最悪
なんで!?私元々高校1年生だったんだよ!?
そんな2ヶ月で2年生に追いつくわけがない!!!
「お前編入試験満点だったぞ。元々お前は頭が良かったが満点とはさすがに先生も驚いた。これからも期待している頑張れ」
満点ですか・・・・・・
たしかに2ヶ月間のうち1ヶ月はやることがなくずっと勉強にうち励んでいたけど!!!
だってこの宮崎風子の頭って結構いいみたいで理解しやすくて、元の私も勉強嫌いじゃなかったけど
好きでもなかったんだけど解けるってたのしーとか今の私は思っちゃたりしているわけで、私の口調がきちんと出来ていなかったせいでもう1ヶ月は昼は習い事夜は勉強みたいなことをしていたけど・・・・・・
とにかく今の私は勉強は好きな分類に入る。いつもなら私すげぇ!!カッケーーーーーーーフォーー
とか絶対言ってただろうけど今回は無理です無理です。ロイヤルスイーツガーデンって攻略対象キャラの塊みたいなもんじゃん!!いやですって私あそこだけはいやです!!
「じゃあ遅刻しないようにするんだぞ。先生が案内できたらよかったんだが・・・今日は職員会議があるのでこれで」
えええええええ!?言うだけ言って逃げるの!?
「ふふ~じゃあ風子私と一緒に教室行こっか!!」
・・・・とてもいい笑顔だね。
地獄に行かなければいけないのに、なんで美優はそんなにうれしそうなんだ・・・・
「風子と同じ教室だ~!!これからの授業もずっと楽しくなりそう!!やったー」
・・・・・・・・はぁ
そんなセリフをいわれるともう諦めるしかない。
別に私は美優の事は好きだから同じクラスなのは嬉しい。でも攻略対象キャラがいっぱいロイヤルスイーツガーデンにいるのが困る。
なんたって私を殺す攻略対象キャラの・・・・・・・・・・・・あれ?私を殺そうとするのは誰だったけ??
おかしい。拷問されて殺されたのは覚えている。でもそれを行った人物が誰だかわからない。
思い出そうとすると霧がかかってる?
「風子?早く行かないと遅刻しちゃうよ??ロイヤルスイーツガーデンは遠いから今から行かないと間に合わなくなっちゃうよ??」
「え、ええ。わかりました。今すぐ行きますわ」
私はやはり一度だけでもいいから会うべきなのだろうか?もしかしたら顔を見ただけで
私を殺す人物が誰か思い出せるかも知れない。
「そうそうロイヤルスイーツガーデンではね~月一ぐらいにお茶会を開くんだよ!!とっても楽しいんだ!!お菓子が美味しくて!!あっでもロイヤルスイーツガーデンではだよ他のクラスは行ってないんだよ?これはロイヤルスイーツガーデン特権なんだ。それでさっき犬塚先生から聞いたんだけど今日は風子が入るから親睦を兼ねてお茶会を開くらしいの!!よかったね風子」
それは知ってる。ロイヤルスイーツガーデン特権とかは知らないが美優が各攻略対象キャラとその手についてのイベントを起こしていたから
そして宮崎風子は攻略対象キャラから嫌われているのにもかかわらず、お茶会に出席し、メンバーから嫌な顔をされていた。そして美優が攻略対象キャラ親しくするのが気に食わなくお茶会で美優に暴言を繰り返していた。美優も自分の事は悪く言われていても別段構わなかったからメンバーが追いだそうとするのを止めていたが宮崎風子は美優の家族にまで暴言を出し、美優が怒って出て行った後メンバーに2度とお茶会に来るなと言われていた。宮崎風子は自分が悪く無いと思いなぜ自分が出て行けと言われたかわからないと癇癪を起こしそして美優が全て悪いと思い美優をこの学園から排除しようとする。そしてついには抑えが効かなくなり美優を殺そうとするのだが・・・
つまりお茶会なんかに出席=攻略対象キャラに嫌われるってことになる。それは困る私は攻略対象キャラに私のことについては無関心でいてほしい。でないと死亡ルートになりかねないから
「あの美優さん。それはどうしても出席しなければ行けませんの?」
「当然じゃん!!風子が主役のお茶会なんだから、主役がいなくちゃ意味ないよ!!」
ですよねー。もうじゃあ今日だけは出席しますよ!!!次からお茶会なんか絶対出席しないんだから!!!
