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歪な呪いの文字

この物語は、平安時代末期、平家が栄華を振るっていた時代の物語です。

 月子には、幼い頃から虚空こくうに浮かぶ文字が見えた。何故、そのようなものが見えるかは誰も説明出来なかった。

 それは、人の身体からのらりくらりと現れたり、民家からも現れるし、人が歩くようにふらりふらりと漂うものもある。

 しかし、その文字が何を伝えようとしているのかおおよそ分からない。

 文字は、言葉の破片だ。言葉を成さない文字は、やがて虚空へと消滅してゆく。

 いったい何のために文字が出現するのだろうか?月子自身も分からなかった。ただ稀に言葉が現れることがあった。言葉となって現れるものは、ひとの心を表していることが分かった。誰にも打ち明けられない秘密の言葉だ。その言葉を月子から聞いた者はたいそう驚き、そして畏れた。

 文字は、そんな真実の言葉の破片だというこたが分かった。


 月子はある日、義父ちち上から命じられるままに、物乞いの格好をして、都に出かけた。

 言葉にならない文字を拾い集めるためだ。そして言葉を探した。

 その日からずっと…。ほぼ毎日。


 都に来たばかりの時は、何も言葉を見つけることができなかった。来る日も来る日も文字ばかりが素通りしていった。文字を追い、また文字を見る、そして追いかける。そんな退屈な日々を過ごしていた。文字はひとつも言葉を生み出さない。ただ、ぼんやりと文字を追いかけるだけで1日が終わった。


 しかし、そんな日ばかりではなかった。物乞いの格好をしている子供は、都に住む人々に忌み嫌われ、ひどい暴力も受けた。そんな日が何日も続くこともある。


 やがて、文字から言葉を見つけるためのコツを見つけた。


 意外と簡単だった。


 ただ文字を見ているだけでは、風景を見ているのと変わらなかった。


 まず、集中した。

 文字と文字を繋ぐものを探した。

 文字の形は一つひとつ違う。共通の形を見つけると、文字が繋がり言葉ができた。

 文字の空間へと入っていくことを意識して集中力を高めると、周囲の風景が見えなくなって、共通の文字が見つけやすくなった。そうなると、不思議と文字と文字が並び始め、自ずと言葉が組み立てられるようになった。

 その頃になると、多くの言葉を読めるようになっていた。

 月子自身多くの言葉を耳にしたことによって、言葉を組み立てる力にもなった。


 都の中、民家の塀を背中に、長い時刻座り込んで多くの言葉を読めるようになると、もうすっかり退屈ではなくなった。むしろ楽しめるようになっていった。

 そして、その言葉が人の真実を映し、町の動向を映し出した。都の、無数の言葉が語られる内容によりその印象も色濃くなっていった。


 …この都の人々は、様々な苦悩を抱えていた。日々の食べ物にも困っているひと。ものを盗まれたひと。思いびとが振り向かない…。そして、平家への批判や憧憬。様々な言葉で溢れていた。


 しかし、そればかりではなかった。呪詛という言葉が目障りなほど、そこかしこに隠れている。

 月子も、それを知っている。なまじこんな能力があるばっかりに、その言葉とは深い縁がある。


 そして…。長い時が過ぎた。

 都にいると『呪い』に巻き込まれてしまうこともある。

 義父ちちには、言葉を読んでも干渉してはいけない。と言われていたのに、その約束を破ってしまったのだ。だからもう都にはいられない予感がした。明日か、また明後日か?都を去らなければならない日がくるだろう。


 そんなことを考えながら、月子はぼんやりと町を眺めていた。

 すると、通りの向こうから月子の目を引く者が歩いてくる。その者にひどい違和感を覚えながらも必死で違和感の正体を突き止めようとした。

 まだ子供だ。着古しの着物を身につけていたが、その歩き方は凛として、子供らしからぬ威厳があるようにも見えた。隣には、少し年上の女の子を連れていたが、まるで主従関係があるように、一歩下がって自信のない様子で、俯いている。

 月子は、目を凝らして集中し、丁寧に観察したところ、少しずつ違和感の正体が分かってきた。月子に近づいてきたせいもあるだろうが、違和感がはっきりと月子の目に映った。


 この者を知っている。と、月子は思った。しかし、人違いのような気もした。だが、違和感の正体はそんなことではなかった。


 眼孔が真っ黒だ。


 そしてそこから絶え間なく不気味な何かが溢れていた。文字のように見えるが、文字ではない。まったく読めないからだ。だが、見えているということはやはり文字なのだろうか。読めない文字はひどく気持ち悪かった。

