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 ……断れるわけもなかった。


 葉月はぷるぷるしながら涙目で、弥彦と真守は興味津々な目で、紗帆と隆とナオミは爛々とした目で貫太を見ていた。


 隆に言われた通り両手を横に突きだして、自分を落ち着かせるように息を長く吐きだす。


「ちょーじゅっ! ボンバーーッッ!!」

 

 ヤケクソになって叫んだ貫太の半径二メートル内でエフェクト花火が次から次へと咲いていく。


「お、おおぅ……」

 自分でも驚くほどのエフェクトが前回よりも大量に長く舞い散った。

 前は線香花火くらいのささやかなエフェクトだったのに。


「これは……」

 

 予想をはるかに上回るエフェクト量に全員、驚きを隠せずにいた。


「必殺技を言うときは、ポーズをとることにしましょう」

 驚きから一番最初に立ち直ったのは紗帆だった。


「っ、紗帆ちゃん、ちょっと待ってくれ。確かに貫太坊のはエフェクトがだいぶ派手というか変化していたがな」

「弥彦おじちゃん、これは画期的よ。革命と言ってもいいわ」


 革命とはこんなにも身近にあるものだったのか。


 隆が葉月に革命成功おめでとうと声をかけると葉月の顔は引き攣った。


「ポーズとエフェクト量の相関関係はまだよくわからないけど、あんな大掛かりな変化は見たことがないわ。とりあえずポーズをとってみましょう」

 慌てて弥彦が相関関係がわからないものを推し進めるなと紗帆に釘を刺す。


「あら、もうこんな時間。お昼を食べたらちょっと調べてみましょうね」


 紗帆は釘を刺されたことをまったく意に介さず、ちゃっかり話を進めた。


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