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ZEROの彼方  作者: おはぎ
第一話
7/19

第一話(7)



そこから、下村の眼に映った情景は凄まじかった。


彼方は一瞬で間合いを詰め、左手で逆手に構えたナイフを田中の腕に突き刺す。

から、間髪入れずに右ストレートで田中の顔面を殴り…


吹き飛ばす。


田中は、ベットや備品を薙ぎ倒しながら壁に衝突した。

その間、彼方はしっかりと首を掴まれていた少年を引き剥がしていた。

軽く一瞥し、乱暴に下村の方へ放り投げた。


『日-…』

『黙って。 まだ、終わってない』


下村を遮り、ナイフを右手に持ち替え、逆手に握る。


『起きろ。 まだ、生きてんだろ?

楽にしてやるから、早くしろ』


田中は、ゆっくりと立ち上がり、

『…誰だよ、お前。

お前も俺を苛めるのか…?』


片手でベットを持ち上げた。

何十kgもあるベッドを、


『お前も殺してやる‼』


彼方へ、投げた。

規格外の重機となったベッドが彼方へ迫る…


『…苛めか』


トンッ!


彼方は軽い動きで空中のベットに飛び乗り、更に跳ぶ。


『⁉』

『俺は、結構な苛めっ子だぞ?』


ザンッ‼

落下の勢いを付け、振り上げたナイフで袈裟斬り。

胸から盛大に血を噴き出しながら田中は倒れる。


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