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彼と彼と彼

「ヒョウガ君、落ち着くんだ」

ヒョウガの後ろに、いつの間にか雨宮が頭にナイフを突き立ててヒョウガのように、流石に蜘蛛みたいに糸は出してないが逆様姿で立っていた。よく見たら腕の力で紐を掴んでいた。

「なーんで、彼を殺そうとしたんだい?」

「答える……義理は……ありません……」

「それじゃ誰に命令されたんだい?」

「めんどくせぇ……」

口調が変わった。

「雨宮ハルヒ……俺は妹を壊した(ころした)()()も殺したいんだよ……だから……」

「およっ?」


「貴方も一緒に死んでくれ!」


雨宮の背後には沢山の人形がヒョウガのように逆様にぶら下がっている。1つだけツッコミをいれることができるとしたら

「わー……」

人形それぞれに機関銃が取り付けられているって事にツッコミをいれたい!

「撃て!」

気迫のある声でヒョウガが発射命令をだした。……ん? あ、まって、これ僕も巻き込まれているから……


これ死んだ?


目を瞑る。さよなら人生! さよなら僕!


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダ


「本当酷いよね」

……あれ? 何も当たらない? おかしいな? ってか生きてる?

恐る恐る目を開けると

「もう少しで囚人君(ほるだーくん)死んじゃうよ」

どうやら雨宮が素手で発射された弾全部を掴んでいたようだ。

「……雨宮さん」

「大丈夫そうだね」

「いや、あの、その」

「あこれかい?」

雨宮が弾を床に落とした。そうそうそれだよそれ、まず

「どうやって……」

「ちょっとしたスキルさ⭐」

雨宮がウインクしてきた。いや誰でもできるよ見たいな言い方ですけど無理っすよ普通死ぬ

「とにかく……ヒョウガ君、君は誤解してるよ」

「何がでしょうか?」

その先に居るのは僕達を撃ってきた本人ヒョウガに向かって雨宮は言い放つ

「日向ちゃんが壊れた(しんだ)理由は君にもあるんだよ?」

「どういう意味ですか?」


「彼女は作ってはいけなかった(いてはいけなかった)んだ」


その言葉に対してヒョウガは


「黙れ、嘘つきの狂人バーサーカー!!」


叫んだ。

「?!」

叫んだ瞬間、雨宮が看守の服(かわったふく)からボロボロの服を来た姿に変わった。

「雨宮さん?」

返事がかえってこない

「雨宮さ……」

僕が雨宮の肩に触れようとした瞬間


「ごめんね」


雨宮に突き飛ばされた。突き飛ばされた先は

「え?」

さっきまで無かったはずの黒い穴

囚人君ほるだーくんを次の階層へご案内」


そしてそのまま僕は下に落ちていった。

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