ーー 閑話(※ただの書き散らしです)
50話到達記念の閑話です。
というか、ここまで前書きも後書きも活動報告もロクにしていなかったので、ちょっとだけ著者の言葉を記載し、ここらで一度閑話とさせていただきます。
【本編の内容自体を書くものではないので、興味のない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。それでも読むぜ、という聖人君子のような方だけ以後お読みください】
本編とは関係無いと言っても、言及はします。
ただ、いかにもエッセイみたいなものになってしまいそうですので、その点をあらかじめご了承して読んでいただければと思います。
ここまで本作をお読みいただいた方であれば大体お察しかと思うのですが、この作品には特殊なフェティシズムっぽい趣きが多分に含まれています。
曲者感が比較的強いと思うのですが、それでもお楽しみいただけている方は、曲者の気持ちを理解できる心の広い方か、あるいは曲者本人か、どちらかのような気がしています。尚筆者はおそらく後者です。
色々山あり谷ありな話を書きたいなぁと思うあまり、見境がつかなくなりそうで怖くなる時があります。いや、もう見境がつかなくなってるのかもしれません。
読者の皆さんは、女子高生の靴下を保健室で脱がせた事がありますか?
じっくりたっぷり時間をかけて脱がせたりとか、そういう羨ましい出来事はありましたか? あれば短編でもいいので是非体験談をお書きください。
ちなみに筆者は無いです。妄想では山のようにあります。あ、なんだか危険な匂いが漂ってまいりました。ごめんなさい。
さて、話を変えて、主要なキャラクターである月村・伊十峯・辻崎の三人について、少し語ろうと思います。
もちろん今後の展開で色々と変化していく部分もあると思うのですが、現時点での事をおさらいしつつお話します。
まず主人公の月村ですが、フツメンながらに同級生の女子を救ったりだとか、学生時代の筆者からすれば到底信じられないような、かっこいいヒーローっぷりをすでにかましている男の子です。
現段階で、筆者的には彼はすでに太陽のようにまぶしい存在です。
ただ、月村自身にはその自覚がありません。
それと、月村にはもう一つわかりやすい特徴があります。(※自称変態という点ではなく)
それは「他人を応援してあげる事ができる」という点です。
自分の事になると、それこそ辻崎のようにうじうじと悩んでしまう彼ですが、自分ではない誰かのためであれば、支えてあげたり、応援してあげる事に、実は喜びを感じている男子です。(あまりこういう主人公はウケないですか? 筆者はこういう主人公が好みなのですが……)
誰かを応援してあげたい、という純粋な気持ちはもちろんですが、それは月村自身が、誰かに応援されたり、助けてもらいたいと感じている気持ちの裏返しです。
伊十峯も、辻崎も、音森でさえも、月村は分け隔てなくその背中を後押ししたり、気持ちを鼓舞してあげたりします。基本は言葉でのみ支えてあげるのですが、時には実益的に人と人を繋ぐ橋渡しになってあげたり、乱闘にだって参加しちゃう。
そういう行動って、顔がイケメンじゃなくてもやっぱりカッコイイですよね。「へぇ、がんばれー」程度の応援ではなく。誰にでも出来るわけじゃない辺りが、なんか良いです。
これからも、月村には無自覚なイケメン行動を取ってほしいと願いつつ、今回彼についてのお話はここまでにしようと思います。
次に伊十峯小声についてですが、一見大人しそうな雰囲気を出していながら、裏では思い切りASMRの配信を嗜み、フェチな事にも多少興味を持っている女の子です。
月村と出会うまでは、自分の声が原因で色々な物を拒み続けてきました。
黒縁眼鏡をかけていたから美少女だという事がバレない、というのは、ちょっとご都合主義過ぎるような気もしています。
実際のところ、美少女だったら黒縁眼鏡だろうと気付かれそうなものですよね。
筆者の学生時代のクラスメイトに、伊十峯ほどではないにしてもいわゆる可愛い女子が一人いました。彼女は信じがたい逸話を持っていました。
眼鏡屋で眼鏡を選んでいると「お客様は掛けない方が素敵ですよ」と店員に店員らしからぬ事を言われ、購入を止められたらしいです。そんな事あるのかとも思いましたが、事実は小説よりなんたらですから。
その子が嘘つきである可能性には目を伏せつつ「すごいね」と色んな意味を込めて返事してあげた記憶があります。
伊十峯は少し天然であり、恥ずかしがり屋であり、家族と月村以外には未だどこか話すと緊張している所があります。いや、月村に対しては恋愛感情もあるから、結局のところ家族以外全員に緊張していますね。
しかし、それでも伊十峯は打ち解けだすとあっという間に親密になれる子です。
ASMRという共通の話題があった音森を、すんなりと家にあげてしまうくらいです。
そうして、もう一点特徴的な事として、伊十峯は姉の小春にやや依存的です。
お姉ちゃん大好き! お姉ちゃんの言う事はなんでも正しい! というのはさすがに言い過ぎにしても、自分を小さい時からずっと見てきて、最もそばに居てくれた理解者の一人ですから、その信頼関係は折り紙付き。
だからこそ、小春の言い出したASMRにチャレンジしてみたり、恋愛指南を頼んでみたりする。そんな関係です。
また、恋愛初心者の伊十峯にとって、月村との接し方は非常に悩ましいものになっています。
距離を上手くはかれず、月村の変態チックなお願いさえも、時として許してしまう。許すというか、正解がわからないというか……。
本来友達程度であれば拒むはずの所も、どう対処していいのかわからず、流されてしまう事も多々。伊十峯も、月村と同じように、どちらかと言えば異性間の友情がよくわからないタイプです。
しかし距離を見誤ったとしても、目隠しハヤシライスはさすがに提案しません。いくらなんでも。
つまり、あれは確信犯です。伊十峯も十分変態の素質があるという事ですね。
では、最後に辻崎です。
辻崎は、月村のクラスメイトであるギャル軍団の中にいた一番可愛い女子です。
身体の発育も著しく、伊十峯にはやや劣りますがその胸元に屹立した霊峰の山脈を描き出すくらいには、起伏の激しい身体を持っています。
性格は明るく気さくで、時として男子を手玉に取るような人物ですが、一人の時はいつもあれこれと思考を巡らせ、心配や後悔を抱え込んでしまう繊細な一面のある女の子です。
闇が深いとかそういうわけではないのですが、実はちょっと心配性。
だから川瀬の事も心配するし、月村の事もたまには心配したりします。
もっとも、小悪魔モードに入ってしまうと、それよりもサディスティックな自分に自己陶酔を始め、実はゾクゾクとしているわけなので、この子もなかなかに変態。
もう全員変態じゃねぇか! というツッコミが飛んできそうですが、無論です。
この物語は、変態による変態のための変態達の物語です。
開き直りましょう。開き直ると、楽しい世界が待ってますよ。心を解き放って、さあ!(※でもちゃんと帰り道は用意しておきましょう。ほんとに)
以上、登場するキャラクターについてお話させていただきました。
ここまで書いてしまうと、実質筆者用のページかとも思えてしまいますが、何しろ文量がかさんできてしまったので、まとめが必要です。
ちゃんと書いておかないとね……。
それから、これは補足なのですが、作中に登場する地名や店舗名などは、全て架空の物としてお読みください。一応モデルにしている物はありますが、フィクションであるという事を何卒、ご留意ください。
閑話は以上になります。
今後のお話ですが、展開の内容やプロットは頭にあるのに、今ひとつ筆が進んでません。
のそのそと更新すると思うので、暖かい目で見守ってください。
それではまた、本編を引き続きお楽しみください。




