レベル授業
あ~どきどきするきっとこの扉を開けたら皆からの冷たい目線がくる!
そう思うと私は教室の扉を開けられないでいた。
でもいつもでもここにはいられない。
私は意を決っして扉を開けた。
ガラガラガラ・・・・
皆の目線がこっちに来る。でも皆の顔色を見てみると、怯えている子はまだいるけど昨日に比べて少ないきがする。と急に後ろから抱きしめられた。
「風子~おはよう!」
美優だ。
「おはようございます美優さん」
彼女は私が怖くないのだろうか?抱きしめて挨拶なんて怖がっている人がやることじゃない。
私が怖くないのか聞こうとした時昨日私に怯え、これでもかというくらい誤っていた少女が少し
顔を赤めもじもじしながら私に何かを言おうとしている。
「どうかしましたの?もしかしてまだ私が怖いのですか?
私は何もいたしませんので安心してください。大丈夫ですよ。」
私は微笑みながらそう言った。
なぜ顔を赤めているのかしらないけど何だかあの様子からするに私をまだ怖がっているのかな~と思い言うと彼女は少し困った顔をして慌ただしくこう言った
「ち、ちがうんです!わ、私は、そうんなんじゃなくてあ、あ、あなたにただ謝りたいだけんです!!」
謝る??それならこの前散々これでもかというほど謝ってくれたじゃないか・・・涙を流しがくがくと震えながら・・・・
私がどうゆうことかよくわからないっと思っていたら顔に出ていたようだ。
「あ、あの昨日私あなたを怖がったから・・・これでもかと怖がったから、傷ついたと思うからのごめんなさいで、私はもうあなたのこと怖くはありません!!」
えっ!?確かに傷ついたよ!?だってあんな態度されるなんて思っても見なかったから・・・
でも怖くないって本当なのかな??
「昔の宮崎様は確かに怖かったです。ですがあなたがこの教室に入ってきた時、なぜか雰囲気違いました。
やんわりと少し穏やかな雰囲気でした。でも過去のあなたがあまりにも怖くて私は今のあなたを見ず、過去のあなたを見ていました。記憶喪失になった人にとって何もわからないまま怖がられるなんてきっと悲しいと思います。ごめんなさいそれに以前のあなたからは考えられない謝罪の言葉をあなたは口にしました。あれには周りもかなりびっくりしたと思います。だって何があろうと謝ろうとしたかったあなたが謝ったから・・・・私はあれから一晩中考えました。記憶喪失で性格があんなに違うだなんて信じられません。もしかしたら私達を騙す演技なのかとも!ですが・・・あの時のあなたの目がとても悲しそうな、でも力強い綺麗な目をしていらっしゃいました!!なので私は今の風子様の言葉を信じます!本当にごめんなさい!!!」
泣きそうだった。私のあの一言を信じてくれたのが嬉しかった。
美優はなぜかとっても嬉しそうな顔した。私のことなのにまるで自分のことのように言ってくれたから。
だから私は笑った。心の底から。そして
「ありがとう!美優、とあの名前聞いてもいい??」
「えっ!?あっ名乗るの忘れてました。私の名前は東雲琥珀といいます。どうぞよろしくおねがいしますね!風子様」
「そうじゃあ琥珀さんとお呼びしますわね?それと様なんていりませんわよ?」
「はっはい!!じゃあ風子ちゃんて呼ばせてくだい!!それと私なんかにさんなんか要りません!!」
「私は家の家訓でどんなに親しくても礼儀を忘れてはいけないと言われてまして、ずっとこんなお嬢様口調のままでなかよくなりなさいと言われてるんですの。いわば親しき仲にも礼儀ありですわね」
「ふ~んそうなんだぁなんで風子が私のこと美優さんって言うのか不思議だけどそうゆう理由だったんだね。なんかわたし的には美優って呼んでほしいんだけど・・・」
「ごめんなさい。どうしても家の家訓で・・・」
「じゃあ風子ちゃん無理にそのお嬢様口調を使ってるんだ・・・大変だね」
「別に無理して使ってませんわよ?初めは大変でしたがもうなれましたし・・」
「えっ!?でもさっき風子ちゃん美優ちゃんにありがとう!美優って言ってましたよね?」
「・・・・・・・・・・」←顔を引きつってる私
「・・・・・・・・・・」←気まずそうな顔をしている琥珀
しまったまたか。心の中で砕けた口調使ってるのがいけないのか?
