表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/46

美咲の変化

美咲視点

ーーーーーーーーーーーーーーーー

気がつけば、私と彩は別々の場所でお漏らしをすることを続けて、もう五日が経っていた。

最初は「我慢の限界でどうしても出てしまう」だったはずなのに……。


今日、廊下の片隅でスカートの裾を握りしめて膀胱を解放した瞬間、私ははっきりと気づいた。

(あ、私……もう自分の意思で出してる)


かつては「出ちゃった」だったのが、今は「出す」になっている。

温かい流れがスカートを伝い、足元に広がっていくその感覚を、私はむしろ「気持ちいい」と思っていた。

恥ずかしい気持ちはまだ完全に消えないけど、それ以上に快感が芽生え始めている。


そんな気持ちの変化を抱えながら過ごした昨日の朝――私は偶然、ある光景を目撃した。


通勤途中の大通り。前を歩く影がふと立ち止まり、しゃがみ込んだ。

朝日の下で、それが萌ちゃんだとわかった。

彼女はスカートの裾を抑えたまま、顔を真っ赤にして足を少し開いていた。


「……はぁ……」


その声と同時に、しゃらしゃらとした音が朝の静けさに響いた。

スカートの下から水が溢れるように広がり、舗道に濡れた斑点を作っていく。

萌ちゃんの頬は染まり、眉を寄せながらも、どこか恍惚としたような表情に見えた。


私は息を飲んで、物陰からその姿を見ていた。

(……萌ちゃん、もうおむつしてない……?)


――そして翌日。


私は思い切って彼女に尋ねた。

「萌ちゃん、昨日……どうしておむつ、してなかったの?」


すると、彼女は一瞬うつむき、少し考えてから口を開いた。


「……昨日の朝、寝坊しちゃって……おむつをはくのを忘れて出勤しちゃったんです」


恥ずかしそうに、けれどはっきりと萌ちゃんは続けた。


「会社のロッカーでおむつを履こうと思って……でも、間に合わなくて。道で……そのままパンツの中におしっこ、しちゃって……」


言葉とともに、彼女の耳まで真っ赤になる。


「その時……なんか、気持ちよかったんです」

「それに、どうして私……おむつなんか、しなきゃいけないんだろうって。変ですよね」


萌ちゃんは恥ずかしそうに笑った。


私はその瞬間、胸の奥で確信した。

(……やっぱり、私の“故意の失禁”は間違ってなかったんだ)


彩と一緒に始めた「順応の実験」。

それが、確実に周囲に影響を与えている。

そして私は初めて「成功」という言葉を実感したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