青春物語 2話
ある日の放課後、一人の男の子からLINEが来ていた。
ケンタ「突然で申し訳ないんやけど、明日の放課後話したいことがあるんやけど、いいかな?」
カノン((ん、、?最近特に関わりはなかったような、、、何かあったのかな?))
カノン「うん、全然大丈夫だよ!!相談か何か?」
ケンタ「んー、まぁ、そんなところかな。詳しいことは明日でもいい?」
カノン((本当にどうしたんだろう、、、?))
カノン「おっけい!じゃあ、また明日ね!!」
ケンタ「また明日~」
ケンタとは、クラスも部活も一緒ではない。
そんな彼との接点は、いわゆる”第三者の友達を通じて知り合った知人”である。
明るくていつも笑わせてくれる彼のことは良き友達として認識していた。
ただ、直接何か相談事をするような間柄でもなかった。
確かに最近、廊下で見かける度に一緒におふざけしてはいたが、、、。
何の相談か分からず、グルグルした頭のままベッドに入った私。
しかし、妙な胸騒ぎが起こったり脳が完全に寝る体制に入っていなかったこともあったりで、なかなか寝付けず、友達のミナに連絡することにした。
ミナは部活が一緒の友達だ。
お互い相談し合ったり、普段一緒に過ごしたりと、私の数少ない友達の一人である。
カノン「ミナ~、今ちょっといいかな?話したいことがあってさ、」
ミナ「うん大丈夫だよ~!なんかあった??」
私はさっきのケンタとのやりとりを搔い摘んでミナに話した。すると、
ミナ「それってひょっとして、、、、、告白じゃない、!?!?」
カノン「え、!?告白!?!?」
ミナ「うん!!絶対そうだよ!!!!」
カノン「うーーん、でもそんなに関わりないしなぁ~、、、」
ミナがきゃっきゃ言ってることはさておき、、、。
私には想像し難いことであった。
今までの人生の中で告白なんかされたことがなかった。
今まで自分が告白する側だったため、される側の人の気持ちなど想像することができなかった。
カノン((普通の相談事だと思うんやけどなぁ、、、))
1人で騒いでるミナを放置した状態のまま、私は急な睡魔に襲われて眠りについたのだった。
引き続き、私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。
まだもう少し連載していこうと思いますので、よろしくお願いします!!
コメントくださると、幸いです!!