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引き籠りでFPSゲーマーの俺が異世界転移してアサルトライフルで無双したZE!  作者: ♰闇からいでし災厄♰
第二章 戦車分隊、異世界へ
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キングダム・ツアー

10時まで仕事だったんで初投稿です。



流石、異世界最大級の都市である。

王都は人で溢れ、物で溢れていた。


「おーい!おーい!」


俺は戦車の側面をピストルのグリップ底部で叩いた。金属音が中でこだましさぞうるさいことだろう。


「うるさい!」

「お、出てきた。」


戦車のハッチが開き飯山が出てきた。


「なんだよ…なんか用か?」


飯山は無気力にそう言った。

まーだシズクのことを引きずってるのか。

めんどくさい奴だ。


「王国を観光するぞ!お前もついてこい。」


ジャスミンは田辺犬を抱きながら飯山に言い放った。

飯山は、無気力そうに戦車の中に引っ込む。


俺とジャスミン、山田さんが飯山を引っ張り出すのは約30分後のことである。


「なんで俺も観光しなきゃいけないんだぜ!?

俺は心に傷を負ったんだ!

治らない永遠の傷をな!!」


うるさい…


「じゃあ、傷心旅行ね、飯山くん」


山田さんは気楽に飯山に話しかけている。

流石は外交官…

こんな感じにいいくるめて飯山を連れ出したのだ。


王国はとても煌びやかである。

どこを見てもおもしろいもの珍しいものが見える。


「おいあれ見てみろよ!すげぇ!」

「あれは近海で取れたヤマタノカイリュウのアギトだな!滅多に取れないがとても美味だ。」


「みて!かわいい!あれは馬車?馬には見えないけど?」

「この辺りに多く生息しているコメロペという生き物だ。馬と羊の合いの子みたいなやつだろ?馬ほどのスピードはないが持久力があるからああやって荷台を引かせるんだ。」


「すごいぜ。ありゃなんだ?」

「あれはカラケリ。動くツタだが、その強靭さは並ではない。弾力もあり加工もまた並ではないが、いい弓の弦になる。」

「ゆ、弓…」

「エルフ族は古よりこのツタから弦を作ったというが……」

「うわぁぁぁぁ!!シズクゥゥゥ!!」


飯山が突然泣き出した。

ジャスミンも困惑である。


「すみません。こいつの前でエルフは禁句です。」


ジャスミンも色々察してくれたようだ。

以後、飯山を見る目が変わった気がするが…気のせいだろう。


「それにしてもいろいろな種族がいるんですね。」


山田さんが辺りを見回して言った。

俺も思っていたが本当に王都には多くの種族がいた。魔術都市と同程度はいるだろう。


魔術都市では見なかった、二足歩行するトカゲの竜族や全身毛むくじゃらのオラーキー族、よくお伽話で聞く小人族なんかもいた。


「王都は商業の中心地。

あらゆる種族があらゆる物を売り買いしている。

素晴らしい街だよ。ここはね。」


ジャスミンは誇らしげに言った。


俺たちはその後、ジャスミンに連れられていろいろなところを巡った。

王都は広いが馬車が出ていたりと移動が困難というほどではない。

さらにジャスミンは超有名人なのか。行くとこ行くとこ人が道を開けてくれる。


こうして十分すぎるほど観光し俺たちは騎士団本部に戻ってきた。


「疲れたー!」


「うぬ、今日はゆっくり休むといい!明日は騎士団について教えよう!」


俺たちは部屋を与えられた。

やはりベッドは格別だ!


俺は毛布の中で今日のことを思い出した。

いろいろあった。しかし、俺たちには目的があることを忘れてはいけない。

今日の気になる点は…



……ひとまず今日は寝よう。

そして明日また調べよう。

俺は自分の頭の処理能力の低さを寝て誤魔化すことにした。




初投稿でした。

ロボットくんの名前は確か…レガリア…


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