ラテイヌとひとりのぼうけんしゃ
第二話 ラテイヌと冒険者
「うわぁぁぁぁぁ!?」
俺は、高校二年生の匠真だ。気づいたら自分が下におちる感覚がして、目を閉じてた。
ーーあれ?
どうやら落ちる様な感覚が消えた。
恐る恐る目を開けてみると、
「…どこだココぉ!?」
月の形をした置物が置かれたすぐそばには、
大河があり、俺の周りには、モンスターがいた。
そう。
俺はキチンと寝たのにVRMMORPG(バーチャルリアリティマッシブリーマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム)「デタファン(データ・ファンタジーの略)オンライン」の世界の中にいた。
*
「えっと…声が聞こえたのは、月の大河の方かな…?」
おばさんを離れて、叫び声の元に行ってみることにした私は、
スキル:探索
を使って叫び声の元に向かってみようと思い、
月の大河に向かう。
月の大河は、モンスターがうろつく
危険な場所。
ちなみに、モンスターには初級から超級があって、月の大河にいるモンスターは、初級な訳ね。
冒険者が低レベルじゃない限り、大丈夫だと思うけど…。
…あ。言い忘れたけど、私は冒険者と同じように職業を持てるしゅようきゃらくたー・・・なので。・・・革命のヒーラーです。
さっきのスキル、探索は、ヒーラーの最初に身につけることのできる
スキルで、ヒーラーは攻撃があんまりできないから、って、この前のメンテ・・・で、追加されたスキルなの。
「って言ってるうちに結構奥だなぁ、ここ」
辺りを見回してみると、大河が流れている場所があった。
大河が流れる場所が、中心部分。そこにモンスターも…いるはず。大河にひきつけられている様に、この辺のモンスターは大河の近くにいるからだ。
「行ってみよっと」
私は足を大河の方に伸ばすと、大河の近くには、
ーーひとりのぼうけんしゃがいました。
今回も微妙な場面で終わります!なんかすいません!