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【第6話】科学の国 トルゴラム

科学の国 トルゴラム


青龍を奉る国。雷による電気で、科学技術が発展した、科学の国。


無数のビルが立ち並ぶ中で、中心にそびえ立つ高いビル。


その上層部では会議が行われていた。

大きな円卓の席、上座の席にはこの国の王 トルゴラトリアム王が座る。


その前の円卓に数人の各部門の責任者が座る、その後ろには、部下達が座っている。


王の発言を待っていた。満を持して攻め混んだはずの部隊からの報告によると、四神が復活したとのこと。


また未確認だが、皇帝が降臨したとの信じられない話が舞い込んできた。


とりあえず、進行を一時止めている。


そもそも魔物の国、ナオルグに攻め混んだのは、トルゴラムで不足している人手、食糧の確保が目的だ。


トルゴラムは、自然の土地が少ない。多くは海の埋め立ての土地ばかりだ。作物は育ちにくく、また農業をするものも少ない。やりたがらない人が多い。


王が語り始めた。

「今は、各部門が早急に協力して情報を集めよ。それまでは迂闊に攻め混むことがないように」


「承知いたしました。」


各部門の責任者が頭を垂れる。


それだけを言い王は退出した。


「今さら四神など、何になる。皇帝など現れるはずがない。これは我が国への最後の抵抗だな」



「タクトね、ふりかけご飯が好きなの」ある日の朝食で、タクトがわめいている。

そういえば、朝はふりかけご飯が多かったなぁ 手抜きではないおそらく


「ふりかけってどんなの?」

他の子供が質問をしてくる。


パンプキンステッキのおれは、知らないふりをする。


セリカが申し訳なさそうに、謝っている。ここの中で謝っておく


おれは、今日は城からの使者がくる予定なので光の状態で部屋の中に移動する。


「調停者様におかれましては......」

前置きが長いが、我慢する


何と使者は、ロク亀。神が使者ってどうなのかと思ったが、自分から立候補したらしい。


科学の国の進行は今は止まっているとのことで、念のために結界を張っているとのこと。万能ではなくてある程度の衝撃で壊れてしまうが侵入が分かるというものだ。


城の意見としては、トルゴラムはいずれ攻めてくるだろうと予測してるとのこと。


「いかがいたしましょうか?」

自分達で考えろと言いたいが、仕方ない。

「まずは、使者を送り対話をするべきではないか?、向こうの四神は竜だよな?あいつはどうしてるの?」


「あのものは、のんびりしており放任主義でございます。おそらく寝てるのではないかと」


どうやら近くに行かないと、出てこないらしい。困ったやつだ。


おれのSPも充電も100%だ。

もう少し準備して望みたい。


まだ、この世界について分からないことだらけだ。


「少し様子を見ることにしよう。あせる必要もないからさ」


「かしこまりました。」


要は終わったのにまだかえらない?

そもそも用件はそれだけ?


「まだあるの?」


「いや、もう少し近くでお姿を見させていただければ.....」


「帰って仕事しろ」


「承知いたしました」


ジジイに好かれても嬉しくない。

とぼとぼと神なのに威厳もなく帰っていった。


そんなこんなで、

「午後からはいろいろとお勉強です。」

子供達も引き連れて、庭に出た。


「何のお勉強なの?」

「難しいのはいやだ」

「タクトね、かくれんぼがいいかなぁ」タクトくんそれはお勉強じゃないでしょう?


やれやれ困った子供だ。

まずは、スキルの確認とレベルアップからだな。


子供達と勉強を開始するのであった。


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