本当の自分
僕の仕事は、家を、家族を守ること。
ただ、仕事ぶりはまちまちで、周りの人からはポンコツって呼ばれる時もある。いつかは役立つって自分で信じてる。
今日もいつも通り、郵便のお兄さんが来た。
「こんにちは〜」
お兄さんの声が響く。
でも、あいにく今日は僕しかいない。
「はーい!」
返事をした。そうしたらいきなり殴られた。
「え、、、?」
よく見ると、いつものお兄さんではない。誰だこいつは。何度も何度も殴られ、意識が薄れてゆく。
呆気なく侵入された。
「っ、待てよ、、、」
そいつが待つはずもなく、家のものを物色していく。僕は心の中で願った。
「(誰か、、、!)」
10分後、犯人は取り押さえられていた。僕の心の願いが通じたのか、機動隊が来たのだ。
「良かった、、」
もうほとんど意識はない。僕の聞いた最後の声はお母さんの声だった。
「SECOMさん!本当にありがとうございました、、、!!!警報が壊れてしまったのですが、、、、、、」
プツンッ