花束の丘
迷い疲れた果てに
夜空の星は慰めはしない
静けさだけが埋める
森の中で見上げた
魔法が使えたなら
今すぐ空を飛んで
君が座る月のソファーへ
飛び込んでいくのにな
迷い疲れた果てに
迷い事を口にして
訂正の入らない間に
寂しさを感じるばかり
灯りを消すように
大きく息を空へ飛ばす
見たい景色のその場所へ
僕は君を見つけるよ
明けない夜を走り抜けて
追いかける残像に伸ばす手
あの場所にしか咲かない花を
舞い上げて花火にして
君がその美しい景色を
見下ろしてくれたらいいな
あの場所にしか咲かない花を
舞い上げて花火にして
君がその美しい景色を
一緒に見ようと降りてきてくれたら
それだけでいいのに
読んでいただき、ありがとうございました。