 それは、迷うことなく真っ直ぐと月子の目の前にやって来た。

 月子は、気持ち悪い女の子を直視した。

 恐怖はなかった。これまでも不気味な者は何人か見かけていた。

 だか、一歩下がって歩く年上の女の子を見た時、ひどく恐ろしさを感じた。


 その子の身体中に、眼孔から出ていたものと同じような気持ち悪い形をした文字もどきが無数に刻み込まれていたからだ。その子には人間らしい表情というものがなかった。何処を見ているのかも分からない飾りのような目ん玉が明らかに淀んでいる。


 「おやおや、お前は普通の子ではないな」と、唐突に気持ち悪い女の子が月子に言った。「ん?わたしを知った顔だと、呟いたか?」

 そう言うと、気持ち悪い女の子は、月子をなめ回すように下から上までゆっくりと見た。そして、一歩下がった女の子にでも言っているのか、大層横柄な口調で言った。

 「ぼさーっとしているんじゃない。お前は、私の喋り声が聞こえなくなるまで離れろ。まったく気の利かないやつだ」

 後ろの女が無表情に離れてゆく。


 身体中に刻み込まれた、気持ち悪い文字のせいであの者はただ従う者になってしまったのか?


 月子は、目の前にいる、気持ち悪い女の子が危険な能力を持っていると悟った。恐らく危険が迫っている。

 「お前は私の何を見ている?申せ」と、女の子が尋ねた。

 月子に緊張が走った。と、同時に背筋に悪寒が走った。…気持ち悪い。

 「ふーん。お前は私の目を見ても、何の変化もないな。拒めるのか?」

 月子は、視線を逸らせなかった。捕まってしまったような気分だ。

 「何を黙っているんだ?何も答えないまま終われるとでも思っているのか?」


 やはり、この女の子は、以前対峙した、呪いを生業とした『呪い屋』の子供に似ていた。月子は、その子から刀を突きつけられ、もう少しで斬られるところだったが、難を逃れることができた。だがその子のせいで都にいられなくなる不安を抱くことになったのだ。


 「何を考えているのだ?今考えていることを申せ」

 「其方そなたに似ている者を知っている」と、月子は言った。

 「それは私には関係ないな。お前に会ったのは初めてだ。お前のような奇妙なやつは一度出会ったら忘れない」

 「そうか。ただ似ているだけの者か?」と、月子は呟いた。

 「そんな退屈な話しはどうでもいい。お前は私の目を見ても何も感じないのか?」

 「感じはしないが、ただ気持ち悪いとは思っている。其方そなたは、その目を見る者を縛るのか?」と、月子は尋ねた。

 「そうとも。縛る」と、女の子が答えた。

 「そして、従わせるのか?」

 「そうだ、従わせる」

 「何故、そのようなことをするのだ?」と、月子が尋ねた。

 「何故…?何故とは?」と、女の子が蔑む。

 「人を縛り、従わせるという意味が分かるか?」と、月子も蔑んだ。

 「分かる必要があるのか?」と、呆れたように女の子が言う。

 「あるだろう。他者の時を盗んではならない。他者の視界を盗んではならない。他者の声を盗んではならない。他者の音を盗んではならない。他者の感覚を盗んではならない。考えただけでも個は無数の特別なものを持っている。其方そなたが縛って従わせていいはずがない」月子の言葉に怒りが籠る。

 「何を言っているのか分からない」女の子が無関心に言う。

 「そうだろう。分からないから其方そなたは怪物なのだ」と、月子の言葉に更に怒りが籠った。

 「怪物と言ったか?私にそんな事を言ったのはお前が初めてだ。腹立たしい…。本当に腹立たしい。だがすごく興味がある」女の子が不気味な笑みを浮かべる。

 月子は、怒りが込み上げると、同時に初めて恐怖を覚えた。確かに、これまでに、他の人には見えない文字を通して、普通でないものを目にしてきたが、これほど悪意に満ちた、力のある者を見たことがなかった。

 いつのまにか数歩程後退りしていることに月子自身気づかなかった。

 自分の存在に興味を抱かれる恐怖が、月子を黙らせた。

 「だから…」不気味な笑みを浮かべながら、女の子が言う。「因縁の呪いをかけてあげよう」

 目蓋まぶたを閉じる女の子の前で月子の恐怖が高まる。やがて目蓋まぶたを開き、見開いた大きな眼孔から一気に読めない文字が塊となって溢れ出てきたかと思うと、月子の目の前ですぅーっと消滅した。月子の高鳴る心臓が限界を越えそうになり、まるで何もかも停止してしまったように、身体がぴたっと動かなくなった。時の感覚が狂い始める。そして、視界が歪み始めた。

 何が起こっている?月子は、不安で仕方なかった。

 女の子の不気味な笑みが見えた。

 「これから私の眷属から呪いを受けるたびにお前も怪物になっていくのだ。自分が蔑んだものになってゆく恐怖を味わう」

 月子にはそう聞こえていたが、その意味を理解することはできなかった。


 町の喧騒がぴたりと止まり、静かになった…。

 …ぶですか?

