表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

どんなケータイだよ

 アイツ、なんの迷いもなく進んでるけど道あってんのかな。っていっても一本道だし。どっか見落としてないよな。いやいや、ガキんころから確かに一本道だったはずだ。もー、のどの渇きと腹が減ったのと足が痛いのと疲れたのと暑いのと、なんかいろいろ混ざって、よくわかんねぇよ。アイツは疲れないのかな。しゃべんねーし、表情も変わんないし。もうどんくらい歩いたんだろ。風景があんまりかわんないと、進んでる実感がわかないな。そのまえに、今、何時だよ。それすらもわかんないから、なおさらだよ。ケータイ落とさなきゃなぁ。…アレッ? アイツケータイ持ってたじゃん。なんか、電波入んねぇとかいうからそっちに気ぃとられてたけど。別に時計見るのと電波はなんもカンケーないじゃん。俺、一言も「電波入る?」とは聞いてないよな。なのに、アイツはバリゼロとかわけわかんねーこと言いやがって。つーか気付けよ俺。

「オイ、今何時だよ。お前、俺は時間が知りてぇんだよ。だれが電波が入るか聞いたよ」

 振り返ってケータイ突き出されても

「バカ!見えるわけねぇだろ」

 腰に手ぇあててなにかっこつけてんだ。

「なんのポーズだよ。今、行くからちょっとそこで待ってろ」

 マジ疲れる。アイツといると。まぁ、時間知ったからってなにがどーなるわけどもないけど。二時半ぐらいかなぁ。もう、チョコレート食べるのはいいけど、袋フツーに捨てていくなよなぁ。言ってるそばから

「チョコレートの袋捨てんなよ。ちゃんと自分で持ってろよ」

 俺はちゃんとポケットに入れてるのに。だから、なんでケータイいじってんだよ。自分で電波入らないって言っといて。ケータイ振ってもかわんないって言ってるだろうが。通ったあとにチョコレートの袋捨てていきやがって。しかも、なんで紫ばっかなんだよ。なにが入ってんだよ。俺にはあげないで。なぜに俺がアイツの落としてったゴミを拾いながら歩かないかんのだ。あっ、色がオレンジになった。ここで紫切れたんだな。そして、オレンジが続く。って俺にあげたのには入ってない色ばっか食いやがって。

「偏りすぎなんだよ!俺にもその色食わせろ」

 ってオレンジも切れたよ。

「で、今何時?」

 うわっ、

「いきなり目の前に突き出すなよ。口で言えばすむことだろ」

 ったく。

「これ、誰? グラビアかなんかの人? 見たことないんだけど。あんまり可愛くねぇな。時計でてないじゃん。うんっ? これロックかかってなくない? キー操作無効になるんだけど」

 このヤロ〜

「チョコレート食ってないで、解除しろ! 人に渡しておきながらロックかけてるとは、なに考えてんだ」

 肩ガックリ落とすなよなぁ、相手してるこっちの身にもなれっつーんだよ。

「解除できた?ついでに時計も表示させろよ」

 いちいち、ケータイ閉めんなよな。どーせすぐ見るってわかってんのに。液晶の文字デカッ!

