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勇者召喚されたのは黒猫だった  作者: 雪月花VS花鳥風月
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クロは逃げるよ何処までも(5)

今回は奴隷の少女達を救う話です。

「奴隷の癖に口答えするんじゃねえよ」

「い、痛いです。もう止めて下さい」

「ごめんなさい。もう口答えしません」

『ん、何だ』

クロが高い樹木の太い枝の上で昼寝をしていたら、下の方から男の怒号の声と少女達の悲痛な声が聞こえてきた。

声がした方を見ると、可愛い少女達が男に殴られていた。

『あの可愛い少女達が奴隷だと言うのか。可愛い少女達を殴るとはあの不埒な男は絶対に赦せんな』

クロは物凄く激昂してしまい、不埒な男を始末しようと思った。

「シャーアアフギャアア(不埒者、死にやがれ)」

「ぎゃあああああ」

不埒な男は頭部を横一文字に切り裂かれて絶命した。

少女達が嵌められていた奴隷の首輪が外れた。

「「・・・・」」

少女達は凄惨な光景を目撃してしまい、恐怖の余り無言で身体を震わせるだけだった。

そしてクロを化物を見るような視線で見つめた。

『完全に怯えさせてしまった。少しヤリすぎたかな』

【飛翔】

クロは飛翔の魔法でこの場から飛び去った。

「奴隷の首輪が外れている」

「あの黒猫さんのおかげですね」

少女達は奴隷の首輪が外れているのに気が付いた。

「黒猫さん、待って下さい」

「黒猫さん、行かないで下さい」

しかしクロは少女達の引き留める声に気付きながら無視して翔び続けた。


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