巨大兵器現ル!
ネット料金が安くなったので初投稿です。
「フリッツ!」
ジャスミンはすぐにフリッツの元に駆け寄った。
戦車の元に担いでくる。
「すまない、ジャスミンさん…」
「あれは一体なんだ…?」
ジャスミンは小声で言った。
フリッツはバツの悪そうに答える。
「騎士団が『彼』の武器を基に開発した魔導機兵レガリアです…
まさかこんなことになるとは…まだ一度も動いたことがないのに…」
「わかったよ。お前は悪くない。それに…」
ジャスミンは見つめる。
「あいつらがいる。」
未知の力を持つ兵士。
ミミと対面する3人(と犬)を。
さぁて!俺たちの出番だ。
俺は久々のフル装備にテンションが少し高い。
ミミと面と向かって話すために俺は戦車から降りた。
戦車の守りがないと心もとないが銃があると安心できる。
「ミミ!どうしてこんなことをしたんだ!?」
俺は尋ねた。
今目の前にいるミミと数時間前はじめて会ったミミはまるで別人のようだ。
「私は予言に従うだけです。
新たな者たちとともに。」
メガネの奥に真剣な瞳が見える。
ミミはそう言うと…再び杖を構えた。
「駆逐せよ!エルシオン!!」
声に呼応するように、地面の中から赤い熱線がまっすぐ空に放たれた。
あーこれはまずい…
放たれた熱線は闘技場の客席を薙ぎ払い…大きな爆発が起きた。
「うおぉぉぉ・・・」
チョイ待て
レーザービームなんてあっちの世界でもまだなかったぞ…
そしてそのレーザーを放った本体がゆっくり穴の中から姿を現した。
それは今までの人型の機械兵とは違う…
より適当に、より大きく…てか大きい。
5メートルぐらいはある。
体の中の機械がむき出しのままで、配線がどこにも繋がれずぶらぶらしている。
「フフフッ、アハハハッッ!!」
ミミが巨大機械兵の下で笑う。
「君たちは私たちの計画には不要!予言の為に今ここで消す!」
ミミはそう言うとエルシオンと呼ばれた巨大機械兵の掌の上に乗った。
エルシオンはそのままミミを運びミミはエルシオンの肩の上に跳び乗った。
「こいつは戦わないといけないかな?」
俺はM16を構えた。
「権丈院君!戦車に乗って!」
戦車が俺の側まで来る。
俺は素早く戦車に跳び付く。
その瞬間、俺の立っていたところに熱線が直撃する。
「あぶね!!」
だが、熱線の照射は終わってはいない。
熱線は戦車の方へ向かってきた。
「うわわわ!戦車出せ!はやく!」
戦車は間一髪、発車する。
レーザは地面を赤熱させるにとどまった。
が、赤熱した地面は時間差で爆発する。戦車はその爆発に巻き込まれた。
戦車は爆風には耐えたが視界が奪われた。
「うわぁ!!」
戦車は傍の建物に激突した。
戦車は傷一つつかない…しかし、建て物の方は衝撃に耐えられなかった。
「これ、まずいな…」
「みんな逃げて!脱出するよ!」
俺たちはハッチから脱出した。
その瞬間、建物が倒壊し戦車は完全に埋もれてしまった。
「ありゃあ…」
「まぁ大丈夫だろうけど。掘り出すのに時間がかかりそう。」
さて問題は目の前のこいつら。
俺たちは手に持つ銃器を構える。
「やっぱ歩兵戦だな。戦いってのは。」
「弾は込めたか?権丈院、グレランの方を忘れるなよ。」
俺はチャージングハンドルを引いた。
さぁ戦おうか。
ドットサイトを覗きこむ。
赤いレーザーサイトが機械兵の赤い目を捉えた。
初投稿でした。
Q:なんでレーザーを撃たれた地面が爆発するんですか?
A:私が好きだから




