるとは夢にも思っていなかったのだろう。

 瓦解し始めた大魔帝の軍勢に対し、逆に、人間側は一気に畳み込みにかかっている。


 俺はスレイに指示して第二段階に戻らせた。

 これで、一般的な馬に近い見た目になる。

 ずっと第三段階でいると、その辺の兵士に敵の魔物と間違われそうだしな。

 それに第三段階のままだとスレイの消耗も激しい。

 スレイは、もう休ませてやっていいだろう。

 と、


「我が主よ」


 イヴが駆けつけてきた。

 返り血を浴びている。

 手には、剣を握っていた。


「やったか」

「ああ。ヤバそうだった側近級は、どうにか片づいた」


 戦場の様子をうかがうイヴ。


「大勢は、決しつつあるようだな」


 大魔帝軍は呼び寄せた魔物と挟撃する形を狙っていたと思われる。

 が、魔群帯の魔物が思った以上にここへ到達しなかった。

 なぜなら、その多くは俺たちがエリカお手製の武器で事前に叩き潰したからだ。

 残った魔物は魔群体との境界線付近で、ゴーレムが大半を押しとどめている。

 だから現状、漏れ出てくる魔物はそう多くない。

 そしてゴーレムの半数はこの戦場まで来て、オーガ兵たちの陣列をかき乱した。

 数の不利をひっくり返す邪王素持ちの側近級は揃って死亡。

 その結果、数で劣る大魔帝軍は負け戦の様相を呈していた。


 各国の軍も足並みを揃え、一丸となって戦っている。

 もはやオーガ兵を一匹残らず駆逐する勢いだ。

 ネーアの旗の辺りは特に勢いがある。

 目に見えて士気が高い。

 統率も取れている。

 姫の死による激情に動かされている風にも、見えない。

 あの調子なら、おそらくセラスも姫さまも問題ないだろう。


「…………」


 そうか、


「ちゃんと、間に合ったか」


 視線を転じる。


「ただ、そろそろ――」


 魔群帯の方角。


「ゴーレムでき止めてた魔群帯の金眼どもが合流するかもしれねぇな。それに……」


 懐中時計を取り出し時間を確認。

 ゴーレムの稼働時間……。

 そのタイムリミットが、近い。

 スレイから降り、俺は腰の短剣を抜いた。


「残りの金眼どもが本格的に到達する前に……この辺のオーガ兵の数をできるだけ、減らしておくとしようか」


 大魔帝軍をここで崩壊させておけば、あとは魔群帯の魔物に専念できる。

 挟撃の形も、避けられる。


 オーガ兵の中には逃げ出し始めるヤツもいた。

 が、すべてが逃亡しているわけでもなかった。

 後々を考えて一人でも多く道連れにするつもりなのか。

 死にもの狂いで殺しにかかってきているのも、まだいる。


「しギぃァあ!」


 早速、一匹のオーガ兵が槍を手に襲いかかってきた。

 俺は懐に飛び込み、喉を掻っ切る。

 前蹴りでそいつを蹴飛ばし、構えを取り直す。

 他のオーガ兵を立て続けに斬り飛ばしたイヴが、俺の背後に位置取った。


「我が主の近接戦闘も、大分サマになってきたな」

「……おまえらに鍛えられたからな。つっても、やっぱ近接戦闘じゃおまえらにはかないそうにねぇが」


 やはりイヴの戦いは洗練されている。

 俺が一匹殺す間に、三匹は殺している。

 イヴは敵の武器をも利用し、殺戮と呼べる数のオーガ兵を屠っていった。

 俺は【パラライズ】で複数のオーガ兵の動きを止め、次々と刃で喉もとを掻っ捌いていく。


 目的だった二匹の側近級は潰した。

 あのネーア軍の様子なら、姫さまもおそらくは無事でいる。


 改めて、戦況を確認。


「…………」


 ここからはもう、黒子役に徹してよさそうか。



     ▽



 オーガ兵が”軍勢”としてほぼ機能しなくなる頃、ついに魔群帯の魔物が波となって押し寄せてきた。


 ゴーレムの稼働時間はもう終わっている。

 魔物に暴虐の限りを尽くしたゴーレムたちは崩れ、形を失った。

 そして……灰と化し、風に乗って消えた。


 が、その頃には待ち構える人間側もすっかり陣容を立て直していた。


 アライオンのポラリーとかいう公爵。

 ネーアの”姫さま”ことカトレア・シュトラミウス。

 バクオスのガスという名の若い竜騎士。

 異界の勇者たちを率いる十河綾香。


 彼らの指揮する軍は一つとなって魔物たちとぶつかった。


 恐るべき邪王素をまき散らす側近級はもういない。

 後方の憂いは、ない。


 さて、蠅王ノ戦団だが……。

 俺の正体がバレないこと――ここからは、そこが最優先である。


