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クイズ大会の終了とともに勉強会は解散となり、りんごが入った袋を抱えたスーはほくほくした様子で歩いていた。横から見ててもわかるほどに歩き方が浮かれている。
「すいません、こんなに貰っちゃって」
「いやいや、すごかったよー。怒涛の四連勝だったね」
スーと隆が会話を交わしている。
一瞬申し訳なさそうな顔をするが、すぐにほくほく顔に戻るスーを見ながら貫太はスーのことをりんご好きをはるかに超えたりんご狂いと心のメモを書き換えた。
スーは最多の正解数をたたきだし、りんごを七つ持って帰ることになった。貫太は五つである。
貫太にはわからない問題もあったがスーは難なく答えていた。
貫太は二問答えたがスーに解答権を譲られたから答えられたようなものだ。
譲られてなかったらきっと手も足も出なかった。それぐらいスーは圧倒的だった。
「鈴木くんの家、こっちだろ? 家まで送っていくよ」
スーは遠慮したが隆と一緒に帰っていった。
二人と別れてから家路につく。
母に志望校変更を言わないといけない。
こんな時期に変更して報告するのも遅いし、きっと怒られるんだろうなぁと思うと貫太の足取りは少し重くなった。




