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オープニングアクター雨宮

深い意識の底に僕はたっている。開幕から「こいつなにいっているんだ」と思ったやつがいるかもしれないが仕方がないんだ、だって本当にそんな感じなんだから。まぁ……いいか、とにかく僕はそんな感じで黒い空間にたっている。


「ねえ」


誰かに呼ばれたような気がする。


「おーい」


声はだんだんと大きくなってくる気がする。


囚人君(ほるだーくん)!」


ほるだー? それは僕のことなのだろうか


「起きろ!」


その瞬間おもいっきり頬をぶん殴られた感触が全身に駆け巡るかのように痛みがやって来た。


「痛い」

「あ、起きてくれた」


目を開けると


「初めまして、こんにちは? 僕の名前は、雨宮(あめみや)ハルヒだよ。よろしくね⭐」


「はい、よろしくお願いします……」

青くて多くの装飾品が目立つ看守の服(かわったふく)を身につけ、とにかく派手が第一印象の金髪碧眼の糸のように細い目をした青年が立っていた。

「腐っても! 壊れていても! 僕はこう見えて! 最高権力者君(いちばんえらいひと)のお友達! イエーイ⭐」

反応に困る

「……はい」

「君、テンション低いね大丈夫?」

あんたが高いんだ

「とりあえず、君に一つ聞いてもいいかな?」

「何ですか?」

「君はここに来るまでの記憶とかあるかな?」

どいうことだろうか

「あ、覚えていたらでいいんだ。例えば何か黒いものが居たーとか」

黒いもの?

「そう……ですね……」

記憶を辿ればなにか分かるかな? んー……思いだせ……


あれ?


囚人君(ほるだーくん)?」

その前に


僕は誰だ?


「おーい、囚人君(ほるだーくん)

「すみません……思いだせないです」

「そうかいそうかい、ならいいよ」

僕の頭をポンポンと軽く叩くと雨宮は袖からなにかを取り出した。

「ようこそ!


地獄へ!!」


取り出したものはパーンと派手な音をたて紙ふぶきを撒き散らした。

「この狂った素晴らしき空間(セカイ)は君を歓迎する!」

ポカーンとあっけにとられた僕を見ながら雨宮はニヤニヤ笑っていた。


こうして僕はこの狂った地獄(せかい)の住人になった。

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