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ZEROの彼方  作者: おはぎ
第一話
5/19

第一話(5)


『ヒッ…!』


下村の眼に飛び込んだの、

病室全体を濡らす血。

びっしりと、血溜りが出来る程の量。


『…でも……』

手持ちの懐中電灯で室内を照らすが、

『誰も居ない…』

中に、人一人姿は無かった。


ガシャァァァン‼


またも、響く音。

次の音は、ガラスが割れる様な音だった。

下村は、慌てて廊下に飛び出すと、そこには、

『先生! みんな‼』

そこには、医師と同僚の看護婦が倒れていた。

急いで駆け寄ると、意識は無いが命に関わる怪我はして居ない。



『…だすげ』



『!』

か細く、苦しそうな呟き。

目の前の病室から聞こえた。 今更だが、扉はひしゃげていて、医師達もその部屋から吹き飛ばされたのだと下村も理解した。


中は、真っ暗で見えない。

その部屋は、田中 健太と共に運ばれた少年四人が居る部屋だ。


廊下から懐中電灯を向けた。


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