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変わらない町 Cpart

 ふと、深夜に目が覚めた。


 体に叩き込まれた習慣で、枕元の拳銃を取り出し、急いでベッドから小銃が置いてある床へ音を立てずに伏せた。


 そのかんには既に拳銃のスライドは引かれ、薬室に弾丸は込められ、いつでも撃てる状態だ。


 暗闇に目が慣れてないので、周囲の物音と宿に来た時に部屋中を確認した配置構造の記憶を頼りにした。


 拳銃を構えつつ、片手で小銃を取った。メインウエポンを拳銃から小銃に入れ替え、瞬時にコッキングレバーを引いた。


 拳銃は仕方なく、ズボンで挟むようにお腹の前に収納した。


 小銃に装備されたフラッシュライトを一瞬だけ点灯し、素早く部屋中を確認する。

 ライトを点灯して三秒もしない内に即座に消した。


 部屋の中には誰も侵入しておらず、変化はなかった。


 変化があったのは、外だ。


 急いで遮蔽物に身を隠した。


 フラッシュライトを点灯したことで何者かに気づかれたかもしれない。

 慎重に窓の外を確認する。


 外には何名かが走っている様子だ。

 叫び声も聞こえる。


 ブリキは窓からゆっくり離れると、トランクの側に向かう。


 まず、ホルスターとマグポーチの付いた革のベルトを装着。

 ホルスターに拳銃を納めてから、靴を履いた。


 トランクに床に散らばった下着やシャツを詰めなおした。

 準備が整い、そして、トランクの中で寝た。


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