 …かりして…さい。

 …じょう…すか…。

 声が聞こえる。

 あれっ?

 何が起こった?

 あれっ?寝ていた?

 月子は、ゆっくりと目蓋まぶたを開けた。しかし、何一つ状況が分からない。夢を見ていたのだろうか?


 「大丈夫ですか?」と、心地よい女の子の声が聞こえた。

 ぼんやりと辺りをみると、心配気な女の子の顔が見える。

 「良かった。このまま起きなかったらどうしようかと泣きそうになったわ」と、不安気に女の子が言う。

 「えっ?ここは何処?」と、月子は意識がぼんやりとしていた。

 「ここは町中ですよ。あなたは気を失っていたのよ」と、女の子が言う。

 「えっ?気を失っていた?何ゆえ気を失っていたのだろう」と、月子は、まだぼんやりしていた。

 「思い出せないの?私は見ていたわ。あなたはかいと話していたのよ」

 「かい?」

 「そうよ。私はうた。あなたは?」と、うたと名乗る女の子が尋ねた。

 月子は、横になっていた身体を起こし、民家の塀に寄りかかった。

 「私は月子。何を見た?」

 「かいは、私の義理の姉なの。その隣りにいたのが私の実の姉。分かる?あなたはかいと話していて、倒れたのよ。覚えていないの?」

 「えっ…?」

 月子は混乱した。周囲を見渡すと、確かに見覚えがある町中の風景だ。いつもぼんやりと、民家の塀を背にして、眺めていた風景だ。

 しかし…何か忘れてしまっている感じはあった。

 「うた殿…。そう呼んでも大丈夫だろうか?」

 「勿論です。でも殿はいらないです」

 「分かった。うた、教えてくれ。何を見ていたと?」

 「覚えていないんだね。分かった。でも、最初から話したいから少し長くなるよ。大丈夫?」

 「勿論だ。其方そなたもここに座るといい」

 月子は、町をぼんやりと眺めるためにいつも筵を用意していたので、隣りを勧めた。同時に月子は場所を僅かに移動した。

 「ありがとう」そう言うと、譜は月子の隣りに座った。


 「かいは義理の姉なんだけど、少し前に突然母が連れてきた子なんだ。理由は分からない。実の姉は詩束しづかって言うんだけど、詩束は、あれは捨てられた子供だと言って、ひどく戒を嫌っていた。詩束は、母が誰かに話していたのを聞いたって…戒は訳あって、山に捨てられ、山犬に殺されそうになった。本当は食い殺されてもおかしくなかったのに奇跡的に生きているから神の落とし子だと崇められ拾われたのよ。それがどういう訳か母が引き取ることになった」


 うたは、息をしていないのではと思えるくらい、一気に話した。そして、ふぅーっと、一呼吸した。


 「お姉ちゃんは、本当に戒が大っ嫌いで、いつもいつも戒の悪口言ってた。でもお姉ちゃんの気持ちすごく分かった。戒は母の前ではすごく良い子だった。母は何故か戒の言うことばかり聞くの。母のこと大好きだったけど、今は嫌いだわ。もう戒しか見ていない。だけど戒はお姉ちゃんにはすごく我儘だったし、すごく対抗心を持っていた。なんだかんだと、戒はいつも自分の我儘を通して、お姉ちゃんをいじめた。いつも皮肉ばかり言ってた。お姉ちゃんは悔しくていつも声を出して、泣いていた。そんな日々が長いこと続いたんだけど、ある時、半分諦めていたお姉ちゃんの、溜め込んだ怒りが爆発したんだ。戒の首を絞めた。本当に絞め殺すんではないかと怖くて怖くて…でもその時、お姉ちゃんが急に変わってしまった。まるで戒の侍女にでもなってしまったように戒の言うことしか聞かなくなってしまったの。私は見たのよ。首を絞められた戒が笑っていた…」

