ラテイヌと真実
続かない。
「…にしても、すごいでっかいなぁ…」
俺は匠真だ。
只今、デタファンのアイドル主要キャラ、ラテイヌと王都をまわっている。
「はい!王都は、都ですもの!」
目をキラキラさせながらうなずくラテイヌ。
ーーこれから、何が待っているのだろうか。
第5話 ラテイヌと真実
「うーー。日光強ぇ…」
月の大河から歩いてすぐの私が住む王都は、日差しが強い。
結構ばててきたので、近くにあったベンチで冒険者…あ、いや、匠真さんと、私は休むことにした。
「ここから5分ほど歩くと、私の家があるので…、そこまで頑張りましょう!」
「おぅ!」
休憩していた影のあるベンチから離れ、私の家ー…市場の方へ向かう。
「あ、もうすぐです!叔母さ〜ん!!」
「あら、帰ってきたの。ーーってえぇ!?冒険者様!?」
「ぼ、冒険者様って…。俺は匠真だ!なんか気づいたらここにいた!よろしくな!」
おばさんと合流して、理由を話す。
ーーまぁ、匠真さんの気づいたらここにいた!っていうのも間違えじゃないんだけどね…
「…へぇ?でも、今はメンテ中でしょ?」
「いや、それがー…普通はメンテ終わってるんですけどねぇ…」
匠真さんは頭をかきながら言った。
それは、衝撃的な一言だった。
「うーん、リニューアルするメンテで、アプリをインストールしなおすはずなんだけど…。しかも、新しいデタファン…あ、ここの世界は、虹色の木が生えたり、新しいレア武具があるって聞いたけど…、正直分かりませんね。」
ーーえー!?
今回でまた放置かも…