人間不信 後編
「メス」
「はい」
怖い、でも、これをやったら、麻衣ちゃん直るんだよね。
しばらくして、
「何とか一命を取り留めた。しかし、今の状態では、非常に危険だ。最後までついて行ってください。」
それってどういう意味なの。もう、あきらめたの。何でもうダメだと決めつけるの。意味わかんない。
そして、絶対安静と言うことだから、ビルの前に運んでおいた。
そして、1時間後、戻ってきたら、すごくたちの悪いいたずらがしてあった。
麻衣の顔に布がかけてあって、その前に、菊の花が添えてあった。
服も脱がされたらしい。
許せない、こんなことするなんて、そして、私は、心の中で、麻衣に呼びかける。
待っててね、必ず仕返ししてやるから。
さらに待つこと3時間。
泥を持った茶碗に箸をたてた物を置く部下の姿を見た。
そして思い切り投げ飛ばした。
「何でこんなことするの。しんじらんない。」
その言葉を言ったときに、涙があふれ出した。
「おい、和香、おまえがそいつを思う気持ちはわかる。でも悔しいんだ。都は死んだのに、あいつだけは生きながらえてる。しんじまえ、あいつなんか。」
その言葉に、こいつの人間性を疑う。
目に涙がたまった状態で、
「ふざけてんじゃねえよ!!!!」
と、思い切り往復ビンタや蹴りや、背負い投げとかを、気の済むまでやった。自分のした事に後悔はしてない。
むしろ妥当だと思った。そして、思い切り泣いた。
泣きながら、麻衣に制服を着せた。
そして、麻衣の意識は戻った。