青春物語 5話
ピピピピ__ピピピピ__
カノン「、、、、んんん、もう朝、、?」
目覚まし時計が鳴り、いつもの通り起きようとしたら、なぜか妙に体が重かった。
なんか喉も痛いし、いつも以上に頭がボーッとしてるような、、、?
母「カノン!?いつまで寝てるの!!遅刻するわよ!!」
いつまでたっても起きない私の様子を見に来たお母さんに怒鳴られた。
お母さんの甲高い声がいつも以上に脳にこだまする、、、。
母「ちょっとカノン?聞いてるの!?、、、ってあら、顔真っ赤やないの!!」
カノン「へ、、、?」
母「アンタ、もしかして熱でもあるんやないの?」
カノン「うーーん、確かにいつも以上に頭がボーッとするけど、、、」
母「あーあ、そりゃ完全に風邪ね。体温計で熱測って、それによっては学校に連絡するね」
カノン「うん、、、ありがとう、お母さん」
母「皆勤吹っ飛んだわね」
カノン「、、、、、」
寝込んでいる娘にそんな爆弾落とさなくても、、、。
まぁ、いいか。ちょうど今日小テストいっぱいあったし。
それにしても熱だなんて久々だな。
なんか風邪ひくようなこと、、、、あ。
そこで私は昨日ある人物から告白されたことを思い出した。
カノン「、、、まさかの、知恵熱、、、?」
あり得る話だわ、、、。
はぁぁ、、、ある意味情けないな、、、。
まさか、同級生から告白された翌日に熱出すとか、、、。
少女漫画のヒロインみたいだよ。
、、、、出てしまったものは仕方がない。
しっかり寝て休むとしますか。
その後、お母さんに持ってきてもらった体温計で熱を測ると37.7度。
平熱の低い私からしてまぁまぁな高温に驚きつつも、、、。
母「お母さん、今から仕事行ってくるから、ちゃんと安静にしてなさいよ」
カノン「はーい」
こんな体じゃ、何にもやる気が出ないため顔まで布団をかぶる私。
カノン「あ、そうだ。ミナに連絡しとこっと」
思い立った私はミナに連絡した。
ミナ「えええーーーー!!大丈夫!?!?おだいじにぃ~(泣)」
秒で返ってきた返信にありがたく思いつつスタンプを返してスマホの電源を切った。
心のどこかでケンタに会う心配がなくなってホッとしている自分がいる。
それにしても、、、、、。
カノン「どうして、私なんだろう、、、。」
昨日から悩んでいたこと。
ケンタとは本当に関りが少ない友達だった。
そのために、彼が私に惚れた理由がどう頑張ってもわからない。
本人は気付いたら好きになっていたとは言っていたが、本当にそれだけ、、、?
実際に付き合ってみるのもありなのだろうか。
カノン「んんんーーー、、、。、、、、、。」
どれだけ悩んでも、熱が下がる様子もなく。
気が付けば私はまた深い眠りについていた。
今回も読んでいただきありがとうございます!!
少し、話の流れをどう持っていこうかに悩んでいる今日この頃です、、、。
引き続き、よろしくお願いします、!!