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My Daily Life  作者: Hne
4/7

青春物語 4話

私は耳を疑った。


今までの人生の中で直接面と向かって告白されたことのなかった私は気が動転していた。


まさか、、、ケンタが私を、、、?



ケンタ「、、、急にこんなこと言ってごめんね。困るよね」


カノン「え、!?いや、まぁ、その、、、いつからなの、、、?」


ケンタ「・・・・・・夏休み明けたくらい、かな。」


カノン((思ったより前からなんだ、、、))


ケンタ「いつも楽しそうにしてるから気になってて、俺が楽しませてあげれないかなぁとか思ってて、気付いた時には好きになってたみたいな感じで、」


カノン「そう、なんだ、、、」


カノン((私のことを気にかけてくれる人なんかいたんだ、、、))


ケンタ「どこが好きか言ってもいい?」


カノン「へぁ、!?あ、いや、、、うん、いいけど、、、」


ケンタ「ありがと。まず、いつも楽しそうなところ。いつも笑顔で一緒に色んなことしてみたいなと思ってて。あと、何事にも一生懸命なところ。体育祭の日とかには、みんなのために運動場を駆けずり回って写真撮ってる姿がかっこよくて。あと、すごい優しいところもそうだし、」



まさか、写真部でせっせと写真撮影していた姿を見られていたとは、、、。


毎年私の学校の体育祭では写真部が撮影を行う。


先輩と私の代はあまり部員がいなかったが、なぜか今年はとんでもない数の新入部員がいる。


おかげで名前と顔を覚えるのが大変で、ついこの間みんなの顔を覚えたくらいである。


つまり何が言いたいかというと、そんな大勢の写真部の中で私を判別できたのかという疑問が、、、



カノン「そ、それは写真部みんなそうだと思うけど、、、、?それに優しい人なんて他にも、」



思わず途中で口を挟んでしまった私をなぜかじっと眺めるケンタ。



カノン「えっと、、、、、なに、?何か顔についてる、?」



一拍置いてケンタから出たのは一言。



ケンタ「、、、あと一番は、可愛いからかな」


カノン((え、!?うそぉ!?、、、こんなチビでずんぐりむっくりなだけやのに、、、!!))



あからさまに私がしかめっ面をしたせいなのか、少しあきれ気味に、



ケンタ「いや、そんな嘘だ~みたいな顔やめてよ(笑)本当に可愛いからさ、」


カノン「えぇ~、、、?」



私からしたら信じられないこと続きで頭がパンクしそうだった。


ケンタが私を、、、?


確かに今思えば、同じ空間にいるときは目の合う回数が他に人より多かった気はするけど、、、。


でも、どうして私なんだろう、、、?


他にも素敵な女の子はたくさんいる。


勉強ができる子、運動が得意な子、容姿端麗な子、優しい子、可愛い子、、、。


私以上に魅力が詰まっている女の子はきっと他にもたくさんいる、、それなのにどうして、、、。



ケンタ「、、、俺はさ、」


カノン「、、、?うん、?」


ケンタ「今までの人生の中であまり恋愛してきたことなくてさ、」


カノン「え、そうなの?、、、ちなみに初恋は?」


ケンタ「、、、幼稚園の先生、かな」


カノン((可愛いな、、、))


ケンタ「それに、後悔したくなかった」


カノン「後、悔、、、?」


ケンタ「うん。小学生の時、好きな子がおったんやけど、その子に思いを伝える前にその子は引っ越してしまってさ。そのときすごい後悔したんだよね。思いを伝えておけばよかったって、、、。だから今回、頑張って直接告白することにしたんだ。」


カノン「、、、そうだったんだね」


ケンタ「それに小学生の時もLikeの方が強かったから、ガチなLoveは今回が初めて」


カノン「そんな貴重な人に選んでもらえたんだ、、、?」


ケンタ「そうやね」



今は好きな人はいない私。


この間まで気になる人はいたけど、他に好きな人がいることを聞いて諦めていたから。


尚更、今は完全フリーなわけで、、、。



カノン「、、、、ケンタの気持ちはすごくわかった。伝えてくれてありがとうね!」


ケンタ「ごめんね、こんなこと急に言って」


カノン「ううん、全然大丈夫!!直接告白なんてされたことなかったからすごく嬉しいよ、ありがとう!!」


ケンタ「、、、そっか。聞いてくれてありがとうね」


カノン「うん!!、、、あのさ、」


ケンタ「うん?」


カノン「ちゃんと、考えたいんだ。ケンタのこと。今までも仲良くしてくれてたし、ケンタが真剣に伝えてくれたから、私もちゃんと考えて返事したい。」


ケンタ「、、、そっか。ありがとう!!」


カノン「こちらこそありがとうね!!、、、、えっと、これから部活?」


ケンタ「うん、部活」


カノン「そっか、頑張ってね!」


ケンタ「うん、ありがとう!、、、じゃあ、また」


カノン「うん!バイバイ~」



私は今、夢を見ていたのだろうか、、、。


ケンタと分かれた瞬間、異常なほどに顔が火照り始めていく感覚がする。



カノン「、、、、、はぁ、、どうしよう、、、。」



私はその日、考え込みながらも一人で帰宅した。


その時には既に、私が彼に惹かれていたと知るのは、もう少し先の話_____



今回も読んでくださりありがとうございます!!

かなり時間が空いてしまいましたが、もっと腕を磨いていきたいです。


アドバイス等あれば、よろしくお願いします!!

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