募る思い
酔っ払いのおやじとの話が終わったあと、部屋へ行った。
甲冑を脱いで、部屋の隅へと置くと、下着になってベッドに潜った。
今日会った魔法使いの女を思い出していた。
魔法使いの女の人、可愛かったな。
小柄な体に大きなハットをかぶり、マントをしていたが、露出の多いセクシーなドレスを着ていた。
胸元にはたわわに実った乳房がきれいな谷間を作っていた。
弛みのない白く細い二の腕、頬擦りしたくなるような悩ましい太もも。
露出が多いのにいやらしさより、可憐さを感じさせる服のデザイン。
いや、彼女だからそう感じるのかもしれない。
彼女を10点満点と評価すると、高校時代のクラスの女子は2点か3点、学年一位でも4点だ。
芸能界でも、あれほど可愛い子はいない。
あっちの世界にいたときは、彼女なんてできたことがなかった。
向こうじゃ、知り合うことなんてなかっただろう。
明日また、会うんだよな。
思いは加速していく。
何歳だろうか?
年下には見えなかった。
彼女にするなら、年下が理想だが、あれほど可愛ければ年齢は関係ない。
年下だとしたらあのスタイルは反則だろう。
こっちの世界来て、不安だろうな。
涙浮かべちゃってさ。抱きしめたくなる。
俺頼られてるかな。うん、頼られてるよな。
ひょっとして、付き合ったりするんだろうか?
いや、絶対そうなるでしょ。
明日が楽しみだな。
童貞卒業も時間の問題だ。
今日は空想の中で楽しむとしよう。