「じゃあ風子ここが教室だよ!!」
ガチャ・・・・・・
扉が開くとそこにはふてくされてる幼馴染の東道司や学年1位の東坂京や犬塚先生そしてまだ登場していなかった間宮弘人、二階堂文哉、結城桐乃がいた。
「ようこそロイヤルスイーツガーデンへ」
そういったのが二階堂文哉だった。たしかこの男は攻略対象キャラで一番の常識人だった。
「チッ!」
ちなみに舌打ちしているのが幼馴染らしい東道司
「よろしくね宮崎おねーちゃん」
ニコッと人懐っこい笑みを浮かべているのが結城桐乃
正直ぞっとした。ショタ系ピュアボーイに見えるのだがこいつの腹の中は真っ黒なのだ。
なので現在初対面の私に猫をかぶっている。ちょっと鳥肌がした。
「気持ち悪・・・・・・・・」
だれにも聞こえないように美優がボソっとつぶやいていたつもりだろうがその声は結構でかく隣にいた私にも聞こえていた。たぶん皆に聞こえてると思う。二階堂くんが苦笑いしてるから。
でも美優も私と同じことを思っているらしい。
現在時点で今は6月だ。結城くんが本性を見せるのは9月のはず、ストーリーが早い。なぜかこの世界にきて謎が多いように思える。
ところでさっきからずっと目線感じるんだけど・・・
誰かな?とか思いつつ当たりを見渡すと1人の男性と目があった。彼は間宮弘人だ
「・・・あの~何かようがありますのでしょうか?」
「いやっ別になんにもない。気にしないでくれ」
気にしますとも!!!
「本当に別人みたいだな」
ボソッっとつぶやいたが私にはその声は聞こえなかった。
「ところであと1人いない気がするんだけど・・・・」
「ああ、あの人ならさっき寝るとか言ってどこかに寝に言ったよ~」
ニッコニッコニッコー
「そ、そうなんだあ、ありがとう桐乃くん・・・・」
美優引きすぎ引きすぎ!顔引きつってる!!!きっと結城は心のなかで「お前なんだよその怯え様は、そんなやすやすと僕が本性だすわけねーだろ。信用とかwwwwとにかくお前次そんな顔したら泣かす」とか思ってるから!!!
「ところで皆さんのお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「そうだな遅れてごめん。僕は二階堂文哉っていうんだよろしくね」
本当は知っているけどばれないようにこうした方が得策かと思う
「僕の名前はね~結城桐乃っていうんだ!!!よろしくね」
「俺の名前は間宮弘人だよろしく」
「なんでおれがおまえなんかに自己紹介しなくちゃいけないんだよ・・・」
心底嫌そうな顔をしてくれるな東道くんよ・・・・
君のこと結構好きだったから傷つくんだよ!?といっても乙女ゲームの世界ではだけど
「つ~さ~か~何小学生みたいなこと言ってるの!!いいから早く挨拶して!!!」
「チッ東道司だ。」
「・・・・・・・・・俺の名は東坂京だ」
東道くん挨拶してくれたのはいいけど時に東坂くん何故にそんな憎らしい顔をする
「いいかっ!!お前が今回の編入試験で満点なんてマグレだ!!調子にのるなよ!!!」
「こら京!!だめじゃないかそんなこと言ったら!!」
「うるさい!!おれでも満点じゃなかったのになんでこんな奴が満点なんて取れるんだよ!!」
ああそういえばあなたも1年の秋ぐらいに編入してきった人だったね。
満点とれなかったんだー。なるほどそれで私を敵視しているのかな?
私悪くなくない!?
「こらこらきょーくんだめだよ!初対面の人にそんな事言っちゃ~ほら彼女も混乱しているでしょ!!!」
混乱していないけど理不尽と思ってます。
「いえ大丈夫ですよ。申し訳ございません。京様にそこまで不快思わせてしまって、」
わたしがペコリと頭を下げると多少は満足したようだ。
「フンッ!わかればいい」
俺様でわがままなのは知っていたけど相手するのめんどくさそーだな。
「では皆様改めましてよろしくお願いしますわ。」