仲直り
教室へ戻るときはギリギリで間に合った。午前中は授業を受けた。その内容は俺には少し分からなかった内容だった。その様子を見てその内容について後ろから教えてくれた。
昼休みに屋上に行ってで自分で作った弁当を食べていた。その隣には、パンを食べている部長がいた。そこの空気は重かった。そこにたまたまいた幽霊少女が、
「この人と何かあったの。」
「部活での後輩の接し方でケンカになって以来ずっとこのまま。」
さらにこう言った。
「どうして気になった。」
「だって隣にいる人が何か話したそうだったから。」
「えっ」
横を振り向くと、部長がほんとに話したそうだった。このときが最初で最後のチャンスだった。もし、このチャンスを逃すともう仲直りが無理になるのかもしれない。だからこそ、
「あの時は・・・」
「ごめん。」
「どうしてお前が謝る?」
「それは、強引に自分の考えを押し付けようとしていたから。」
「俺も一緒だって。そのことについて謝りたかったんだよ。」
「そうだったんだ。」
「よし一緒に後輩の様子をみにいこうか。それとも今日はどっかで食べに行こうか。」
「そうだね。」
と言うと、一緒に教室に行った。
その様子を見て、幽霊少女が、
「早くあの子を助けないと・・・」
「どうした?」
「いや何にもないよ。」
と言い戻っていった。




