14ルナ
ルナを購入し、無事に奴隷紋を施して『駆け出しの冒険亭』に向かう。
途中で通りすがる人たちに冷たい視線を向けられる。
まあ、こんな状態のルナを連れて歩いているのだから注目を集めるのは仕方がないか……。
あまり気にしないでおこう。
『駆け出しの冒険亭』の借り部屋に到着すると、ルナは頭を下げる。
「私を購入して下さり……ありがとうございます……。何でもしますので、お申し付けください……」
よし、最初にするべきことはルナの火傷の治療からだ。
「まずは顔の包帯を取ってくれないか」
「包帯を、ですか……?」
やはり包帯を取ることに抵抗があるようだ。
そりゃそうだよな。女の子なんだから気にするよな。
「大丈夫。悪いようにはしない。俺を信じてくれ」
「……はい」
ルナは震える手でゆっくりと顔の包帯を取る。
「……」
酷く焼き爛れた顔。この火傷のせいで余程辛い目にあっただろうに……。
けれど、それは今日でおさらばだ。
「この薬を飲んでくれないか」
俺はこの世界に転移する前に神様から貰ったパーフェクトポーションが入った瓶をルナに渡す。
これさえ飲めば彼女の火傷の怪我を完全に癒すことができるはずだ。
「……はい」
小瓶の蓋を外し、コクコクとパーフェクトポーションを飲み干すルナ。
すると――
「え? うあうっ!」
ルナの周りが光に包まれた。
顔の火傷の痕が完全になくなる。
「--ッ!?」
思わず息を呑む。
なぜなら火傷の痕が消えたルナの顔はとても可愛かったからだ。
この世界に転生して美少女を何人も見てきたが、どの美少女よりも断然可愛いぞ! 俺の好みにどストライクだ!
「あの、今のはなんだったのでしょうか……? それに、身体が何だか軽いです……」
ルナはまだ自分の状況が理解できていないらしい。
「その薬はちょっと特殊でな。傷などを完全に癒す効果があるんだ。ちょっと鏡で自分の顔を見てみな」
「は、はい……」
俺の言葉にルナは恐る恐る部屋に置いてあった鏡で自分の顔を見る。
「あ、ああ……! 顔が、火傷した顔が元に戻ってます! うえーん!」
余程嬉しかったのか、自分の顔を触り、大泣きするするルナ。喜んでくれて良かった。
「ありがとうございます! 本当にありがとうございます! ご主人様になんてお礼を言っていいか!」
何度も頭を下げるルナ。
「気にしなくていいよ」
「あ、あの、こんな私でよろしければどうぞ好きにしてください!」
ぷるん!
ボロボロの衣服を脱ごうとしてルナの見事な2つの双丘が露になる。
ブバッ!
自分の鼻から血が勢いよく噴き出るのが分かった。
初めて見る女の子の生乳。ルナが少し動くたびにぷるんぷるん揺れている!
ヤバイ! これは非常にヤバイぞ!
彼女ができたことがない童貞の俺には刺激が強すぎるぞ、この光景は!
俺の理性が弾け飛びそうになる。
いやいや、駄目だ! 奴隷だからと言って女の子に好きでもない相手にこんなことをさせるのは流石にマズイぞ!
「待て待て!俺はそんなことをさせるためにルナを買ったんじゃない!」
俺は慌てて服を脱ごうとするリオンを止める。
「違うんですか……?」
「違うよ! 俺がルナを購入したのは一緒に戦ってもらうためなんだ!建て前は俺の奴隷だが、ルナにはある程度の自由は保証するつもりだ!」
「ご主人様は冒険者なのですか?」
「ああ。と言ってもまだ駆け出し冒険者だけどな。冒険者になれたのはいいけど、戦闘の経験は俺にはほとんどないし、無属性魔法の魔法適性を持っているから初級魔法しか使えない。だからルナを買ったんだ。モンスターとの戦闘経験があるんだろう?」
「はい。小さい頃から父にモンスターと戦う為の訓練を受けていました」
「使える魔法は?」
「弓の威力を上げる補助魔法が使えます」
「そいつは頼もしい。早速だがこれからルナに冒険者ギルドで冒険者登録をしてもらいたい。それとFランク昇格試験も受けてもらうぞ」
「はい! ご主人様の足手まといにならないよう頑張ります!」
「それじゃあ改めてよろしくな、ルナ」
「はい! ご主人様!」




