前世の私
私には中学の頃からずっと好きな人がいました。生まれて16年下の下の私の顔。両親は中の上くらいなのになぜ私だけこんな顔なのかよくわからずまぁとにかくブスでした。
小学校、中学校と不細工だといじめられた。でも彼だけは私を庇っていつも慰めてくれました。彼だけは外見で判断しない他の人とは違う素敵な人だと思っていました__
「私中学の頃からあなたのことが好きなの!」
前から好きで好きすぎて何度も告白しようとしたけど勇気が出ず高校生の春放課後の教室で待っていますと手紙をそえて思い切って告白しました。彼が昔から付き合っているのしっていたので気持ちを伝えたかったでけなのですが
彼の返事は「えっいやいやないっしょwwどう考えてもムリムリ、お前だって全然可愛くないんだもんお前をかばうと女子からいい目で見られてモテるから今まで庇っていたでけであってお前のこと全然好きじゃねーしでないとと誰がわざわざこんなブス庇うかよそれに俺今彼女いるし!お前とはくられべものにならねーくらいの彼女がだから他あったてね~」
ショックを通り越してふつふつと怒りが湧いてきました
確かに可愛くないよ!?でも可愛いだけが全てじゃないだろう!?確かに中学生時代のお前はコミュニケーション力高いからクラスの人気ものだったし顔もどちらかと言うとイケメンに入る類の人だろーけど高校生になってから眉毛剃ったり髪染めたりしてイケメンなのに不細工な残念な人になってるじゃねーか!!性格もどんどん変わっていって最近は女子からもキモがられてるくせに!!!
昔の面影どこにやらじゃねーか!!
どんなに性格がかわってもそれでも優しい人だと信じて疑わなかったのに・・・・
さっきまでの自分を殴りたい!!!
所詮お前も顔なのかと思ってしまうといっきに恋心が冷めた
「そっか。帰るねバイバイ」
そこまで言って少し復讐したくなったので
「あっでもねぇ知ってる?中学から付き合ってるあなたのべた惚れの彼女最近別の男の人と付き合ってるらしいよ、なんでも昔からすきだったけどお互い意地っ張りになって女の子が別の男と付き合ってるのを見た彼が最近になってとうとう洗いざらい全部ぶちまけて告白したんだって!女の子もそれをずっと待っていたみたいで彼氏とは別れるって言ってるみたい!よかったね!!じゃあバイバイ」
彼が呆然としている間に私はすぐさま教室を出た。
やっと正気に戻った彼が後ろでなにか言ってるけどつけは自分に帰ってくるっていうし自業自得ね!
学校を出て家に帰っている途中で公園で小さな男の子が遊んでいる姿が見えた。
ボールを転がしながら楽しそうに遊んでいた。
すると男の子が急に慌てだしだどうやら転がしすぎて道路にボールが飛んでいったらしい・・・
ボールをとりに道路に出た瞬間運悪く車がやってきた!!このままでは轢かれてしまう!
「危ない!!」私はそう言って慌てて走りだし男の子の方へ走ったが間に合いそうになかった・・・
それでも諦めず走った結果なんとか男の子の方に辿り着いたがもう車が直前にまで迫っていた__
せめて男の子だけでも!!そう思い男の子を思いっきり突き飛ばした。
キィィィィィィ・・・・・・・・・・・・・・・・ドスッ
ぼんやりした目で男の子を見ると泣いているのがわかった。大丈夫と言ってあげたかったが口が動かない
どうやら私ははねられたらしい・・・
体が鉛のように重くてだんだんと意識がぼんやりしていた__
男の子に怖い思いさせてごめんねと思いながら私は暗闇の方へと意識を傾けた
そうしてその日私は死にました____