 21:33

「……全然あってねーじゃん!なんでズレてんだよ。つーかあわせるだろフツ

ー」

 うっそー、マジで。ケータイの時間あってない人はじめて見たよ。

「お前、よりによってこんなときに。はぁー、なんかマジ一気に疲れたよ。ほらよ。家帰ったら時計あわせとけよ」

 あーもうなにコイツ。もういいや、時間なんかどーでもいい。とにかく先に進むしか

「だから、ケータイを振るなよ。それで時間合うのかよ。もう行こーぜ」

 あとどんくらい歩いたら着くんだよ。足痛ぁ〜。

「俺足けっこうヤバイから、俺にあわせて歩いてくれない。だいたい、お前が、さっき逃げたから追いかけてよけいひどくなったんだよ!」

「わがまま」

「なんだとぉ〜こっちはお前のせいでいらぬ苦労をしてんのに、お前がもっとフツーにしてくれたらなー、物事はもっとスムーズに、なんだその顔は!」

 口開けたままで、ふざけた顔しやがって。ハハッ、一歩引いてやがんの。また、肩つかまれると思って、それ警戒しすぎだから。

「落ち着けよ。甘いものでも食って。甘いものは精神を落ち着けるんだから」

 紫色のチョコレート渡されたけど、まだ持ってたのか。

「紫のやつが好きなんじゃないの。俺まだ持ってるから食えば」

 ちょっとは反省したのかな。まっいいや。せっかくだからもらっとこー。甘いものがイライラを抑えるかは知らないけど、紫になにが入ってるのかは気になる。

「行こうってぐらい言えよ。いや、こいこいじゃなくて」

 ホント、一言がないよなー。

「ゆっくり、行こうぜ」

 と肩をつかむ。ほ〜らシワを気にしだした。

「気にすんなよ、シワぐらい。クリーニングだしゃあいいだろ。どうせ汚れてんだから」

 うわ〜すっごくいやな顔してる。目が細いから口に表情がでんだな。

「チョコレート食って心を落ち着かせればぁ」

「チッ」

 え〜舌打ちされたよ。お前が甘いものは心を落ち着けるって言ったんだろーが。腹立つなー。いかん、いかん。いちいち気にしてたら。心を落ち着けるためにもさっそく紫色をいただきますか。この溶けてるのはなんとかなんねぇかな。こ、れ、は、スースーする。ペパーミントじゃん! 俺、チョコレートにこういうやつ入れるのダメなんだよなー。ガムとかだったら大丈夫だけど。しかも溶けてるからなおさらタチわるいよ。なんで、こんなのが好きなんだよ。ハズレわたしやがって。じゃあ、今食べてるオレンジはなにが入ってんだ? あっ、またゴミ捨てたよ。

「ゴミ捨てんなって言ってるだろ。あと、なにミントが入ってんのわたしてんだよ。つーかなんでそれが一番好きなんだ」

 素直にゴミ拾ったよ。

「そうだぞ。ゴミ持ち帰んのは常識だぞ常識」

「お前は、小学生のころは平気で空き缶やお菓子の袋をここに捨ててたくせに。川にだって捨ててたじゃないか」

「今さら、なにを、ガキのころの話しだろーが。だから、こうして今は地球に優しい」

「空き缶は土の中で分解されるまで何十年もかかる。ビニール袋はウミガメがクラゲと間違えて食べてしまう。」

「うっせえな! 昔の話しを蒸し返しやがって。自分のことは棚にあげやがってよー。昔のことをネチネチと。まだ俺らがガキのころはそんなに環境に敏感じゃなかったんだよ」

 なんで、いちいち昔の話しを覚えてんだよ。前髪の分け目がくずれてきてるから目がよく見えん。ただでさえ細い目なのに。かきあげろよなー。うざくないのかよ。でも知らなかった。ウミガメってクラゲ食うんだ。ジーっと見て歩き出さないけど。

「もう、わかった、わかったって。お互い様ということで。ただ、ゴミは捨てんなよ」

 ふぅーどうにか歩き出した。

 ちょっと降りになってるから、もう着くのかな。太陽、さっきより傾いてきたな。陽射しはまだまだ全快だけど。草はけっこう茂ってるし、木は高くて向こう側は見えないし、こうやって、あらためて見回すと裏山なんていうほどドラエモンの裏山的軽さはないぞ。よくガキのころは自分らだけで来てたよなぁ。学校も親もそんなに行くなとか言ってなかったし。日が暮れてきてもギリギリまで基地にいたりしたしてたし。さすがに暗くなるまえにはぜったい帰ってたけど。暗くなるのにビビってるの感ずかれないようにしてるつもりなんだけど、そのときはみんなビミョーに速歩きなの。誰も一番後ろにならにようにするから、道いっぱいに横一列になるんだよな。太田のやつがチョービビりでやたら大声でしゃべるし、間も空けないし。あいつ昼間でも基地に一人でいようとしなかっけ。二人で基地にいて、俺が外出て行こうとしたら、ぜったい付いてきてたし。そういえば、一度帰りに後ろから、オーイって声がして誰か走ってくるやつがいて、それとなりのクラスの工藤だったんだけど、太田すげぇ勢いでダッシュしてったんだ。この山に最後までいるのって俺らぐらいだったから、後ろから来る人がいたら確かに誰?って感じにはなるけど、あーまで走り去るかね。あのときの太田は速かったなー。あの肥満児が、運動会のクラス対抗リレーでは確実に三人抜きされるやつが。あんなに速く走れるのかっていうぐらい速かったもんなぁ。デブの底力を給食のとき以外ではじめて見たよ。山降りたところで待ってたけど、俺らを見たとき泣きそーな顔だったし、「先行くなよなぁ」って言ったら、「だってさぁ、だってさぁ」ってついに泣きだしたから、みんなでなぐさめたけど、次の日、思いっきりクラス中に言いふらしてネタにしたけど。工藤も自分のクラスで広めたから、あわや学年レベルのネタになるところだったよ。それからは、ここに来るたんびに冷やかされたという。太田、確か関西の大学にいったんだよなぁ。中学では同じクラスになってないし、高校は別だったから、遊ぶ機会なくなっちゃったけど。あいつ関西なんかいって大丈夫なのかよ。関西人のパワーについていけんのかね。痩せてよかったよなー。デブのままだったらまちがいなくブーちゃん系のあだ名つけられてたな。中学のとき卓球部入ってから急激に痩せだしたよなー。ああいうのって毎日見てると気付かないと思ってたけど、中一の夏休み前にはあきらかに入学前とは別人になってから、みんなから、お腹に虫いるんじゃねーのって突っこまれてたし。しかし、卓球であんなに痩せるもんなのかよ。サッカーが一番運動量多くて、次がバスケだったはずだけど、テニスならまだしも卓球ねぇー。