 「笑った?」

 「不気味だった。私は何が起こったのかさっぱり分からなかった。でも、月子ちゃんがさっき、その答えを出してくれた」と、譜が言った。

 「私が?答えを…?」

 「そう。私はそれを聞いて、分かったような気がした」と、譜は言った。

 「私は…何と…言った?」

 月子はやはり思い出せなかった。

 「前からあれは普通ではないと思っていた。あれが、ずかずかと月子ちゃんの前に立ったので、私は気づかれないように声が聞こえるところまで近づいた。月子ちゃんが言った。其方そなたは、その目を見る者を縛って従わせるのか?と尋ねると、あれは、縛って従わせる。と答えていた。すると月子ちゃんが…何故縛って従わせるのだ。と怒った。他者の時を盗んではならない。他者の視界を盗んではならない。他者の声を盗んではならない。他者の音を盗んではならない。他者の感覚を盗んではならない。考えただけでも個は無数の特別なものを持っている。其方そなたが縛って従わせていいはずがない。と、怒った」

 譜が一言一言丁寧に言った。

 月子の心がざわついた。記憶が風に吹かれるみたいだった。

 「そう言えば、お姉ちゃんは、あれのことはとても嫌いで怒っていたけど、嫌いだったから、あれの顔を見ることはなかったのではないかと思ったの。戒の首を絞めた時、初めてあれの目を見たんだ。だからお姉ちゃんは戒の呪いを受けたのだと…」

 「どうして、それが呪いだと?」と、月子は、すごく不安になった。

 「月子ちゃんごめんなさい。ついさっき、戒が言ったの。お前に因縁の呪いをかけるって…。だから月子ちゃん倒れたの。でも、月子ちゃんは、戒の目を直視していたけど、お姉ちゃんみたいにはならなかった。あの時、お姉ちゃんは唐突に傀儡人形のようになってしまったのよ。私は何が起こったのかしばらく理解できなかったわ。戒は月子ちゃんのこと、普通の子ではないと言っていた。私もそう思ったの…」


 その時、一瞬、真っ黒の眼孔が月子の目に浮かび、思わず目を逸らした。

 やっぱり何か起こったのだ。記憶を無くしてしまったのかと、月子の不安は募る。


 「譜…。信じられないかもしれないけれど、其方そなたには伝えておく。それは其方そなたが自分を守るのに必要だからだ」月子は、自分の能力の事を伝える決意をした。「我は、虚空に浮かぶ文字が見える。文字は言葉を紡ぐ。それは真実の言葉だ。文字は人から現れることがある。そして、その人の真実の言葉を紡ぐのだ。其方が聞いた、我の言葉は真実だ。だから我の言葉を疑わずに自分自身を守るのだ。その戒という女から離れろ」

 「それは無理だよ。戒が私の家を出て行かない限り、私から出ることは出来ない」

 「ああ、そうだね。でも、何故、譜は戒といて平気なの?少なくとも戒に惑わされていない」

 「多分、私は戒より子供だから相手にされていないからだ。正直戒は、私を無視している」

 「そうか。だったら譜も無視するんだ。相手にするな」

 「勿論だよ。私も戒が嫌いだもの」

 「我は多分、もう都に来る事はないと思う。困った時は、呪術師の寿院様を訪ねるのだ。寿院様ならきっと助けてくれる。我の能力のことも知っているし。有りのまま話しても寿院様なら分かってくれる。頼れる人だ」

 「呪術師の寿院様だね。分かったよ。それにしても、月子ちゃんは何者なの?不思議な力があって、自分のこと我だと呼ぶし、私のこと其方と言う。まるで位の高いお姫様だね?」

 「そんなんではないよ。これは昔からそんなふうに話していたからどうしても抜けきれないだけだよ」

 「何故…都を去るの?もう会えないの。何処に行けば会えるの?」

 「いつか会えるよ。きっと会える。我は譜のことは忘れない。初めて会ったのに我の秘密を打ち明けた。都に来て寿院様と夜一様だけに打ち明けた。もう一人いたけど、その者はもういない。そして譜にも打ち明けた。縁は繋がった」

 …縁は繋がった。

 譜は、その言葉を信じた。

 …こくうに文字がうかぶ。文字は真実を語る。

 それは、どう言う意味なのだろうか?


 月子が言う通り、譜はもう月子を見かけることはなかった。でも、いつかきっと会える。その言葉だけは信じていた。それから、譜は、寿院という名の呪術師を、暫く探した。


次回、時が遡り、譜の家が舞台。戒を引き取った譜の家族の話しです。



※2025/5/4 分かりづらい箇所を修正しました

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