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S・A・K・U・R・A

作者: 霖狐己葉

S・A・K・U・R・A


霖狐乙葉


桜は、恋の色をし

桜は、夜月の光を浴び

桜は、他の花よりも美しく咲き誇る


そんな、桜と共に生きてきた。

同じ日に生まれ

同じ日々を過ごして

同じ年をとって

全部が同じだった。

だから………私は、これからも一緒にいたかった。



私のそばで泣いている可愛い女の子

私と同じ日に生まれ

私と同じ年をとっている

可愛い女の子

でも、女の子がスクスクきれいに成長していくにつれて女の子が涙を流す日が増えていった。

どうしたの?って聞きたいけど

聞けない………木だから

もし、私があなたと同じ人間だったら

いつでもどこでもそばにいられる。

そして、あなたは私を優しくなでながら

自ら私に告げた。

「私ねもう、あなたと永くは生きられない」

………悲しかった。

あなたからのお告げはとっても悲しくて

驚いた。


あなたは、私に告げると再び涙を流した。

「まだ、死にたくないよ」

囁きながら

だけど、あなたが泣いているのに

私は何もできない

あなたを優しく支えてあげたい

あなたを笑顔にしたい

なのに…………私は………

あなたをただ見守るだけだった。

すると、あなたは泣き声のまま私にこう言った

「桜、大好きありがとうそして……」

『サヨナラ』


それが、私とあなたの最後だった………

やがて、月日が過ぎてあなたは天国へ旅立った

でも、もし生まれ変わったら

また、会えますか?

また、笑い会えますか?

また、一緒になれますか?

私は、信じてます

ずっと、この命が消えでも

終わり


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