青春物語 7話
翌日
すっかり体調が戻った私は朝も気持ちよく目覚めた。
カノン「、、、、よしっ!」
せっせと学校の準備をする私。
リビングへ向かうと、まだ寝間着姿のお母さんがいた。
あれ?今日会社休みなのかな?
確認しようとした矢先、お母さんからまたもや爆弾発言された。
母「あれ?アンタ今日土曜日なのに学校行くの?」
カノン「え!?今日土曜日!?」
母「そうよ?」
まじかぁ~、、、。
曜日を間違えて見ていたことに気付く私。
せっかく学校に行く気満々だったのに、、、。
仕方がない、私服に着替えるか。
ちょっとがっかりしながらも制服をクローゼットにしまっていく。
ピコンッ。
ちょうど制服をしまい終えたのと同時にスマホがなった。
見てみると、
ケンタ「体調どんな?大丈夫??」
と、またもや心配のメッセージが届いていた。
なんか、昨日とデジャブだな、、、。
そう思いつつも普通に返信した私。
カノン「おかげさまでバッチリだよ!!心配してくれてありがとうねー!!」
こちらも感謝のメッセージを送った。
その後も淡々としたやりとりが続いていたが、突然の誘いを受けた。
ケンタ「病み上がりの人に言うのダメかなとは思ったんやけど、、、よかったら遊びに行かない?」
これはまた唐突に、、、。
でもたった1日外に出ないだけで窮屈さを感じていたのも事実だった。
あとは、なにするか問題だな、、、。
カノン「ちなみに何する??」
まるで試すように連絡してしまう自分が情けないな、、、。
すると少し間が空いてから、
ケンタ「カラオケとか、どう?」
カノン((カラオケ、、、!!!!!))
私はカラオケに行くのが大好きだった。
友達と遊ぶときはほぼカラオケと言っても過言ではないくらいだ。
当然私の返答は一つしかない。
カノン「私カラオケ大好きなんだー!!うん!!行こ行こ!!」
ケンタ「じゃあ、決まりだね!13時に○○駅でいい?」
カノン「オッケー!!楽しみにしてる!!」
ケンタ「うん!俺も!!じゃあ、また後で」
カノン「はーい!!またね!」
はぁ~テスト続きで久しく行ってなかったカラオケに行ける、、、。
すっごく楽しみだな~!!
私は舞い上がりすぎて、このお出かけが''デート''になるということをすっかり忘れていたのだった。
今回もありがとうございます!!
展開が早いかもしれませんが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いいたします!