「太田ってさぁ、中学入ってから急激に痩せたよな。卓球であんなに痩せるもんなのかよ。アイツここに来るたんびにビビって一人ではぜったい来ようとしなかったんだぜ。一人でしか来なかったお前とは大ちがいだな」

 いっしょに行く人がいなかっただけだろうけど。

「太田は確かに痩せた。アイツは根性あるからな」

「根性? 太田はお前、そういうのから一番遠くにいるやつだぞ。痩せてもビビりはなおんなかったし。よく関西なんかに行く気になったと思うよ」

 太田はコイツと時たましゃべってたっけ。

「太田は肝の据わったやつだよ。俺らの世代ではヤツか竹中だろうな」

 こっち向いてしゃべろよな

「竹中ぁ? アイツも大人しいイメージしかないけどなー。いっしょのクラスなったことないからあんまりよく知らねーけど。太田のどこが肝がすわってるつーんだよ。昼間ですらここに来れなかったんだぞ」

「アイツはな、小学校四年の五月に俺をつれて寿司屋に行ったんだぞ。二人で。しかもアイツは次々ネタを注文していったんだよ。平然とな。タダもんじゃないと思ったよ」

「…はっ? それがどーした。たぶんいつも親とかとよく行ってる店なんだろ。寿司屋に行ったぐらいでどーしたっていうんだよ。それのどこがすげぇんだよ。なに首かしげてんだ。言いたいことがあるなら」

〈ポーン、ポーン、ポポーン、ポポーン〉

 今最後のところ、なんか連続だったんじゃ。どっち側から聞こえてんだ。

「この音って、ホントなんの音? どっから聞こえてんの」

 足痛ぇ、皮めくれてるとこかばいながら歩いてたから、別のとこが擦れてきたみたい。おおっ!なんだ、急に走り出して

「なに急にダッシュしてんだよ。オイ!」

 止まった。木を見てるけどどうしたんだろ。でも、すげぇダッシュだったな。葉っぱさわったりしてるけど

「なんかあんのー」

 のどカラッカラッだから大きい声出すのすらつれぇよ。やっぱおかしいな、こんなに木と草びっしり生えてたっけ。なんか昔より茂りっぷりがすごいような気が。草が道のところまできてるし。手入れとかしないのかよ。こことかは、たぶん役所が管理するんじゃねーの。緑地土木課にいる鈴木に言っておかねば。そして、発注は田中造園に頼めって言おう。田中の家にはマジで世話んなったもんな。アイツん家に遊びに行くたんびにおばさんが手作りのクッキーやらケーキやら出してくれて。甘さ控えめなんだけどうまいんだこれが。店とかで買うやつとはちがって独特の味なんだよねー。親父さんは夏休みとかバーベキューやってくれたり、海つれてってくれたりしたなぁ。兄貴がトラックに鉄板とかテントとか積んで運んでくれたんだ。そのトラックの助手席に乗るのがちょっとしたステータスだったっけ。俺も何回か乗ったけど、ギアチェンジのときマニュアル動かす手つきがムチャクチャカッコよく見えて、俺も子供心にやっぱ男はオートマじゃなくてマニュアルだなって思ったもん。免許いまだに持ってないけど。兄貴が今継いでんのかな。改革改革で公共事業とかもそんなないだろうな。田中と遊んでるときよく街路樹とかに「田中造園」って看板があると、アイツ興奮して「これウチがやってんだよ、ウチが」とか言ってたなー。そんなアイツは役者になるっていって、高校卒業してから会ってねぇな。成人式のときも帰ってこなかったし。でも、アイツがそういうジャンルに興味があるなんて誰も知らなかったから、みんなビックリしたよなぁ。映画よく見てるのは知ってたけど、まさか高三最初の進路相談のときに、そんなことををいきなり言うとは。親も先生も呆れてたみたいだけど。次男のアイツがあの調子だから、ここはなんとしてもこの山の管理を田中ん家に頼めと鈴木にいっておこう。鈴木だって田中ん家にはよく行ってたし。そうだ、アイツはお菓子をよく包んでおみやげにもらってたんだ。じゃあなおさら、ここで恩返しするのになんの異論もあるまい。ただ市役所はいって二年目の鈴木にそんな権力はないか。