 俺とイヴは、あまり目立たぬようネーア軍の傍で戦いを継続した。

 状態異常スキルをなるだけ使わず、俺は武器を用いて戦闘を行った。

 マスクの効果で多少は声量を抑えられている。

 が、やはりスキル発声時の単語で2−Cの勇者に勘付かれる危険が残っている。


 あいつらは俺がヴィシスに状態異常スキルを放った時の”【パラライズ】”を目に、そして耳にしている。


 他の状態異常スキルにしても、いかにも”状態異常スキル”なスキル名だ。

 下手に乱発すると、勘付くヤツが出るかもしれない。

 一応呪術に押しつけたが、ここでの状態異常スキル使用は慎重になるべきだ。


「ぎァ!」


 足払いで魔物を転倒させる。

 その眼球に、戦場で拾った剣の刃を突き入れる。


「……こういう時のための、近接戦闘の訓練だったわけだ」


 状態異常スキルとは違った、確かな肉の手ごたえ。


「そういえば……」


 十河以外の上級勇者の姿が見当たらねぇが……。

 桐原の不在は事前情報で知っている。

 ただ、2−Cの連中が固まってる辺り……。

 高雄姉妹や、戦場浅葱……小山田や安もいない感じがする。

 あいつらは、別の軍に編入されたのか?


 魔物の目に突き入れた刃を引き抜き、視線を滑らせる。

 今、セラスはネーアの姫さまの近くで戦っていた。


 精式霊装を使っている。


 てことは……正体は、バラしたか。

 周りの女聖騎士たちがセラスの指示にキビキビと従っている。

 遠目で見た時に士気が高かったのは、元聖騎士団長の帰還が知れ渡ったからか。

 精式霊装の使用は、イコールで正体の露見につながる。

 使用をどうするかは、セラス自身の判断に任せたが――


「……ま、そうなるよな」


 そう、使用は禁止しなかった。

 仕方あるまい。

 大切な存在を守る時に力をセーブさせるなんてのは、さすがにこくすぎる。



     □



 こうして、魔防の白城に集っていた南軍は大きな損害をこうむったものの、オーガ兵を率いて急襲を仕掛けてきた側近級二体を打ち倒し、さらには、金棲魔群帯より押し寄せた魔物たちを退けたのであった。



     ▽



 夕刻。


 勝利したとはいえ、各国の軍はいまだ現状を把握しきれていない感じだった。


 各軍の指揮官が、部下っぽい連中に絶え間なく指示を飛ばしている。


 魔防の白城もまだ中に魔物が潜んでいる可能性があるとかで、各軍は壁外で陣を張っていた。


 このあと、生き残った各軍の指揮官は今後の方針について合議を行うという。


 ……その合議が行われる、一時間ほど前のこと。


 ネーア聖国の姫さまから呼び出された俺は、イヴとスレイを伴い、ネーア軍の陣幕に足を踏み入れていた。








 おそらく今年最後の更新……となるかと思います(一応、まだ確定とまでは言い切れませんが……)。今年はなかなか思うような更新ペースを作れずにいましたが、どうにか五章の終わりは見えてきた感じでございますね。そんな中、今年もお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。来年もどうか、よろしくお願いいたします。


 それと本日コミカライズ版5話がコミックガルド様にて更新されました。また、先日12/25にコミカライズ版1巻も発売となりました。こちらのコミカライズ版も、どうぞよろしくお願いいたします。


 来年は……できそうなら、色々動き出せればと思っております。


 それでは皆さま、どうかよいお年を。


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― 新着の感想 ―
私も「すおい」さんと同じ感想です。 コミック版だと二人そろってLv2500の表示だったので、これはトーカだけだろ と思い、十河のレベルを知りたくてこっちに来ました。
コミカライズ版から読み始め、11巻まで読んで12巻の配信が待ちきれずこちらを覗きにきました。 側近級との闘いが思ったよりあっさり片付いた感はありますが、知力を巡らせて騙し騙されのやり取りが面白かったで…
[良い点] 虐げられた生い立ちと境遇故に 人を真顔で殺せる修羅になり果てつつも、 自分を人間扱いしたおじさんやおばさん、 仲間のセラスやイヴ、 そして今回再会した、かつて廃棄される自分のことを唯一かば…
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