表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

野宿

今はアズラ平原の東端にある街ドリントヤードを目指している。



この街は平原東部にいくつかある街の中でも規模が小さめで、都市というより大きめの村に近い。


しかし、モンスターの群れを独力で跳ね返せるだけの壁と門は備わっている。

街に求められる機能である、モンスターの襲撃を受けた村の人々が逃げたとき、頼るべき場所としてきちんと機能しているのだ。



俺たちも安全な街の中で今晩を過ごす予定だった。

しかし、デカミミズのテリトリーの中を歩いたことで大きなタイムロスが生まれてしまい、今は街道沿いの木の下で野宿をしている。


野宿と言っても明るいうちにご飯は済ませ、テントは今日は無しで寝る。睡眠は交互に取り、起きている方が火の番をする。



モンスターは火を怖がることはないが、もし襲われても視界があればある程度は戦える。

それに火は心を落ち着かせる。暗闇の中でいつ襲われるかわからない緊張感は、旅の初心者の俺には耐え難いものがある。見張りの交代まで、身の擦り切れるような思いをした。


息の詰まる見張りを交代し、昼間の疲れもあってすぐに意識がまどろみに沈んでいった。




やっと心から気を抜ける。

無意識の中、そんなことを感じた気がした瞬間、襲撃を受けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