 って、おいおい

「いきなり、ダッシュすんなよなー。なに見てんの、なんかあんの」

 視線の先には

「なにこれ、なんの実?」

 赤くて粒粒で葡萄をすごく小さくした感じだけど。

「こんな実がなる木があったんだ。はじめて見た。ガキのころはこんなの見たことって、オイ、なに食ってんだよ!なんの実かも知らないのに。やめとけって!」

 いくらお腹空いてて、のども渇いてるからって。

「なに素で次々とって食ってんだよ。知らねーぞ。なに?ケータイがどうした。なんの写真。あれっ?これって、この実じゃねーの。今、撮ったのかよ」

「ちがう。それは図鑑から撮ったんだ。この中に保存してある写真のやつなら食べても大丈夫。お前も食ってみろよ」

 って差し出されても。

「マジで、ホントに食えんのかよ。っていうかなんでそんなこと調べてあんだよ。お前、そんな趣味あったけ」

 次々木から取っては食ってるけど。う〜んいってみっかぁ。のど渇いてっからさぁ、正直水分のあるものだったらなんでもいいって思ってたところでこの展開かよ。360度見回しても特に怪しいところは…どうなんだろ? 口の中で噛んだ瞬間、甘さとともに水分は広がりそうではあるよな。甘いのはもういいけど。一口サイズがパクッといかせたくはなるなー。よしっ、アイツも次々食ってるし、いってみっか。死にゃあしねぇだろ。せーの、おっ、思ったほど甘くはないけど、逆にいいや。プチプチして歯ごたえはいいし、なにより、水っ気があるから、のどが潤う。うん、これならいくらでもいける。

「これいけるよ。渇いたのどにはぴったりだな」

 おおっ、すっげぇ勢いで食ってるけど、コイツものど渇いてたんじゃん。

「のど渇いてただろ。お前チョコレート食いすぎなんだよ。でも、マジいいタイミングでこの実なってたよな」

 こっちのことなんかお構いなしで、両手つかって食ってるよ。けっこうなってるけど、ほとんど奥のほうだな。この緑のやつはダメだろ。あと黄色くなってるやつも。

「赤くないのはさすがにヤバイよな」

 ビミョーなのはやめとこ。柿だって緑はダメだし。にしても一口でいけるから止まんねぇよ。

 手前の方はほとんど取り付くしたな。奥の方まで入ってってとるのはちょっとなー、なんかいるかもしんないし。のどもだいぶ潤ったし、別にもうそこまでして食いたくないからいっか。慣れてきたらあんまうまくないし。

「この実ってここにしかなってないのかな。お前なんで図鑑なんか写メで撮ってんだよ。そんな植物とかに興味あったけ。理科好きだったけ?食ってばっかねぇで人の話し聞けよ!」

「痛い、痛い、耳引っぱるな、鼓膜が破ける」

「大げさだろ。そんだけで鼓膜が破けるか。耳がちぎれるとかだったらちょっとはわかるけど。この実ってここにしか生えてないのかな。こんなのガキのころは見たことなかったぞ。他にもなんか食えそうなもんなってねーかな」

 少しは手ぇ休めて食うのやめろよなー。口の周り真っ赤なんだよ。シャツにもついてんじゃん。黒だから目立たないけど。シワはダメでそれは気になんないのかよ!

「口の回り、汚ねぇな。ついてんぞ」

 髪かきわけりゃいいのに。暑っ苦しい。

「髪わけろよ! うざくねぇのかよ。っいうか見てるこっちがうざい!」

「いちいちうるさいなぁ。俺より髪長いお前が言うなよ。なんだよそのヘアピンは」

「ヘアピンじゃなくて、カチューシャだよ!どこがピンだっつーの。もう行こうぜ。のどだいぶマシになっただろ。これ以上食っても腹の足しにはなんねぇよ。それよりも、早く家帰ってまともなメシが食いてぇよ」

 手前にあるのどんどんとりやがって、持てるだけ持とうってことか。

「ほら、もう十分だろ。行くぞ」

 歩きながらも食う勢い止まんねぇよ。そんなうまいか。あー、やっぱ足の別んとこも痛くなってきた。いっそサンダル脱ごうかな。いや、もう遅いか。

「わっ、いいよ、俺はもういらないって。お前一人で食えよ」

 いきなり人の口のところに持ってくんなよなー。食べる?って一言言えばすむものを。それをそんなにうまそーに食べるお前がわかんねぇよ。

〈ポーン、ポーン〉

今のは通常バージョンだ。気になんないのかなコイツは無反応だけど。本格的に降りになってきたな。足にひびく。でも、もう着くだろ。その前にケータイとりに行かなきゃな。あるかな。つーか店開いてるかな。夕飯までには着くだろうけど。家帰ったらお母さんになんて言い訳しようかなー。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