やっぱり心の中まで口調は変わらないから~。
「あっ大丈夫!私達今のこと聞かなかったことにするね!!ごめんね」
美優が私と琥珀の空気を察し慌ててそう提案した
「ありがとうございますわ」
今後からは絶対に気をつけよう。2度もやるとかさすがに危ないし
「じゃあもうそろそろチャイムがなりますので席に戻りま・・・・・・・・」
「「??どうしたの?」」
急に言葉に詰まる私に2人が不思議な顔をした
「私の席ってどこにあるんですの??」
「「あっ」」
ふたりともわかってくれたようだ。
昨日はあんな事件あったから席はどこにあるかわからない。
「でも朝のホールムールの時間って基本自由席なんだよ?」
「そうそう。レベル授業があってどうせこの教室にいる人は少ないだろうし」
「えっ!?そうなんですの!?ところでレベル授業ってなんですの?」
「ああ、それはねその人の学力に合わせてクラスを分けながら授業をするんだよ!」
「なるほど・・・じゃあクラスを学力に合わせて作った方が早くありませんこと?わざわざそういう風にやるのでしたら・・・」
「昔はそうだった見ですけど・・でも学力にレベルの差がありすぎるクラスどうしでよく言い争いをしたりしていたらしいんです。時には言い争いとか悪ふざけとか言えない自体に陥ったりしたこともあったそうです」
「じゃあクラス授業をやっていても同じじゃあありません?」
「そうでもないみたい。頭の良いクラスがほかのクラスを見下してクラスの人達で一緒に馬鹿にしたりするらしいの。だから結果的によく言い争いが起きたみたいだけど・・・先生達がどうしていいかわからなくて混乱していたらしくていっその事バカな子や頭のいい子をごっちゃにしたクラスを作っちゃえ~!ってなったらしくて初めは言い争いが続いたりしたらしいけど一ヶ月もしないうちに皆仲良く慣れたらしいの!お互いの性格なんかをしって」
「で、それからは学力は関係なくつくられているらしいですよ」
「へ~そんなことがありましたの?ちょっとビックリしましたわ」
「そうだよね!!私も初めて聞いた時びっくりしちゃった!」
「ちなみにレベルは何段階ありますの?」
「それはね一番馬鹿なクラス順から4,3,2,1組で最後にちょー頭がいい人はロイヤルスイーツガーデンにでの授業を行えるって言う風になってるんだ!」
なるほどゲームではレベル授業なんか描いてなかったのでわからなかった。普通に攻略対象キャラと授業中にたまに少しおしゃべりとかしていた事しかなかった。でもたしか攻略対象キャラの1人東坂京は学年1位だった気がする。そして主人公と同じクラス・・・・・・・とゆうことは美優はもしかして・・・・・・・
「へ~そうなんですの?ちなみに美優さんや琥珀さんはどこのクラスで授業を受けていますの?」
「えっ!?私?はロイヤルスイーツガーデンだよ?」
やっぱり!美優ってそんなに頭が良かったんだ!?
私美優みたいな主人公は馬鹿だと思ってました。ゆるしてください!!・・・・・・・・
「私は2組なんだぁ・・・いいよねロイヤルスイーツガーデンってそこにいけるだけで学園の人気アイドルなんだよ?現に美優ちゃんはこの学校に高校から入学してきてからもう何十人告白されてるんですよ?」
「そうなんですか!?」
人気アイドルになればお友達とかわんさかできそう!
「う~んそんないいものじゃないよ?だってロイヤルスイーツガーデンって7人しかいないでしょ?しかも超美形な男子が・・・・・女子は私だけだからよく女の人に睨まれたり、悪口言われたり、呼び出されたりすることがあるんだ・・・・・・・」
ですよねーやっぱり私攻略対象キャラと同じクラスなだけでそんな風に見られるならロイヤルスイーツガーデンなんて行きたくありません!そもそも攻略対象キャラとは関わりたくないんですけど!?
「それは大変ですわね・・・そんなリスク背負うくらいなら私ロイヤルスイーツガーデンだけは行きたくないですわね・・・・・・それにたぶん学力も足りないでしょうし」
「え~なんで来てよ!!女子1人とかめっちゃ悲しいんだよ?」
でも確か確か宮崎風子って主人公と同じクラスじゃなかったっけ??
いやでも中身入れ替わってるから関係ないか・・・・・・
「私琥珀さんと同じクラスなれたらいいと思っています」
「えっ!?あ、ありがとう////////////」
「私とおんなじクラスになろうよ!!」
「じゃあ琥珀さん適当に一緒に席に座りましょうか?」
「はいっ!そうですね」
「私を無視しないでーーー」
「冗談ですわよ・・・クスクス。一緒に3人で座りましょう?」
「うっうん!でもなんか2日目にして風子が少し意地悪だということを知ったよ・・・・」
「なにかおっしゃいましたか?」
「ううん!なんでもないです!!!」
琥珀と2人で笑ってしまった。美優の言ってることはダダ漏れだけど
聞こえてに振りをして美優に圧力をかけてみたら
美優はこれでもかと慌てだした。その慌てようといったら・・・・・・・・
もう出来ないと思った友達が2人もいる私は幸せだ。
ホールルームが終わったあと私は新島先生に呼ばれある紙を渡された。
「今日からお前の教室はロイヤルスイーツガーデンだ。それは学園の地図と時間割だ」
・・・・・・まじすか?