ラテイヌとメンテ
革命のヒーラー、ラテイヌの話。
「はぁ・・・はぁっ。叔母さん~!」
「あらラテイヌは仕事が早いわねぇ」
私はラテイヌ。
冒険者の情報だと、革命のヒーラー、ラテイヌ。
聞いた話では、いせかい側の人間で、しゅようきゃらくたー、らしい。
「はい!どうぞ、叔母さん!」
「ありがとうね、助かるわぁ」
私は、さっき山から採取してきたクルミの入った木のカゴを、叔母さんにカゴごと渡した。
「叔母さん、もう少しで、しゅうかくさい、なんですよね?」
まぁ、こんなにクルミを用意するのはしゅうかくさいダケなので聞いてみる。
ん、もちろん冒険者の情報いり。
「・・・あら。また冒険者の話を盗み聞きしたの?」
バレた。
「・・・う。でも、今、一人も冒険者さんがいないのは、めんて・・・中だからですよね??」
叔母さんは少し考えてから首を縦に(たてに)振った。
今まで、メンテという物は私たちに自由な時間と危険を与えてきた。
あるときは、なつやすみ、という限定のアイテムを作ることになり
冒険者からはたくさんスイカをもらった。
・・・これは、冒険者いわく、「しゅうしゅうミッション」らしい。
そして、またあるときは、友達のヘーラが、何者かにさらわれて
冒険者が何者かを退治してくれた。
・・・これは、冒険者いわく、「レベルあげミッション」らしい。
ただ、メンテの間は、私たちが冒険者さん達に邪魔されることなく
悠々と過ごせる時間。
ーーーーだと思ってた。
「うわぁぁぁぁぁ!?」
この声を聞くまでは。
この世界は、何だろう。
ラテイヌが考えた結果は、
データ・ファンタジー・オンライン。
そんなVRMMORPGの世界。
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