アイヌねぎのきぼう
3月もうすぐゆきどけ。
アイヌねぎは森の奥深く人が来ないところにひっそりとみんなで顔をだす。
人が嫌いなのだ。その香りも人よけのため。ねぎのかおり。
そんな人嫌いのアイヌねぎに今年も会いに行こう。
人嫌いなアイヌねぎは何年もかけて少しずつ太くなるし花も咲く。
花が咲くことで種ができ、仲間を増やすこともできる。
周りの腐葉土はふかふかであたたかい。安心して過ごせる空間にいる。
人が来てねぎが採取されることがあっても。だまって存在の証しのにおいをの残す。
森の中でそんな風に生きている強さはすごい。
ねぎの望むことは存在しすること。そこにあることで十分な価値があると証明している。
また人嫌いのアイヌねぎに会いに行こう。人よけのためのにおいを好む人々もいる。