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 葉月はきょとんとしている。

 必殺技のことは知らないらしい。


「必殺技……?」

「そうよ、必殺技よ〜」

 紗帆は葉月を部屋の奥に誘導していく。


「私は外に出ています」

 晴香の始末をしなければいけませんしという穂乃花の呟きは全力で聞こえなかったことにする。


 穂乃花は弥彦とニ、三言葉を交わすとそのまま部屋を出ていった。


 毘沙門天には必殺技が三つある。

 紗帆は今日はそのうちの一つ、必勝祈願レインボーを覚えてもらうとにこやかに告げた。

 必勝祈願レインボーは勝負運がほんの少し、上向く効果がある。


「ねえねえ、技ってそんなにいくつもあるの? 俺長寿ボンバーだけなんだけど」

「あー寿老人はなぁ」


 寿老人は長寿の御利益しか持たない。


 隆は技の発動範囲の広さで三つ覚えたらいいのではと言い出す。

 例えば──長寿ビーム(仮称)は近くにいる人間一人に対してのみ発動し長寿効果抜群、長寿ボンバーはミドルレンジで複数人に対して発動できるけど効果はビームほどじゃない。長距離は長寿レイン(仮称)。発動、効果は広く薄く。


「みたいな感じでどうだ?」


 どうって……。

 隆があまりにも嬉々としていたので口が挟めなかった。

 そもそも技とはそんな好き勝手に設定できるものなのか。


 結局、寿老人は長寿の技しか持たないんだなと貫太はぼんやり思った。


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