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布団
その夜、私は布団の中に潜り込んで唸っていた。理由は言うまでもなく、仮面に関することだ。
輪廻さんは随分私のことを高く評価してくれているようだが、その理由もわからないし何より今の私には仮面がない。そして、今まで十五年前後の記憶を手繰り寄せてみても私が仮面をつけていたという記憶は、ない。少なくとも、私は覚えていない。どんなタイミングで、ほかの人は仮面を出すに至ったのだろうか。明日起きたら、みんなに訊いてみよう。どうせ学校はもう少しだけ後だ。今のうちに、疑問はできるだけ減らしておきたい。
翌日やることを定めて、私は瞼を下ろす。すると自覚していなかったものの疲れていたのだろう。私の意識はぬかるみへと混ぜて落ちた。
ちょっと自分でもびっくりするくらい短くてなんだか申し訳ないです。ワード開いて更新分確認した瞬間変な声出ました。でもここからあとは章が区切れちゃうので、なんとも消化不良感が凄まじいいですが今日はここでおしまいです。なんか猛烈にごめんなさい