十月
ときどきこんなふうに、ひとりで静かに過ごします。何も考えずに休んでいようと思っても、様々なことが去来しては消えていきます。
午後の日差しはまだ夏の名残
でも 夜は遠くから冬の足音
季節はかわってゆく
木の葉が色づきはじめている
稲穂が黄金色に揺れている
今はひとり
静かに時を過ごすことを選んで
何からも邪魔されることのない休日
ひとこともしゃべらない
一歩も外に出ない
そんな一日
自分と過ごす一日
自分を見つめる一日
十月の、ある一日
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16/9/21 Wed. ~ 16/10/21 Fri.