バトルフィールド:オフェンシブ
わくわくの初投稿!!
「早く逃げろ!!騎士隊は街の南東へ!」
騎士の一人が一段高いところから皆に指示を出している。
ただごとじゃない…
「大広場に行くぞ!おでについてこい!はぐれるな!」
私たちは人ごみをゆく。町中の人が逃げ出しているようだ。
大広場は人で埋め尽くされていた。男も女も老人も子供もたくさんのいろんな人がいる。
私はナレガと2人の騎士と共にその人ごみのなかにいる。
「ひとまずはここにいてください。ここは今町で一番安全です。」
確かに大広場の前にはバリケードが作られ弓を持った兵士や鎧に身を包んだ騎士たちがいる。大勢の人たちもひとまず安心といった表情だ。
「おい。俺たちはもう街を出たいんだが…」
ナレガがリザに話しかける。こいつ何言ってんの!?ここから出るなんて考えられない!何が起きてるのかもわからないのだ。騎士たちの指示に従ってここにいるのが賢明だ。
「今は無理です。門が占領されています。西側が唯一確保されていますが騎士たちが防御線を築いています。今通ることは許されません。」
ほっとした。これで無茶なこと言わないだろう。
しかし、何が起きているんだろう。
空にはうっすらともやがかかっている…硝煙?焦げ臭い空気が漂ってくる。
戦争か?何か敵が攻めてきたに違いない。厄介なことになっちゃったなぁ。
「誰か!誰か私の子供を見ませんでしたか?東の商店街で遊んでいたのですが。誰か見ませんでしたか?」
一人の女性が泣きながら子供を探して人ごみの間を進んでいる。
この混乱の中ではぐれたのか?
「10歳ぐらいで…緑の髪で…」
「そ、その子、見ましたよ…東の街で泣いてるとこ…」
おや、情報が。しかし、その知らせは母親にはあまりに残酷だった。
「し、仕方なかったんです。あの場は凄い戦場で…」
「まだあそこにいるというの!!」
母親は泣き崩れてしまった。
うーん、気まずい…
そうだ。私の装備って中世なら最強クラスなんじゃね?だって弓とか剣とかしかない世界で銃だよ。東の街とやらまでパパッといって子供見つけて連れ帰る!簡単だ!
……とまぁそんなうまくいくなんて思ってないさ。
でも、あぁいうのほっとくのはもう嫌なんだよね。この世界も意味わかんないしさ。私が動いてなんか変わるなら、それでいい!
「ナレガ!私のアサルトライフルは!?」
「お、お前どうしたんだ?いきなり…」
「困ってる人を放っておけない!私は私らしくいく!!」
私はナレガからライフルを受け取る。マガジン装填!ゲームと同じだ。違うのはずっしりと手に伝わる鉄の重み。でも問題なく保持できる。
私はライフルを背負い、その他の装備をベルトに挟み込んだ。準備オーケー!
「お子さんは私が連れてきます!!」
私はそう言うとその場を駆けだした。
初投稿でした。
アリーの屋敷は大広場のすぐ近くにあります。




